図録本 特別展 京のかたな 匠のわざと雅のこころ 国宝 重要文化財 重要美術品 名物
Special Exhibition SWORDS OF KYOTO
Master Craftsmanship from an Elegant Culture
京都国立博物館・読売新聞社
2018年9月再版
273ページ
約30ｘ22ｘ1.8cm
ソフトカバー
フルカラー
巻末15ページ英文表記
※別刷りの訂正表付き
現存する京都＝山城系鍛冶の作品のうち、国宝指定作品のほぼすべてと、著名刀工の代表作を中心に展示。
平安時代から平成にいたる山城鍛冶の技術系譜と、刀剣文化に与えた影響を探る。
武家文化だけでなく、公家・町衆を含めた京文化の中で、刀工たちが果たした役割に迫る大規模展の図録。
国宝 重要文化財 重要美術品 名物の刀剣170振を含めてカラー写真図版200点収録し、
それぞれに丁寧な解説を付したもの。
全長、刃長、茎長、切先長、刀身反、茎反、元幅、先幅、元重、先重、重量などの詳細情報、
国宝・重要文化財・重要美術品などの指定、名称、員数、法量、材質技法、制作年、寸法を各作品図版に記載。
刀剣の図録でフルカラーは珍しく、
大盛況のうちに完売となった、大変貴重な図録本です。
【目次】
ごあいさつ
京のかたな―匠のわざと雅のこころ 末兼俊彦
カラー写真図版
第1章 京のかたなの誕生（平安時代後期）
第2章 京のかたなと後鳥羽天皇（鎌倉時代前期）
第3章 京のかたなと吉光（鎌倉時代前期～中期）
第4章 京のかたなの隆盛（鎌倉時代中期～後期）
第5章 京のかたなの苦難（南北朝時代～室町時代中期）
第6章 京のかたなの復興（室町時代後期～桃山時代）
第7章 京のかたなの展開（桃山時代～江戸時代前期）
第8章 京のかたなと人びと（江戸時代中期～現代）
参考文献
用語解説出品目録
List of Works
Preface
王城の地・京都では、平安時代から現代にいたるまで、多くの刀工が工房を構え、あまたの名刀を生み出してきました。これら京都で製作された刀剣は、常に日本刀最上位の格式を誇り、公家、武家を問わず珍重され、とりわけ江戸時代以降は武家の表道具として、大名間の贈答品の代表として取り扱われました。
本展では、現存する京都＝山城系鍛冶の作品のうち、国宝指定作品17件と、著名刀工の代表作を中心に展示し、平安時代から平成にいたる山城鍛冶の技術系譜と、刀剣文化に与えた影響を探ります。
また、武家文化だけでなく、公家・町衆を含めた京文化の中で、刀工たちが果たした役割に迫ります。
重要文化財 阿国歌舞伎図屏風（部分）
国宝 太刀 銘 則国 ほか
第1章 京のかたなの誕生（平安時代後期）
日本刀様式の刀剣がいつ発生したのか厳密には特定できませんが、武士の台頭と密接な関係を持っているのは間違いありません。 この章では、絵巻に描かれた戦乱の様子や武者の姿をご覧いただくとともに、山城鍛冶の祖たる三条宗近とその一派の作品をご紹介します。 以後800年の永きに渡る、山城鍛冶の物語の始まりです。
国宝 太刀 銘 三条（名物三日月宗近） 東京国立博物館
