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Parcaudio DCU-F122W(中古)・OM-OF101(新品・未開封)のスピーカーユニット使用の異種自作バックロードホーンを出品させていただきます。
このバックロードホーンは色々な10㎝ユニットを取付できる様に工夫しています。
写真5枚目のPCD可変アームと4種類のスペーサーと平型端子205型(M)110型(S)で+-の両極性分組んであるので、大体のユニットは取付できると思います。
本来であれば、ユニット毎に専用設計するべきなのでしょうが、取付て鳴らしてみると個性があって面白いです。
バックロードホーンはバスレフや密閉型とは、明らかに違う音を鳴らしてくれます。
10㎝ユニットをお持ちの方、取り付けて鳴らしてみませんか。
一般的にバックロードホーンには専用ユニットを取り付けますが、このバックロードホーンは従来型とは異なる考えで製作しているので、バスレフ用のf0の低いユニットの方が低域をふくよかに鳴らします。
音圧重視で設計したので10㎝ユニットとは思えないような重圧な鳴り方をします。
バスドラなどがドスンと鳴った時に、重たく分厚い音で聞いたことのない鳴り方だと思うかもしれません。
このバックロードホーンは作り始めてから8作目の8号機になります。
5年かけて、歪や共振と奮闘しながら本気で作ったバックロードホーンなのでホーン特有のホーホー音や稀にある中低音の繋がりの悪い薄っぺらな音はしません。
遅くなっても良いので評価で試聴した感想をいただけると今後の励みになります。過去購入者様からは「面白い」「ふくよか」「暗騒音迄も増幅され臨場感がある」「芯のある低音に支えられた臨場感とリアリティのある音」等いただいています。
このバックロードホーンの特徴
1.音道について
制作の切っ掛けはParcAudioに121W(ウッドコーン)をBH(バックロードホーン)で誰よりも良い音で聞いて見たかったからです。
10cmユニットで効率よく低音を出せるよう、また損失を少なくする目的で音道を滑らかに曲げる材料がないか探したところ、加工が容易で安価な材料として発泡フォームならどうだろうかとなりました。
駄目元で製作して試聴してみたところ、想像以上に良い結果でした。
曲部は約90°を6等分して係数で広げ、CNCで正確に切削、フォームの表面はボンドや塗装で固めてあります。
過去に幾通りの音道で製作しましたが、今回の音道が特に共鳴が少なかったので採用しています。
広がり係数は1.0 音道長は1.37mです。
2.空気室について
1~3号機までの空気室は立方体でした。容量を広くしたり狭くしたり、吸音材を増やしたりと制作しましたが、試聴すると低音と中高音が繋がっていない薄っぺらな音がして気になり、バスレフ型の弾力のある音が出ないかと、4号機から空気室の背面を斜壁にして喉と接続しました。
今まで出なかったドスン音が出る様になりましたが、中高音の粗さが聞き取れ、対策として吸音材を増やしたのですが低域が減衰されてしまいました。
低域の音圧を減らさないようにするため、天板か底板にあった喉の位置をユニットの中心の高さへ移して、上下に斜壁を設け、一直線に音を喉へ送れるようにしました。
又、 吸音材を減らして中高音を減衰する方法として喉の直前に角材を入れ、中高音を分散させました。結果、効果は大きく低域は音圧が増し、中高音は雑味がなくなりかなり澄んだ音になりました。
3.延長ホーンについて
当初、できるだけ小型に制作したかったため音道長を1.37mで制作しましたが、共鳴が250Hz当りに強く発生し女性ボーカルの一部で歪むため、対策として延長ホーンを制作しました。
延長ホーンは広がり係数を1.0から1.4でfc遮断周波数まで広げています。係数を1.0~1.4としたのはホーン延長を曖昧にして共鳴周波数を分散したかったからです。
周波数特性で200Hz付近に大きな谷がありますが、空気室のカットオフ周波数です。
位相の影響を少なくすることと、共鳴の分散、遅延対策としてBH開口部の前面に取り付ける方法としました。恰好がかなり微妙ですね。
延長ホーンの効果は共鳴もかなり抑えられ、200Hzの谷も狭くなったためか、低音が伸び、澄んだ良い音がします。
・・・エンクロージャー・・・
音道長は1.37m 広がり係数は1.0
箱の大きさは高さ470mm 幅190mm 奥行265mm 突起部含まずです。
板材はMDF12mmを使用、側板は12.0mm+2.5mm(溝切板CNC加工)=14.5mmです。
音道の仕切り板を溝切板にはめ込み組み立てているので正確で音漏れもありません。
バッフル板は厚み12.0mm+6.0mm(MDF)=18mmです。
塗装は、4層+クリアー1層で色むらなどあります。
・・・延長ホーン・・・
広がり係数は1.0~1.4 音道長は250mm
大きさは高さ210mm 幅190mm 長さ330mm 新品です。
4㎜ボルト(6か所)で本体に取付します。
延長ホーン取付時音道長は1.62mになります。
・・・スピーカーユニット・・・
ParcAudio DCF-122Wは以前フリマで中古を購入した物で、ONKYOのOM-OF101は新品、未開封(動作未確認)です。
122Wは中高音よりで、低域を少しアンプでブーストしたほうがバランスが良いです。2種類、聞き比べてみて下さい。
音は10cmとは思えないような低音の響き、音圧で打楽器や弦楽器などアタック感が気持ち良く、中高音は低音がしっかりしているため薄っぺらではなく澄んできれいです。
生音を聞いているかの様な音で、バスドラやベースに厚みがありピアノなども芯のある音がします。曲によっては音のシャワーが降り注ぐイメージがあります。
全体的にダイナミックな粒立ちの良い音で爆発音のような音は迫力があり、虜になってしまうかもです。
写真7枚目の周波数特性ですが部屋でも共振しているので参考程度でお願いします。
・・・取付可能ユニット・・・
"開口は105mm,PCDは111~119mmに対応。"
写真6枚目、
左上はPCD111mm、開口95mm ONKYOのOM-OF101用
右上はPCD115mm、開口103mm ParcAudioの120シリーズ CSSのFR125 TangBandのW4シリーズ Fostex FW100 FW108 FE108-Sol等
左下はPCD118mm、開口102mm Marantz LS-7V Coral 4A-70等用
右下はPCD119mm、開口106mm Panasonic 10F-10 10F-20等用
マグネット直径10㎝のユニットに対応しています。(FE108-Sol、10F-20)
他のユニットでPCD111~119mm(4穴)開口106㎜以下であれば製作可能です。
写真5枚目、スピーカーの取付は4mm鬼目ナット、爪付きナット、グリルの取り付けには4mm爪付きナットを使っています。
ユニットの取換えを行う時は、交換方法の説明書を添付しますので参考にしていただき、ボルト締めは手である程度まで締めこんでから本締めを行ってください。無理すると鬼目ナット、爪付きナットが外れてしまいます。
製作過程など同機種の動画がユーチューブにあります。
検索 andycranecraft 興味のある方、見てください。
包装ですが箱との隙間にフォームの残材を使用します。
あくまでも素人の自作品ですが、興味を持たれた方、入札をお願いいたします。
2本1組での出品で(送料込み)です。