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大型図録本日本の重要文化財全集録集仏典1古写経367点写真集天平経奈良時代平安時代一切経大般若経紺紙金字法華経阿弥陀経華厳経金光明経…
大型図録本日本の重要文化財全集録集仏典1古写経367点写真集天平経奈良時代平安時代一切経大般若経紺紙金字法華経阿弥陀経華厳経金光明経… [浏览雅虎原始页面]
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大型図録本 文化庁監修 重要文化財 古写経 仏典Ⅰ 書跡・典籍・古文書 作品集 写真集 天平経
飛鳥時代 奈良時代 一切経 多数経願経 大般若経 経律論疏類 年記経 無年記経 大字経 細字経 装飾経 混合蔵経 
平安時代 一切経 大般若経 法華経 紫紙金字経 紺紙金銀字経 色紙経 料紙装飾経 素紙経 一品経 紺紙金字経 料紙装飾経
宝塔経 阿弥陀経 金光明最勝王経 金光明経 華厳経 経律論疏類 紺紙金字経 色紙経 消息経 素紙経 撰述書 中国・朝鮮・日本
聖教類 目録 音義類 史伝類 血脈 講式類 守屋コレクション他


昭和58年
毎日新聞社
函入 金箔押し布張り上製本
カラー口絵写真・本文図版モノクロ
140ページ
36.5x27x2.8cm

※絶版


刊行当時において、日本の重要文化財をすべて収録、国宝もあわせて収載した全集シリーズの一冊。
本書は書跡・典籍・古文書Ⅲ 仏典Ⅰ。

本第二十巻(仏典I)は、飛鳥・奈良・平安時代書写になる経・律・論・疏などの仏典を時代順・部類順に収録。
図版はすべて部分図で、巻首または巻尾を掲げ、一件で多種、多巻数にわたる作品は代表的な部分を掲載。
多くの作品には、短くまとめた解説付き(作品の特徴、来歴、守屋コレクションなどの情報、注目するべき点ほか)。

収録点数 全367点。写真図版は1点につき複数にわたるものもあり500図を超えます。

各図版の説明は、名称、員数、都道府県、所有者、形状、法量、時代、書写奥書などの有無を記載し、便宜略解説を付記。
日本各地の寺院、神社、博物館から研究機関、企業所蔵品、個人蔵品までを網羅し、単色写真で紹介したもの。

小さいながら非常に数多くの写真図版で構成され、一覧性に富んだ本書は調べ物の手がかりとしても優れており、デジタル情報で見るよりも、書籍であればページをめくるだけで情報を行き来して便利に見比べることができます。

重要文化財・国宝として、博物館や美術館の収蔵品は展示されますが、資料館、寺社や大学所蔵、企業所蔵、個人コレクター所蔵のものなどは特にお目にかかる機会もめったにありません。
本書は古写経、古経、仏教美術、古筆、掛軸、古美術、骨董等愛好家必携・大変貴重な資料本です。



【目次より】
刊行のことば
凡例

原色図版
紫紙金字華厳経巻第六十四五島美術館
紺紙銀字華厳経巻第二二月堂焼経)岡村隆造
中阿含経巻第三十四(善光朱印経)五島美術館
紺紙金字梵網経巻下東京国立博物館
法華経法師功徳品(久能寺経)東京国立博物館
紺紙金字阿弥陀経(平忠盛筆)五島美術館
一字蓮台法華経如来神力品第二十一京都国立博物館
紺紙金字一字宝塔法華経巻第三反町恭作
法華経巻第二(戸隠切)戸隠神社
法華経普門品鳥海青児
概説 仏典I 写経 大山仁快

図版(単色)
●飛鳥時代
●奈良時代
一切経
多数経願経
大般若経
その他経律論疏類(年記経、無年記経、大字経、細字経、装飾経)
混合蔵経
●平安時代
一切経
大般若経
法華経(紫紙金字経、紺紙金銀字経、紺紙金字殀紺紙銀字経、色紙経、料紙装飾経、素紙経、一品経〈紺紙金字経・料紙装飾経〉、宝塔経等、細字経)
阿弥陀経
金光明最勝王経
金光明経
華厳経
その他経律論疏類(紺紙金字経、色紙経、消息経、素紙経)
撰述書(中国・朝鮮・日本)
聖教類
目録・音義類
史伝類
血脈
講式類