重文 太刀 銘 吉家作 ほか
第2章 京のかたなと後鳥羽天皇（鎌倉時代前期）
皇位継承の象徴である神器を欠いたまま在位した後鳥羽天皇。 その存在は、失われた宝剣を求めて自らが作刀する天皇とその御召鍛冶という伝説を生み、「君御手づから焼せ給けり」とされる刀身に菊の御紋を刻んだ菊御作が造られるきっかけになりました。
国宝 後鳥羽上皇像 伝藤原信実筆 大阪・水無瀬神宮
重文 太刀 菊御作 ほか
第3章 京のかたなと吉光（鎌倉時代前期～中期）
13世紀初頭頃から京都・粟田口周辺に居住した刀工群を粟田口派と呼び、中でも後鳥羽上皇の御番鍛冶と伝える国友・国安を含む久国・国清・有国・国綱の六人がつとに知られています。 この章では粟田口派の代表工全員の作品と吉光の傑作を紹介し、その抜きん出た技量と作品の放つ品格を堪能していただきます。
重文 短刀 銘 吉光（名物秋田藤四郎） ほか
第4章 京のかたなの隆盛（鎌倉時代中期～後期）
粟田口派からやや遅れてあらわれた鍛冶集団である来派は、作品の完成度の高さのみならず、京文化や技術の伝達・派生といった面で地方へ影響を与えました。 この章では山城鍛冶の隆盛と彼らが地方に与えた影響を紹介します。
国宝 太刀 銘 来国光 九州国立博物館
刀 銘 九州肥後同田貫上野介 九州国立博物館 ほか
第5章 京のかたなの苦難（南北朝時代～室町時代中期）
応仁の乱、続く天文法華の乱で壊滅的な打撃を受けた洛中でも、山城鍛冶は火を絶やすことなく作刀を続け、伝統を守り抜きました。備前や美濃といった他国の刀剣に押されて衰退を余儀なくされつつも苦境の時代を生き抜いた山城鍛冶の作品を紹介します。
国宝 刀 金象嵌銘 長谷部国重本阿（花押）／黒田筑前守（名物圧切長谷部）福岡市博物館 ほか
第6章 京のかたなの復興（室町時代後期～桃山時代）
群雄割拠の時代を迎え、戦国大名らがこぞって上洛を目指しだすと、種々の職人たちもみやこへ移住しはじめます。この章では、堀川派、三品派など他の国からやってきた新たな山城鍛冶と、桃山時代の不世出の名人・埋忠明寿を紹介します。
重文 刀 銘 山城国西陣住人埋忠明寿（花押）／慶長三年八月日他江不可渡之 ほか
第7章 京のかたなの展開（桃山時代～江戸時代前期）
京のみやこに新たに興った埋忠派・堀川派・三品派の作風は一世を風靡しました。 その作品を求める声は高く、京都には多くの門人が集い、その技法は各地へと広がっていきました。 堀川派の末弟国助、国貞の二人や、三品派の吉道の一派が摂津国に移住したことで、新刀の完成形である大阪新刀へとつながりました。
重文 太刀 銘 粟田口一竿子忠綱 彫同作／宝永六年八月吉日 ほか
第8章 京のかたなと人びと（江戸時代中期～現代）
この章では、京都の古社寺に奉納された名刀を展示し、京の人々が抱いていた刀剣への畏敬の念を紹介します。 また、展覧会の締めくくりとして、最後の山城鍛冶にして人間国宝・隅谷正峯の作品をご覧いただきます。
祇園祭礼図屏風（右隻）
長刀 長刀鉾保存会
長刀 銘 平安城住三条長吉作／
