SIZE
ONE SIZE : 着丈 : 76cm , 身幅 : 61cm, 肩幅 : 48cm, 袖丈 : 58cm

FABRIC : COTTON

COLOR : OLIVE (オリーブ）


フレンチヴィンテージの究極のトップピース！約50年代初期頃の物と思われる、フレンチアーミー : TAP-47/51 パラトルーパージャケットが入荷して参りました! こちらは当時の着用者用にモディファイされた個体です。

フランス軍の空挺部隊向けに、1947年型降下ジャケット(Veste de saut TAP modle 1947)が登場。TAP 47は年代毎に服の構造や迷彩パターン(通称リザード迷彩)が徐々に変化していますが、今回のこちらはTAP 47/51と呼ばれる、1951年改良タイプです。（初代TAP47やこちらなどはフランス軍のヴィンテージウェアの中でもトップオブトップのレア度を誇ります！）

現在、大変人気を博しているTAP 47/56 シリーズの存在は知られているところですが、こちらはそれよりもさらに古いモデルで、通称 : ナンバー2(2nd)とも呼ばれる、1951年改良モデルで、非常に高値で取引されるTAP-47/53モデルよりも遥かに球数が少ないスペシャルレアアイテム！

TAPとはTroupes Aero Porteesと呼ばれるフランス軍の空挺部隊や、イスラエルなどの外国人部隊が着用していたとされたモデルで、リザード迷彩タイプは有名ですが、こちらのオリーブ単色タイプの方がより合わせやすく、球数も少ない為重宝される逸品です。

第1次インドシナ戦争やその後、すぐに始まったアルジェリア戦争、イスラエルを中心とした第三次中東戦争で着用されていたとされますが、本国フランスでは、1961年に起こったクーデター未遂の影響で、その後の着用が禁止されてしまい、元々の生産数も非常に少ない希少モデル。

TAP-47/56では中肉厚のヘリンボーンツイル生地を採用しておりますがこちらはM-47前期モデルのような乾いた質感のコットンツイルを採用。

大容量の３つのメタルボタンが付いたフラップポケットが両胸に付いており、TAP-47/56では裾のポケットも並行したデザインですが、こちらのTAP-47/54以前のモデルは斜めになったポケットが付くのが大きな違いです。こちらのTAP47/51以降のモデルは襟が大幅に低めにモデルチェンジされており、背面の切り返しパターンも異なっております。襟が高い分、開いて着用した際に、大きめなラペルがバランスが良く、主観にはなりますがこちらのパターンの方が素晴らしいように感じます。

更にTAP-47/56には存在しない、袖口と裾にアジャスターが搭載されておりますので絞って着用可能。

またバックの両脇部分にジッパー付きのベンチレーション機能が搭載され、下部にはフラップ付きのポケットが付きます。この両方を備えているのは数あるTAPモデルの中でもこちらの47/51のみのレアディテール！！

幻のモデルとされる、TAP47（1st）, TAP-47/51（2nd）, TAP-47/52(3rd)モデル等やTAP-47/53(4th)モデルはフランス軍の空挺部隊のエリート隊員のみが着用することを許された伝説の軍服で、フランス下級兵士や外国人部隊員の憧れの戦闘服として認知され、それらを着用したいが為に、これらのモデルを内部で売買する状況に発展。一時は兵士の一ヶ月分の給料以上のプレ値が付くほどの人気ぶりでした。その関係で、実際にフランス軍の正規空挺部隊が戦争で着用したのはTAP-47/53(4th)モデルまでとされ、そのデザイン性の高さ故に、その後は軍のセレモニーなどの正装として着用されていたようです。

状態は全体的に若干の着用感とフェード感あり、油シミがいくつかあり、ボタンがほぼ交換済み、フロント第二ボタンに欠けあり。袖口や裾、ポケット部分に若干のスレや小キズあり、ビーバーテールとエポレットが欠損、後ろ身頃の中心で若干リサイズされるなどモディファイされておりますが、着用に問題のあるようなダメージのない、まだまだ活躍可能なグッドコンディションです!

ボトムスと共に中々市場には出てこない激レアなアイテムですが、ファッション性も高く、機能性溢れる作りも見事な逸品! 今後もますます価格上昇が予想される希少モデル！動きやすいゆったりとしたシルエットなので下に厚手のニットなどを着込むことも可能！