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希少な染織 祭儀用布 霊船文 タンパン 19世紀(1800年代)末 インドネシア スマトラ島 天然染料・手紡ぎ糸 検 古布 イカット
希少な染織 祭儀用布 霊船文 タンパン 19世紀(1800年代)末 インドネシア スマトラ島 天然染料・手紡ぎ糸 検 古布 イカット [浏览原始页面]
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卖方资料

卖家账号:太陽collection80’s

卖家评价:好评:286 差评:1

店铺卖家:不是

发货地址:宮城県

商品信息

拍卖号:r1211942971

结束时间:12/12/2025 20:35:07

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商品成色:二手

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最高出价:ももクリ

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 高温多湿の国インドネシアで100年以上も前の染織は、本当に残っていないものです。この布は、19世紀(1800年代)末の古布であることを保証します。観光客向けの土産品ではなく、高い技術で織られたプリミティブな布ですので、インドネシア染織がお好きな方に引き継いでいただければと願ってます。
 これは、インドネシア スマトラ島南部 ランプン州(クルイ地方)の「タンパン」という祭儀用布です。用途は、結納品の包み布や新築の際に梁の上に置く魔除け布でした。以前にご落札いただいた同手のタンパンと一緒に、昔ランプンの旧家で入手したものです。裕福な階級の特別な注文によって織られた布でしょう。
 大きさは、約60×56㎝、中央部分は、非常に緻密な縫取織が隙間が無いほどびっしりとなされ、周辺部分には、浮織が織り込まれています。織り込まれている文様は、死者の魂を天上界に運ぶ霊船文と祖先・死者であるとされる人物文です。試しに「スマトラ島 霊船布 タンパン」で検索してみても、美術館所蔵のもの以外に時代のあるタンパンは、ほとんど出てきません。
 中でも、このタンパンを選別してコレクションに入れていたのは、以下の3つの理由からです。
 まず第一に、文様構成です。タンパンの良さは、なんと言っても文様の面白さにあります。スマトラ島は、早くからイスラム教が入り偶像崇拝が禁止されたため、タンパンの文様も抽象的な幾何学文が一般的でした。そのため霊船や祖先像が織り込まれている古いタンパンは早くに海外に流出してしまい、(新しい複製は多くありますが)市場ではほとんど見かけることがありません。当方、単調な文様が繰り返されているごく普通のタンパンは、蒐集の対象外でした。
 次に、タンパンの大部分は、木綿のみで織られています。しかし、このタンパンは、当時高価であった絹糸をふんだんに使って織られている点で希少です。白い生地全体と上下の藍色部分が手紡ぎ木綿で、大部分を占める黄色と茶色の縫取織部分は、天然染料で染められた絹糸です。この茶色は、ハヌバンと呼ばれる木の樹皮から染色したもので、上質な長さのある霊船布の一部にも使われている貴重な染料であり、このサイズのタンパンには、ほとんど使われません。同手の絹糸と木綿糸で織られたタンパンが、メトロポリタン美術館とオーストラリアのニューサウスウェールズ州立美術館に収蔵(9枚目参考画像)されています。出品の布は、所蔵品と比べても負けていないと思います。
 最後に、この布は、織りの緻密さ(密度)において優れています。このように白い生地が僅かしか見えないほど織りが入っているタンパンは少ないものです。また、左右端や上下両端の織りも、普通レベルのタンパン(8枚目参考画像)と比較すると、全く手抜きが無いことがお分かりいただけるかと思います。タンパンは通常40㎝前後のサイズが多いのですが、この布は、大きさが(約60×56㎝)もあります。
 状態ですが、タンパンは、その用途から、穴が多く空いていたり、断片しか残っていないことが多い布です。しかし、このタンパンは、右下に小さな傷み(3枚目白い囲み)がある以外、目に付く傷みはありません。その部分のアップが、7枚目画像ですので、ご確認願います。右下の隅の青く囲んだ部分に、黒糸で手刺繍がなされています。中央部分(4枚目画像)に傷みがあるように見えますが、次の5枚目アップ画像緑色囲みをご覧いただくと、絹糸の色を変えて織られており、傷みではないことがお分かりいただけかと思います。布の中心に当たる祖先像の上半身部分のみ、他に使われていない絹の色糸で織られています。何か儀礼的な意味合いがあるのでしょうか。他に、中央下に四角い汚れ(7枚目裏側から見るとよく分かります)、糸のほつれ・摩耗、透かさないと分からない小穴がございます。各画像でご確認の上、古布にご理解のある方のみ、ご入札をお願いいたします。120年以上も経っている布であることを考慮すると、奇跡的な状態の良さだと思います。
 これほど時代のあるインドネシア染織には、今ではもう出会えないものです。選別して蒐集できた良い時代に、希少かつ鑑賞に耐える状態のものをコレクションしていたので出品できる布です。整理のための出品で、この布の時代や品質を考慮すると大変リーズナブルかと思います。プリミティブな布がお好きな方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

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