大永二年六月三日 切付銘 去年日蓮衆退治之時分捕仁仕候於買留申奉寄附感神院江所也 願主江刕石塔寺／
之麓住鍛冶左衛門太郎助長 敬白 天文六丁酉歳六月七日 長刀鉾保存会
ほか（公式サイトより）
【掲載作品】一部紹介
銘尽(龍造寺本・観応二年写本) 1冊 南北朝時代 観応2年(1351)佐賀県立図書館
重文 銘尽(観智院本・応永三十年写本) 1冊 室町時代 応永30年(1423) 国立国会図書館
重美 往昔抄(天文十六年写本) 1冊 室町時代 天文16年(1547)
重文 前九年合戦絵巻 1巻 鎌倉時代 13世紀 国立歴史民俗博物館
重文 後三年合戦絵巻 三巻のうち巻下 飛騨守惟久筆 1巻 南北朝時代 14世紀 東京国立博物館
国宝 平治物語絵巻六波羅行幸巻 1巻 鎌倉時代 13世紀 東京国立博物館
国宝 太刀 銘三条(名物三日月宗近) 1囗 平安時代 12世紀 東京国立博物館
重文 太刀 銘三条 1囗 平安時代 12世紀 岐阜・南宮大社
重文 太刀 銘宗(以下不明) 1囗 平安時代 12世紀 福井・若狭彦神社
重文 太刀 銘吉家作 1囗 平安～鎌倉時代 12～13世紀 京都国立博物館
重文 太刀 銘吉家作 1囗 平安～鎌倉時代 12～13世紀 香雪美術館
重美 太刀 銘有成(号石切丸) 1囗 平安時代 12世紀 大阪一石切叙箭神社
太刀 銘近村 1囗 平安時代 12世紀
重文 太刀 銘兼永 1囗 平安～鎌倉時代 12～13世紀
太刀 銘兼(以下切) 1囗 平安～鎌倉時代 12～13世紀
太刀 銘国永 1囗 平安～鎌倉時代 12～13世紀
太刀 銘国則 1囗 平安～鎌倉時代 12～13世紀
国宝 後鳥羽上皇像 伝藤原信実筆 1幅 鎌倉時代 13世紀 大阪・水無瀬神宮
重文 後鳥羽天皇宸翰消息 1巻 鎌倉時代 13世紀 大阪・水無瀬神宮
重文 熊野懐紙 後鳥羽天皇宸翰 1幅 鎌倉時代 正治2年(1200) 京都国立博物館
承久記(慈光寺本) 1冊 江戸時代 17世紀 徳川ミュージアム
重文 太刀 菊御作 1囗 鎌倉時代 13世紀 京都国立博物館
重文 太刀 菊御作 1囗 鎌倉時代 13世紀 徳川美術館
重文 太刀 菊御作 1囗 鎌倉時代 13世紀 林原美術館
重文 太刀 菊御作 1囗 鎌倉時代 13世紀 黒川古文化研究所
重美 太刀 銘(菊紋)一 1囗 鎌倉時代 13世紀
重美 太刀 銘一 鋪下二菊花文ノ切付アリ 1囗 鎌倉時代 13世紀 東建コーポレーション株式会社
太刀 銘国安 1囗 鎌倉時代 13世紀 東京国立博物館
短刀 銘国安 1囗 鎌倉時代 13世紀
重文 太刀 銘国友 1囗 鎌倉時代 13世紀 愛知・熱田神宮
国宝 太刀 銘久国 1囗 鎌倉時代 13世紀 文化庁
重文 太刀 銘国安 1囗 鎌倉時代 13世紀
重文 太刀 銘国清 1囗 鎌倉時代 13世紀 株式会社小松安弘興産
重文 太刀 銘国綱 1囗 鎌倉時代 13世紀 徳川美術館
国宝 太刀 銘則国 1囗 鎌倉時代 13世紀 京都国立博物館
重文 太刀 銘国光 1囗 鎌倉時代 13世紀 黒川古文化研究所
重文 太刀 銘国吉 1囗 鎌倉時代 13世紀
