●遺作展●価格表付き 十二代坂高麗左衛門 個展示即売会場限定図録本 作品集 写真集
SAKA KORAIZAEMON EXHIBITION
十二世坂高麗左衛門 陶彩景陶筥 陶彩景大皿 萩茶碗 萩水指 萩花入 茶道具 井戸茶碗 茶陶 陶彩華大皿
会期 平成16年9月29日-10月5日
会場 福岡天神・大丸アートギャラリー
約28x22.5x1cm
約72ページ
作品写真図版 35点 フルカラー
※別刷りの価格表付き
※絶版
※当出品商品は、「図録本」のみです。やきもの作品ではありません。
急逝した十二世坂高麗左衛門の集大成となる遺作展。
最後となった貴重な作品群は、大作を含んだ何れも見事な逸品ばかり。
作家の最上級品が販売されるデパート個展は、
各わずか7日間という短い会期の上、一部の上得意顧客への配布・会場限定、購入者等しか入手できないものです。
大変貴重な、展示即売会の販売図録・個展カタログ写真集・作品集。
400年の歴史と伝統をもつ萩焼にあって、坂家は李朝陶技を継承する由緒正しい名門。
なかでも十二代坂高麗左衛門は、東京藝術大学および大学院における日本画の制作研究で体得した、
運筆や賦彩の表現技法を造形思考の核に据え、萩伝統の陶技と絵画的意匠の総体的融合をめざした独自の造形表現「陶彩景」を追求。
坂窯伝統の井戸形茶碗をはじめ、萩焼の陶胎を用いながらも釉下に多彩な色料を施し、
器面を華やかに彩った独自の「陶彩景」技法で制作した茶碗・水指・花入・大皿・陶筥など新作を一堂に展覧。
315万円~数十万円クラスの極上品を中心に、
最上作ばかりが展観された、個展・展示即売会の会場限定公式図録本。
全作品の寸法掲載、作家写真、略歴掲載。
フルカラー写真図版35点。
発行部数も少なく、また、国内外でも人気の高い作家のわりに、作品集や図録、関連書籍もほとんど無く、
コレクター、骨董品、茶道具、萩焼、茶陶など愛好家必携の大変貴重な資料本。
別刷りの価格表にはやきもの全作品の販売価格掲載、発売当初の売出し価格・市場価値を知る上で、
また個店出展作品の図録・写真現物そのものが、鑑定書の役目を果たす役割を持つ、たいへん希少な資料です。
【ごあいさつ】より一部紹介
さて大丸では、萩焼の名門、十二世坂高麗左衛門先生にかねてよりお願いしておりました個展が今秋実現する囲びとなり、先生も出品の準備を終えられたとお聞きしておりましたところ、7月26日突然の訃報という余りにも大きな衝撃にただただ茫然とするだけでした。
萩の伝統の中で常に新しい息吹を吹き込むべく必死で研鑚、努力されてきた十二世高麗左衛門先生。その独創的で格調の高い仕事は、日本の陶芸界に間違いなく新たなーページを創出された事と思います。先生の御霊に心よりご冥福をお祈り申し上げる次第です。
この度、坂家のご好意により、先生の作陶活動最後の作品となった遇作を一堂に会し「闊達自在・十二世坂高麗左衛門展」を開催させて頂く事となりました。展観は最後となった先生の貴重な作品三十余点でありますが、大作を含んだ何れも見事な逸品ばかりで必ずや皆様のこころに永く深く響いてくる事と確信致しております。
くしくも会期前日の9月28日は2年前に他界された素子夫人の三回忌命日であります、万感の思いを込めて皆様のご来場賜りたく、伏してご案内申し上げます。
【十二代坂高麗左衛門】
山口県萩市の萩焼窯元、坂窯の当主が代々襲名している、陶芸作家としての名跡。
十二代坂高麗左衛門は、東京藝術大学および大学院における日本画の制作研究で体得した、運筆や賦彩の表現技法を造形思考の核に据え、萩伝統の陶技と絵画的意匠の総体的融合をめざした造形表現を追求し作陶活動を展開。公募展への出品活動では、87年の第34回日本伝統工芸展で自ら開発した「陶彩」技法を用いた「萩夏秋草八角陶筥」が初入選し、88年の日本工芸会山口支部伝統工芸新作展ではNHK山口放送局賞を受賞するなど、新進作家として早くから注目された。
作品は、坂窯伝統の井戸形茶碗をはじめ、萩焼の陶胎を用いながらも釉下に多彩な色料を施して器面を華やかに彩った茶碗・水指・香炉・花入・皿・筥・壺など多種の器形を制作し、ことに晩年の装飾は温雅な美質をそなえた抒情性のある絵画的表現を特長とした。
【掲載作品】価格表より一部紹介 全作品の寸法・価格掲載
表紙 陶彩景日月芒図広口大壷
茶碗 17点
水指 3点
花瓶 2点
花入 5点
花瓶
花入
陶彩華朧夜桜図大皿
陶彩景秋草図八角陶筥
陶彩景山水図長方大皿
陶彩景霊峰図大壷
陶彩華日月山桜図大壷
陶彩華紅白梅図四方陶筥
陶彩景柳図長方大皿
陶彩景秋草図八角陶筥
陶彩華紅白梅図櫛目長方大皿
陶彩華枝垂桜図面取食籠
陶彩華牡丹図六角小筥
陶彩景霊峰図大壷
陶彩景枝垂桜図香炉
陶彩景山水図櫛目皿
陶彩華紅白梅図櫛目皿