北海道出身のピアニストにしてドラムス奏者で、どのジャンルにも収まらない個性的な音楽観を持った作曲家でもあり、現在では吉田達也との様々な形でのコラボレーションでのアルバム制作や即興演奏にフォーカスしたライブ活動などなどで、先鋭プログレシーンでもブレイクした感のある武田理沙の、2018年発となるデビュー作にして2枚組のアルバム。リリースはディスクユニオンの運営するDIWレーベル傘下のMy Best Recordsからで、わりと個性的なJポップス系のアーティストを多く擁するこのレーベルにしてはかなり意外なリリース。デビュー作からしていきなりの2枚組というのはマグマかフランクザッパか?くらいのものであろうという事態ではあるにせよ、それだけ才能の膂力が普通じゃなかったというのは本作を聴いてのとおりで、そこからシェイプアップの末なんとか2枚組のCDに収めたといったような濃密さは、2枚を通して聴いた時によりハッキリと感じ取れるという次第。アルバムコンセプトとしては1枚目のほうはポジティブサイドで2枚目のほうはネガティブサイドという方向性で分けたという事だったらしく、例えば1枚目のほうはややメロディックなフラグメントやコード感というものの骨子が感じ取れるほどには分解されきっていないので(些末事ではあるけれども冒頭のピアノソロを省略していきなり本題から入った方がインパクトはあったのでは)、どんなに多様な要素と難解なリズムで演奏が展開していっても意外なほどに聴きやすく、シンフォニックロック好きがこれを聴いたとしても、ジャズロックライクでちょいエレクトロアヴァンギャルドなプログレ系として捉えることも可能という微妙な線を衝いているという事自体が才能というしかない程。2枚目のほうは打って変わってより混沌としていてヘヴィーな音像の、演奏全体もインプロヴィゼーションの要素が拡大し、さらに自由度を増しながら意識のコントロールを離れて勝手に体が動いていっちゃうようなタイプの凄まじさで、この後2020年以降の吉田達也とのコラボレーションで展開する事になるその萌芽のようなものが既に蠢いているといったこの演奏からは、狂ったディスヒートという評価もあったというインタヴュー記事にもあるとうり。総じて楽曲も演奏も個性的で、一概にどれに近似値があるなんて思い浮かばず、楽曲もどこまでが構成でどこからが即興なのか判別し難いほど錯綜しているという部分はこのアーティストの真骨頂。詳しいバイグラフィーなどはご自身のサイトからの引用でご参考までに以下のとうり。武田理沙 RISA TAKEDA-pandora(my best records)
l※オビ付きですが、オビの端に割れがあります。この点、ご留意のうえ、ご入札いただけますと幸いです。
<武田梨沙 北海道生まれ。3歳よりクラシックピアノを始める。大学在学中よりドラマーとして活動。2011年に上京。様々なバンドで活動する中で、即興音楽の世界に魅了され、様々なミュージシャンと即興演奏を中心としたライブ活動を始める。2016年頃からソロ活動やDAWを用いた作曲活動を始める。My Best!より3枚のソロアルバムをリリース。作曲・編曲・演奏・レコーディングを全て自ら手掛け、複雑なメロディー、ハーモニー、リズム、音の連なりをアンサンブルによって自在に、かつ緻密に表現した壮大な楽曲群を制作。ライブでは坂田明、吉田達也、山本精一、横川忠彦、鈴木慶一、マニ・ノイマイヤー、中村達也(敬称略)らと共演し、活動の幅を広げている。現在も創作活動を続け、年間100本以上のライブを行っている。2024には吉田達也と共にヨーロッパツアーを行い、8カ国13都市で公演を行う。>
コンディション:★盤は中古盤として並品(軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し)、ジャケットは中古盤として並品(目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり)、プラケースは中古盤として並品(スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります)★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★
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