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スティーヴン・キング著、「アトランティスのこころ(Hearts in Atlantis)」上下2巻です。白石朗訳、新潮文庫。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です。
★内容: 初めて彼女にキスした少年のあの夏、それ以上のキスが二度と訪れはしないことを、ぼくは知らなかった・・・。1960年、11歳のボビーとキャロル、サリー・ジョンは仲良し3人組だった。だが、ひなびた街に不思議な老人が現れてから、彼らの道はすれ違い始める。少年と少女を、母を、街を、悪意が覆っていく―切ない記憶へと変わってしまう少年の夏を描いた、すべての予兆をはらむ美しき開幕・・・。1966年、ギャンブルと学生運動が吹き荒れる狂騒の大学時代が幕を開け、ピートはキャロルに出会う。1983年、変装を繰り返して出勤する謎の男がNYの路上に佇み、1999年、それらを知ることもなくひとりの男が渋滞中に変死する。それぞれの生が目に見えぬ糸を紡ぎながら、物語は解きほぐされ、感動のクライマックスへと向かっていく ―― 残酷なまでに切なく、時間の刻印を呪う終幕へと。
◎本作は(キング自身も属する)ベビーブーマー世代のアメリカ人の人生について書かれている。 5つの中短編より構成され、登場人物、場所、出来事などが密接に絡み合い、時系列上に進行してゆく。2001年には、スコット・ヒックス監督、名優アンソニー・ホプキンス主演(不思議な老人・テッド役)で映画化された。
★著者、スティーヴン・エドウィン・キング(Stephen Edwin King, 1947年9月21日 - )は、アメリカのモダンホラー小説家。作品は世界各国で翻訳され読まれている。1974年に長編『キャリー』でデビュー。ジャンルはホラーであるにもかかわらず、舞台は主にアメリカのごく平凡な町で、具体的な固有名詞をはじめとした詳細な日常描写を執拗に行うのが特徴。その作風から、従来の「非現実的な世界を舞台とした、怪奇小説としてのホラー」とは異なる「モダン・ホラー」の開拓者にして第一人者とされる。ホラーばかりではなく、『ショーシャンクの空に(原題:「刑務所のリタ・ヘイワース)』や『グリーンマイル』など、映画化された話題作でも有名。日常の中に潜む「ちょっとした不思議」を題材にした作品も目立つ。世界幻想文学大賞、O・ヘンリー賞、ブラム・ストーカー賞、ヒューゴー賞など、数々の文学賞を受賞している。宮部みゆきはスティーヴン・キングのファンであり、ファンタジー小説『ブレイブ・ストーリー』はキングの『タリスマン』に影響を受けている。また小野不由美のホラー小説『屍鬼』もキングの『呪われた町』へのオマージュである。
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