索引 名称索引

【凡例より】一部紹介
一、書跡・典籍・古文書編は全六巻からなり、国宝、重要文化財指定の書跡・典籍・古文書2173件(昭和五十年現在)のすべてを収録した。
一、全六巻の区分はつぎのとおりである。
  第十八巻(書跡・典籍・古文書I)=和書(国史・法制・国文学・音楽・医書等古写本)
  第十九巻(書跡・典籍・古文書Ⅱ)=漢籍・洋書(漢籍写本・刊本、キリシタン版等)
  第二十巻(書跡・典籍・古文書Ⅲ)=仏典I(日本古写経類一)
  第二十一巻(書跡・典籍・古文書Ⅳ)=仏典Ⅱ (日本古写経類Ⅱ、中国・朝鮮古写経類、日本・中国・朝鮮版本類)
  第二十二巻(書跡・典籍・古文書Ⅴ)=文書・記録I(公家・武家・社寺文書、書状、日記、記録、縁起類)
  第二十三巻(書跡・典籍・古文書Ⅵ)=文書・記録Ⅱ 書跡(絵図、系図類、名家筆跡、日中禅僧墨蹟、法帖、金石文類)
一、本第二十巻(仏典I)は、飛鳥・奈良・平安時代書写になる経・律・論・疏などの仏典を収録した。掲載の順序は飛鳥・奈良・平安の時代順とし、そのなかは部類別とした。部類では、五月一日経、称徳天皇勅願経のように、一切経のうちとして成立した写経は一切経の項に収めた。大般若経等についても同じである。部類のうちはおおむね時代順としたが、中には便宜類別して掲載し、必ずしも年代順にしたがわなかった場合もある。
なお、仏典のうちには例えば絵画部門指定の平家納経(厳島神社所蔵)、法華経涌出品(熱田神宮所蔵)、あるいは考古部門指定の金峯山経塚出土法華経(金峯神社)などのように他部門で指定されているものがあり、それらについては該当編を参照されたい。
一、図版はすべて部分図とし、原則として巻首もしくは巻尾を掲げた。一件で多種、多巻数にわたるものについては代表と思われるものを収録した。
一、各図版の説明は、名称、員数、都道府県、所有者、形状、法量、時代、書写奥書などの有無を記載し、便宜略解説を付記した。形状については巻子装、紙本墨書の表記は省略し、一件で多数巻の法量は原則として図版掲載巻の分を掲げた。名称は略名称を用い、指定名称は第二十三巻(書跡・典籍・古文書Ⅵ)に書跡・典籍・古文書編の索引をかねて記載する。
一、国宝は◎をもって示した。
一、カラー図版はすべて部分図である。



【原色図版 解説文より一部紹介】
紫紙金字華厳経巻第六十四 一巻
東京都世田谷区上野毛 五島美術館
二六・七×八八四・八㎝ 奈良時代
 奈良時代の写経はわが国古写経遺品の華といわれる。奈良写経といえば天平経という言葉を想い出すのが人びとの常であるが、中でも写経所の書写になる経巻類は、その端麗な筆跡、精妙な料紙、さらに精整された装幀と相俟って、清興な趣を観る人に与えてとくに尊重されている。
 ここに掲げた紫紙金字の華厳経は、その天平の古経の面影を最もよく伝えた佳経であって、燦然たる金泥に形づくられた経文は、重厚な紫の染色とよく調い、華麗な天平の余韻を今日に伝えて美しい。ことにたくましい筆線のうちに繊細で軽妙な筆致を秘めた本文の筆法は、本経の書写に当たった写経生の確かな書法を伝えて余すところがないが、一点一画をゆるがせにしないその力強い運筆には天平の文化の一翼を担った律令下級官人の清新な息吹きが感じられる。(中略)東大寺伝来。(山本信吉)

紺紙銀字華厳経巻第一(二月堂焼経)一巻
群馬県利根郡新治村法師温泉 岡村隆造
二五・二×六五六・四cm奈良時代
 「二月堂焼経」として名高い紺紙銀字の華厳経である。江戸時代、寛文七年(一六六七)二月十三日に、東大寺の二月堂が修二会の失火で焼亡した折に、ともに焼損したもので、のち巷間に流出し、天平経の佳品として愛好家に珍重された。
 現存の遺品は、いずれも天地に焼痕を存し、零巻、断簡の姿で伝わるものが多いが、この巻第一は首尾完存し、焼損も極めて軽微であって、原姿の趣を存したほとんど唯一の遺品として注目されている。
 寺伝によれば「聖武皇帝真翰八十花厳経」と呼ばれているが、本経は東晋の仏駄跋陀羅訳の一部六十巻本(中略)その銀字の燦然たる輝きのあまりに、一時は銀泥にあらず、プラチナ経かという異説もささやかれたが、これは保存のきわめて良好であったことによるものである。
 本経も金字経の場合と同じく、料紙あるいは字面を猪牙等で瑩磨した跡が伺われ、天平写経所の確かな仕事を伝えて興味深い。
(山本信吉)

