
リキッドスキン/ゴメス
ブランド:EMIミュージック・ジャパン
アメリカ南部のブルースやカントリーからの影響と英国ならではのサイケデリックな実験性を併せ持ち、90年代末のUKロックに独自のブルース感覚を持ち込んだリヴァプール近郊出自のロック・バンドGOMEZ。ベースのPAUL BLACKBURNやヴォーカルを担うBEN OTTEWELLらが多彩な声と楽器を分け合い、ルーツ色の濃いギター・アンサンブルと複数のソングライターが共存するサウンドでUKインディ・ロックの中でも異色の存在として知られます。
リヴァプールのPARR STREET STUDIOSとロンドンのABBEY ROAD STUDIOSで、1998年8月から1999年6月にかけてレコーディングされた99年2NDアルバム。前作で評価されたラフなブルース・ロック路線を土台にしながら、セルフ・プロデュースの自由さを活かしてアレンジのスケールやサウンドの密度を押し広げた一作です。音楽的にはブルース・ロックを中心に据えつつ、BECKやTHE GRATEFUL DEAD、PEARL JAMのようなオルタナ・ロック/ジャム・バンドの感覚とも比較される、厚みのあるサウンドに到達しています。
ヘヴィなリフとうねるリズムが立ち上がるカントリー・ブルーズ"HANGOVER"、スライド・ギターとハーモニーが爽快に転がる"REVOLUTIONARY KIND"、1STアルバムとタイトルを共有する"BRING IT ON"がファズ気味のギターと粘りのあるグルーヴで押し切る流れは、前作からの進化を端的に示します。ドラマティックなコード進行とコーラスが印象的な"BLUE MOON RISING"、フォーキーなギターとストリングスがじっくりと広がる"WE HAVEN'T TURNED AROUND"、ミドル・テンポでビートを刻む"RHYTHM & BLUES ALIBI"など、シングル曲とアルバム・トラックが同じ熱量で並ぶ構成です。
初期GOMEZの中でも特にバンド・アンサンブルの充実が際立つアルバムで、ルーツ・ロックやオルタナ・カントリー寄りのリスナーにも強く薦められる内容。90年代末UKロックの厚みと、アメリカン・ロックの感覚が自然に混ざり合った一枚として、いま聴き返す価値の高い作品です。
試聴のみ。大変綺麗な状態です。
プラケースなし。不織布のビニールケースに封入して発送予定。
邦盤。ボーナストラック収録。
歌詞、対訳、解説、帯付き。
見本盤。