DENON PCM 2LP スイトナー/SKB ベートーウ゛ェン「合唱」欧州初のデジタル録音による第九 唯一のDIGITALオリジナルLP 新同極美品
日DENON OX-7257/8-ND DIGITAL RECORDING Stereo 2LP。
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱」
マグダレーナ・ハヨーショヴァー(ソプラノ)
ウタ・プリーヴ(アルト)
エーバーハルト・ビュヒナー(テノール)
マンフレート・シェンク(バス)
オトマール・スイトナー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン放送合唱団
(録音1982年6月、東ベルリン、イエス・キリスト教会)
1974年以来世界に1台しかないPCMデジタル録音機を用いてヨーロッパでのクラシック遠征録音を開始した日本コロムビアが東独に初上陸したのは1978年でした。そしてその2年後の198年に満を持してスイトナーによるベートーヴェンの交響曲全集の制作にかかりました。
音楽を歌わせたらこの人の右に出る人がいないというほど歌に満ち溢れた音楽を紡ぎ出すスイトナーは日本でも絶大な人気を誇る指揮者であっただけに彼の「歌」といぶし銀のような響きを持つシュターツカペレ・ベルリンが作り出すベートーヴェンに対する期待はいやがうえにも高まりました。そして80年6月にその第1回録音である第3番 「英雄」のセッション・テープが東京の日本コロムビア本社に届いた時、その期待は本物の自信に変わりました。
その「英雄」は発売されるやたちまち市場に大きな旋風を引き起こし、第2弾の「田園」で一気にレコードアカデミー賞の交響曲部門受賞というポジションにまで駆け上がることになりました。そして「英雄」の録音から2年を経た1982年6月、満を持して第9番「合唱」の録音が行われました。ベートーヴェンの「第9」はレコード史においていろいろなエポック・メーキングな機会を飾る記念的な音楽としての役割を果たしてきました。日本における初の国産LPは1950年に日本コロムビアから発売されたワルターの「第九」であり、次の目標は「たった一枚のディスクで聴ける第九」を実現する新しいメディア「コンパクト。ディスク」のデビューという舞台でした。
既に先行発売された「英雄」、「田園」、「運命」が市場の多大な評価とレコード賞の獲得によってスイトナーのベートーヴェン交響曲全集に対する期待は最高度に達している中で現れたのがこの「合唱」はまさに満を持しての発売だったと言えます。
その結果は期待通りで、スイトナーのみごとな演奏と世界初のデジタル録音による素晴らしい音はリスナーの期待に十分応える出来栄えで、大きな成功を収めました。
このすばらしい演奏が最高のレコードとしての評価を受けた背景にはもちろんすばらしい録音の存在がありました。
録音担当はエテルナが誇る巨匠エンジニア、クラウス・シュトリューベンとともにエテルナの音を支えるベテランエンジニア、エバーガルト・リヒターがフェーダーを握りました。
そして録音会場は東独最高の録音会場のひとつである東ベルリンのキリスト教会。長く豊かな音色を持つ残響をたっぷりと含んだその音は音楽にこれ以上ないというほどの劇的効果を与えます。そして録音にははるばる東京から運ばれたDENONの4チャンネルPCM録音機が回されました。このように理想的な条件がすべてそろった中で響いたベルリン・シュターツカペレのいぶし銀の音はまさに壮大無比の劇的な音です。
このようにして世界初のデジタル録音によるベートーヴェンの交響曲全曲録音が進行しましたが、その当時エテルナはまだデジタル録音機を所有していなかったため、エテルナのレコードはパラ回しされたアナログマスターから作られました。
このため、デジタルによる音を聴くことができるのは世界でただ一つこの日本コロムビアのレコードだけです。ETERNAの製品はレコードの宝物ですがこの「合唱」だけはDENON盤に及びません。DENONの圧勝です。
ここに出品するのはCDの第1回発売と同じ1982年10月に発売されたそのオリジナル初版品です。
商品は新品同様の完璧なコンディションのウルトラ極美品で盤面には使用の跡がまったく見られないぴかぴかの新品コンディション盤です。