法華経法師功徳品(久能寺経)一巻
東京都台東区上野公園内東京国立博物館
二五・二×三一ニ.Ocm 平安時代
 久能寺経は平安時代後期のいわゆる院政時代に書写された法華一品経である。法華一品経とは法華経二十八品各品を一巻宛てに、これに無量義経、観普賢経の開結二経を加えて合わせて三十巻に書写したもので、平安時代の中頃から鎌倉時代にかけておもに貴族社会で盛行した。(中略)この久能寺経はその優美さにおいていわゆる平家納経を凌ぐ一品経の代表的遺品として注目されているもので、各巻とも、料紙は様々な染紙を用い、その表裏に金銀切箔・砂子・野毛を散らし、表には金銀泥、あるいは朱、群青などの絵具で鳥虫、草花を描くなど料紙装飾技法の限りを尽して、平安時代後期の耽美的指向の極致を示している。(以下略)

ほか

【本文 単色図版 解説文より一部紹介】主要な作品に短評掲載。
国宝 金剛場陀羅尼経巻第一 1巻 京都 小川広巳
26.1×712.1cm 丙戌年5月書写奥書
丙戌年(天武天皇14年、 686ヵ)教化僧宝林が中心となり河内国志貴評の知識らが書写したもので、わが国で書写した現存最古の写経である。

国宝 浄名玄論 8巻 京都 神田喜一郎  
(巻第6) 28.0×538. Ocm 慶雲3年(706)12月奥書  巻34678の5巻が慶雲3年の書写になり、金剛場陀羅尼経に次ぐ古写経である。巻1は平安、 巻2、5 は鎌倉時代の補写経で、もと8巻とも東大寺に伝来した。

〔一切経〕奈良時代 五月一日光明皇后願経
光明皇后が亡父藤原不比等と亡母橘三千代の追善のため発願、書写せしめた一切経で、天平勝宝年間に至って完成した。各巻の末に発願の趣旨を示す天平12年5月1日の願文が書き加えられ、中に天平勝宝年間の重跋を附した巻もある。天平中期写経の代表的遺品。

ほか



【仏典I 写経 大山仁快 より一部紹介】
 書跡・典籍・古文書の重要文化財(国宝を含む)指定品は、昭和五十年六月現在2173件をかぞえるが、その約三分の一が仏典である。これらの中には一切経や大般若経など多巻数経、あるいは一括聖教類など、一件で多数巻のものが多く含まれるから、点数にすれば膨大な数となる。しかもこれらは鎌倉・平安・奈良と時代を遡れば遡るほど、その時代遺品に占める仏典の割合は多くなる。これはとりもなおさず、絵画・彫刻などの美術品の場合と同様、わが国の文化史上に仏教の果した役割の大きかったことを端的に示しているといえよう。
 この仏典には写本と刊本があるが、ここでは写本とくに写経を中心にその歴史を概説しておこう。


【索引より 一部紹介】都道府県、個人名、◎印は国宝。(ここでは省いていますが、本には記載されています)

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【編集委員】
文化庁長官       安嶋  彌
同  次長       内山  正
同  文化財保護部長  吉久 勝美
同  文化財鑑査官   坪井 清足
同  美術工芸課長   濱田  隆
同  建造物課長    伊藤 延男
同  主任文化財調査官 財津 永次
同  同        橋本 文雄
同  同        元田長次郎
同  同        佐藤  登
東京国立博物館長    稲田 清助
同   学芸部長    藤田 国雄
京都国立博物館長    松下 隆章
同   学芸課長    景山 春樹
奈良国立博物館長    倉田 文作
同   学芸課長    岡崎 譲治
東京国立文化財研究所長 関野  克
同   美術部長    岡 畏三郎
奈良国立文化財研究所長 小川 修三
文化財保護審議会委員  田中 義男
同           田中 一松
同           井上  靖
同           坂本 太郎
同           谷口 吉郎
同 第一専門調査会長  田澤  坦
同 第二専門調査会長  藤島亥治郎



【本巻編集・解説担当】
文化庁主任文化財調査官 財津 永次
文化庁文化財調査官   山本 信吉
同           大山 仁快
文化庁文部技官     湯山 賢一

★状態★
画像のものが全てです。
1983年のとても古い本です。
函は経年並ヤケしみ等それなりにあります。
布張り上製本の外観は通常保管によるスレ、天小口経年ヤケしみがある程度、目立った書込み・線引無し、
問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください)

<絶版・入手困難本>オークションでも滅多に出ない、貴重な一冊です。
古本・中古品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。


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