重文 刀 銘左兵衛尉藤原国吉(号鳴狐) 1囗 鎌倉時代 13世紀 東京国立博物館
短刀 銘国吉 1囗 鎌倉時代 13世紀 京都国立博物館休藤一氏旧蔵)
国宝 短刀 銘吉光 1囗 鎌倉時代 13世紀 立花家史料館
国宝 短刀 銘吉光(名物後藤藤四郎) 1囗 鎌倉時代 13世紀 徳川美術館
重文 剣 銘吉光 1囗 鎌倉時代 13世紀 愛知・熱田神宮
重文 短刀 銘吉光(名物秋田藤四郎) 1囗 鎌倉時代 13世紀 京都国立博物館(永藤一氏旧蔵)
重文 短刀 銘吉光(名物岩切長東藤四郎) 1囗 鎌倉時代 13世紀 東京国立博物館
重美 短刀 銘吉光(号五虎退) 1囗 鎌倉時代 13世紀
重文 短刀 銘吉光(名物信濃藤四郎) 1囗 鎌倉時代 13世紀 致道博物館
短刀 銘吉光(名物鍋島藤四郎) 1囗 鎌倉時代 13世紀
重文 短刀 銘吉光(名物博多藤四郎) 1囗 鎌倉時代 13世紀 文化庁
＜以降、員数・時代・所蔵先等略＞
刀 銘村正
短刀 銘村正
重文 太刀 銘吉則
重美 短刀 銘三条吉則作
太刀 銘吉次
重美 太刀 銘三条弥太守家／寿福円満軍勝
短刀 銘達磨
慶長以来新刀弁疑 鎌田魚妙著
重文 光徳刀絵図(毛利本・文禄三年)木阿弧光徳筆
秀次公縁起絵巻
重文 阿国歌舞伎図屏風
堀江物語絵巻 岩佐又兵衛筆
刀 切付銘備州長船兼光 大町甚右門尉磨上之／嘉吉二年八
重美 月日 中心有之
刀 銘本作長義天正十八年庚寅五月三日二九州日向住国広銘
重文 打／天正十四年七月廿一日小田原参府之時従屋形様被下置也 長尾新五郎平朝臣顕長所持
重文 刀 額銘来国光／切付銘埋忠磨上之
短刀 朱銘元和二 正宗／光徳(花押)(名物朱判正宗)
重文 刀 金象嵌銘本多美濃守所持／義弘木阿(花押)(名物桑名江)
短刀 銘国広(包丁正宗写)
脇差 銘以南蛮鉄於武州江戸越前康継／骨喰吉光獏
重文 鑓 銘城州埋忠作／文禄二年十二月日
短刀 銘埋忠宗吉／慶長二年八月日
刀 銘山城国西陣住人埋忠明寿(花押)／慶長三年八月日他江
重文 不可渡之
重美 刀 銘肥前国忠吉
脇差 銘武蔵大橡藤原忠広／寛永六年九月廿四日切物明寿
重美 七十二才時 此忠広埋忠明寿弟子
刀 銘東山住美平／宗昌就
刀 銘日州古屋之住実忠作／永禄九年七月廿二日
刀 銘日州古屋住国広山伏時作(以下切)
重文 刀 銘慶長九年十一月吉日信濃守国広作／依賀茂祝重邦所望打之
重美 短刀 銘藤原国広造／沢田道円所持
重文 刀 銘国安
重文 刀 銘大隅橡藤原正弘／慶長十一年三月吉日
重文 刀 銘信濃守藤原国広造／越後守藤原国儒
刀 銘越後守藤原国儒
刀 銘濃州関住兼定作(号歌仙兼定)
剣 銘肥後住人越前守藤原国次／貞享四丁卯歳十月吉日
刀 銘洛陽堀川住歳長
短刀 銘濃州岐阜住大道／信濃守国広
重美 刀 銘伊賀守金道
短刀 銘伊賀守金道
刀 銘丹波守吉道／為内藤九朗右衛門代々
重美 刀 銘越中守正俊
重美 短刀 銘越中守正俊
重美 刀 銘山城大禄藤原用恵国包／慶安元年八月吉日
重美 刀 銘用恵国包作
刀 銘吉行
重美 刀 銘河内守藤原国助／寛永十九年二月吉日