必要ないとは思いながら第1面を検聴しましたが、ノイズ完全皆無でプチともいわない完璧な新品コンディションでした。とにかく針を下した途端「あれ?これはCDではないの?」と思うほどの静かさで、その中から突然音楽が現れる様はもはやレコードのそれではありませんでした。あとはただ雑音皆無の中で鳴る歪皆無の美音に唖然とするばかりでした。(PCMレコード用に開発された特別材料でプレスされた当時の日本コロムビアのPCM録音盤からはデジタルならではのひずみ皆無で壮大な音があふれ出て、その鮮烈サウンドとすばらしい盤質はオーディオ愛好家の耳を楽しませました。)
不要な通針をさけるため他の面の検聴はせずそのままの状態でお届けします。(これは決してノイズ皆無ということを保証するものではありません。レコードですのでたとえ新品でも雑音はあり得ます。)
ジャケットもまるで昨日商品倉庫から出てきたばかりのような特級新同極美品で、わが目を疑う美しさです。入手後一度聴いただけで、外気に触れない空気の乾燥した環境で41年間保存してあった品ですのでカビ、シミ、カビ臭などはみじんもありません。完全な新品コンディションです。なお、本品は見本盤ですのでジャケットの裏に「見本盤」のシールが貼ってあります。
日独の共同制作と日本の技術が作り出した究極の「合唱」を貴重なオリジナル盤でどうぞ。
この録音は初版がレコード出されただけで、その後すべてCDに切り替わり、LPでの再発はなかったはずですので唯一のLP製品となったものです。レコード史における記念碑的な逸品です。わたしの超々推薦盤です。
重量:517g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)
安心してお求めいただける良質の品物の提供を第一に考えて出品しております。
音楽鑑賞に差し支えるような瑕疵のあるレコードは最初から出品しないようにしておりますが、レア盤などで瑕疵の存在にもかかわらず出品意義があるような場合には、その状態を明記して出品しています。
当方で出品するレコードはほとんどすべてが空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、特別な表記がない限りジャケットにありがちなカビ、シミ、カビ臭などは一切ありません。
ノイズや盤の状態に関しては、検聴を行った盤に関してのみ気が付いた点を書くようにしていますが、それらは再生装置によって出方が違い、その感じ方は主観的なものですので聴き手によって違います。またすべてのノイズを聴き取ることも書くこともできず、聴き逃しもあるかもしれません。コンディションの説明はあくまで大体の目安とお考えください。(レコード特有の散発ノイズや盤質雑音などに関しては特に書きません。)
いかにきれいな品であっても中古LPは中古LPで、50-60年前の古い品も多くあります。
(なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出ることがあります。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればこれらが取り除かれてより美しい音を楽しむことが出来ますのでお聴きになる前のクリーニングをおすすめします。また、当方ではモノ・レコードはモノ専用カートリッジで聴いております。モノLPをステレオ・カートリッジで聴きますとモノ信号の再生に必要な水平方向の動き以外に垂直方向の動きも拾ってしまいますのでモノ・レコード本来の音が再生できないだけでなく、不要なノイズや雑音を拾うことにもなりますので、モノ・レコードはモノ専用カートリッジで再生されますことをお勧めします。)
未開封新品においては中身のチェックができない未開封品であるがゆえのリスク(製造上の瑕疵、ソリ、カビ、ボックスセット内のクッション用スポンジの経年分解による粉汚れなど)もあることをご承知おきください。(交換や返品はできません。)
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LPの場合、ほとんどが80サイズでの発送となりますが、複数枚の品物をご落札頂いた場合でもある程度の厚さまで同一料金で送れます。(それ以上になりますとその厚さによってサイズが変わり、料金が上がってゆきます。)複数落札の場合は必ずオークション終了後すべてのアイテムを「まとめて取引」にして取引を始めてください。そうでないとヤフオクのシステム上各商品に別々に送料がかかってしまいます。なお、後からの落札品で「まとめて取引」にできなかったアイテムを後から同梱にすることはシステム上できなくなりましたので、その場合は各取引ごとに送料をお支払いください。