【アカデミー賞 未開封新品!】独ELECTROLA初版 カラヤン Bruckner 4番 壮麗無比!70年代BPOの神業演奏 壮大な響き 超HiFi SQ盤 カラヤンが残したブルックナーの頂点録音
独ELECTROLA 1C065-02414Q Stereo 1LP 金レーベル。
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)
カラヤン指揮ベルリン・フィル
(録音:1970年9-10月、ベルリン、イエス・キリスト教会)
これはすごいブルックナーです。
カラヤンにとって2度目のEMI録音時代となる70年代はカラヤンとベルリンフィルが最高のコンディションであった時期で、彼の生涯の中でも最高の名演が数多く生まれました。その一つとして録音されたのがここに出品する第4番「ロマンティック」で、そのあまりにもすごい演奏は聴く者すべてを圧倒し1971年度「レコード・アカデミー賞」の交響曲部門を受賞しました。(同時に録音された第7番も受賞大賞となりました。)
なにしろ年間2000枚を超えるクラシック新譜の中で最高の交響曲録音に輝くベスト・オブ・ベストのアルバムということになるこの演奏はそれが当然というすごさです。
(後年カラヤンはふたたびDGGとの録音プロジェクトの中でブルックナー交響曲全曲録音を行うことになったためこの4番ももう一度録音しましたが正直なところそれらが70年代のEMI録音を超えられたかどうかは疑問です。)
エンジニアはDGGのギュンター・ヘルマンスと同じように独ELECTROLAでのカラヤン御用達の頂点エンジニア、ヴォルフガング・ギューリヒです。ギューリヒが作り出す音の真骨頂は豊かな残響を伴ったスケールの大きなサウンドで、その見事な音がカラヤン絶頂期の演奏をよりスケールの大きいものにしています。
この録音が行われた70年代はちょうど4チャンネル時代にあたり、独EMIはその多くのLPを4チャンネル・コンパチのQuadrophonie Recordとして製作していました。4チャンネル・コンパチというと何か音が悪いのではないかと思う人がいるかもしれませんが、とんでもありません、実はこれこそが最高の音のLPで、この時期のEMIのカラヤン録音など超HiFi盤と言われるLPの多くがQuadrophonie Recordなのです。
まず第1面に針を降ろして「ロマンティック」第一楽章が始まったとたん、すでに世界最強のスーパー・オーケストラが作り出す世界最高の音を感じさせます。カラヤン、ベルリン・フィル両者が最高の技量とマッチングに到達した時代の頂点の音です。
これほど高々となる金管群は聴いたことがありません。ホルンの勇壮なユニゾンで終わる「ロマンティック」の第1楽章はもっともかっこいいコーダを持つ交響曲の楽章のひとつではないかと思いますが、このカラヤン盤の勇壮さは言葉では表せません。天にまで届きそうなホルン群の咆哮は壮絶空前絶後の壮麗さです。スーパー・オーケストラ、BPOのホルンは世界最高のホルン群団ですが、その群団が全力で吹くみじんの乱れもないユニゾンはもはや人間の技をこえた音がします。なんとかっこいいのでしょう。私はこのコーダを聴くといつも身体か硬直しそうになります。
ちなみに第4番第1楽章のフルート・ソロが出たとたん「この音はまるでジェームズ・ゴルウェイみたいだな」という思いが頭の中をよぎりましたが、よく考えてみるとそれもそのはず、この時代のBPOの首席フルート奏者はジェームズ・ゴルウェイであって、そのソロはゴルウェイが吹いていたのです。そのようなスーパー・ソロ演奏者がごろごろいたBPOというのがいかに恐ろしいオケであったかということがわかります。
ここに出品する品は版元である独ELECTROLA初出SQ盤の未開封新品という最高の品です。
「完璧」というものはこの世にはないと言いますが、レコードの世界ではあるのです。カラヤン/BPOが演奏するこの「ロマンティック」もその一つです。私はこのようなレコードを聴くと、「本気を出した」時のBPOの音はこれなのだと思えてなりません。これ以上完璧な「ロマンティック」は今後も出ないのではないでしょうか。
私のウルトラ推薦盤です。
重量:264g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)
安心してお求めいただける良質の品物の提供を第一に考えて出品しております。
音楽鑑賞に差し支えるような瑕疵のあるレコードは最初から出品しないようにしておりますが、レア盤などで瑕疵の存在にもかかわらず出品意義があるような場合には、その状態を明記して出品しています。
当方で出品するレコードはほとんどすべてが空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、特別な表記がない限りジャケットにありがちなカビ、シミ、カビ臭などは一切ありません。
ノイズや盤の状態に関しては、検聴を行った盤に関してのみ気が付いた点を書くようにしていますが、それらは再生装置によって出方が違い、その感じ方は主観的なものですので聴き手によって違います。またすべてのノイズを聴き取ることも書くこともできず、聴き逃しもあるかもしれません。コンディションの説明はあくまで大体の目安とお考えください。(レコード特有の散発ノイズや盤質雑音などに関しては特に書きません。)
いかにきれいな品であっても中古LPは中古LPで、50-60年前の古い品も多くあります。
(なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出ることがあります。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればこれらが取り除かれてより美しい音を楽しむことが出来ますのでお聴きになる前のクリーニングをおすすめします。また、当方ではモノ・レコードはモノ専用カートリッジで聴いております。モノLPをステレオ・カートリッジで聴きますとモノ信号の再生に必要な水平方向の動き以外に垂直方向の動きも拾ってしまいますのでモノ・レコード本来の音が再生できないだけでなく、不要なノイズや雑音を拾うことにもなりますので、モノ・レコードはモノ専用カートリッジで再生されますことをお勧めします。)
未開封新品においては中身のチェックができない未開封品であるがゆえのリスク(製造上の瑕疵、ソリ、カビ、ボックスセット内のクッション用スポンジの経年分解による粉汚れなど)もあることをご承知おきください。(交換や返品はできません。)
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