刀 銘河内守国助
刀 銘摂州住藤原助農
刀 銘津田越前守助農 延宝三年二月日／井上真改 延宝三年二月日
重文 刀 銘津田越前守助農／延宝七年二月日
重美 刀 銘於大坂和泉守国貞
重文 太刀 銘井上真改／延宝五年八月日
太刀 銘粟田口住人善太夫忠縄／播州於姫路作之刀身銘山城国稲荷大明神奉捧御剣／寛永十四年二月吉日
重文 太刀 銘粟田口一竿子忠綱 彫同作／宝永六年八月吉日
刀 銘粟田口近江守忠綱
刀 銘平安城住正俊
重文 黒漆剣
重文 革包太刀(号笹丸)中身太刀 銘口口国則宗(名物ニッ銘則宗)
重文 太刀 銘口忠(名物膝丸・薄緑)
重文 太刀 銘国綱(名物髭切・鬼切)
太刀 銘北野天満天神豊臣秀頼公御造営之時／于時慶長十二
重文 丁未十一月日信濃守国広造
刀 金象嵌銘永禄三年五月十九日義元討捕刻彼所持刀／織田
重文 尾張守信長(名物義元左文字)
重文 剣 銘尚宗
クリス
重文 太刀 銘大和則長
重美 太刀 銘幡枝八幡宮藤原国広造／慶長四年八月彼岸
重美 太刀 銘平安城住国路作／慶長拾七暦十月廿二日
太刀 銘(菊紋)山城守藤原国清／寛永十年二月日
重文 太刀 銘豊後国行平作
太刀 銘出羽大橡藤原国路金具御大工躰阿弥／祇園社御太刀
重文 承応三年甲午年九月吉日
剣 銘出羽大禄藤原国路 金具御大工躰阿弥／祇園社御剣 承応三年甲午年九月吉日
太刀 銘(菊紋)越中守藤原正俊／祇園社御剣慶安二年正月吉日／奉寄進松原長左衛門尉正倶
刀 銘鎮国神器伯耆国大柿宮本能登守菅原朝臣包則／明治元年十月八日奉稲荷社納稲荷神山剣石百日参寵シテ謹鍛之
祇園祭礼図屏風
長刀 銘平安城住三条長吉作／大永二年六月三日 切付銘去 年日蓮衆退治之時分捕仁仕候於買留申奉寄附感神院江所也 願主江爲石塔寺／之麓住鍛冶左衛門太郎助長 敬白 天文六 丁酉歳六月七日
長刀 銘(裏菊紋)和泉守藤原来金道／(菊紋)大法師法橋来三品栄泉 延宝三年二月吉日
橋弁慶山牛若丸人形
橋弁慶山牛若丸人形太刀 銘(枝菊)近江守源久道／宝暦七年丁丑五月日
篆額原字「伏見義民之碑」三条実美筆
伏見人形 布袋
伏見人形図 伊藤若冲筆
短刀 銘山城国幡枝寓朝尊
太刀 銘平安駒井法眼慶任作
脇差 銘正三位有功作／癸丑秋五十之内
太刀 銘寅二月有文有任奉相槌／為法住大徳作之刀身銘神代よりはきそめまして身をさらぬ太刀こそ長きまもり也けれ 正三位有功造并詠
脇差 銘(忠以花押)
短刀 銘大阪住高橋晴雲子信秀七十五歳作／於京都帝国大学 鍛之 大正六年十二月吉日
刀 銘於舞子別邸 稠助／以一文字傳 予非鍛冶軍務余暇用 日出 丸古釘慰造有不折不曲徳
刀 銘舞子有栖川宮庭前／明治四十三年十一月吉祥日卍正次謹作
太刀 銘立命館義一作／乙酉年二月日
刀 銘蕪城正峯処女作昭和十七年八月日／於洛北衣笠山辺立命館鍛錬場傘笠亭
太刀 銘加賀住両山子正峯作之／甲寅年二月日
直刀 銘傘笠正峯作之／戊辰年八月日(七星剣写)
太刀 銘備前国包平作／傘笠正峯作之 平成八年十二月日(大包平写)
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