◎江戸末期1850年代後半~1860年初期に一点物としてフランスの家具作家により製作された、当時のフランスアンティーク家具の歴史に於いて大変稀少価値の高い博物館展示クラスのジャポニズム様式の美術工芸作品、ソーイングデスクです。
1854年「安政の開国」による鎖国政策が解かれ日本の江戸時代の芸術文化「浮世絵や着物、その他の美術工芸品」が西洋に輸出され、その芸術美は衝撃と共に西洋の芸術家に大きく影響を与えました。こちらのソーイングデスクは1850年代後半〜1860年代前半頃のフランスの家具作家がジャポニズム様式をふんだんに取り入れ独自の世界観により製作した大変手の凝った素晴らしい一点物の美術工芸作品です。
◎作品は当時の江戸時代のジャポニズム様式とフランスの様式をミックスした全く新たな斬新な作品です。
日本の江戸時代の木工漆器、重箱等に見られる漆塗り、金彩の草花蒔絵や鎌倉彫といったジャポニズム要素と当時のフランス、第三ナポレオン帝政期に流行していた、リージェンシー様式、アンピール様式をミックスした1860年頃のフランス独自の素晴らしい作品です。
デスク作品の全体の形は、リージェンシー様式を基にジャポニズム様式を取り入れた漆塗り、草花の蒔絵と似通った金彩で詳細に描き、またアンピール様式のエンパイアスタイルと呼ばれるサイドにアクセントを入れ、また真鍮の荘厳なゴールドのレリーフを取り付けられています。天板には立体に精密に彫刻された花木や、細かな所まで全体に細密な金彩草花が描かれています。また引き出しの中にも精細な金彩の草花が描かれています。
この机は詳細な素晴らしい芸術作品です。またこの小型のソーイングデスクならではの細密な芸術作品であることも頷けます。それは当時日本から輸出された小型の日本の江戸時代の木工漆器作品の彫刻や描かれた細密な蒔絵や漆塗りを小ぶりな家具に再現したことを西洋家具の歴史本の中にある説明にも納得が出来ます。
天板には見事な立体の花木の彫刻が施され金彩が所々に施されています。そして
天板を開くと様々な用途に使用出来る鏡が付けられております。机内は重箱のように段になっており金彩の花の描かれた仕切りのある深さ5.5cmほどの化粧箱の下には深さ6cm程のスペースがあります。また机の下に別途引き出しがあります。その引き出しの中にも金彩で草花が描かれています。机の四方、脚の四方、全体面にも金彩で草花が描かれておりどの角度から見ても素晴らしい金彩の草花を鑑賞出来る素晴らしい芸術作品です。
またこのような細密な一点物のジャポニズム様式とフランスの様式が見事に再現された芸術作品は1850年代後半〜1860年代前半に限られる稀少なミュージアムピースの一点です。
こちらのソーイングデスクは現代に於いて使用の用途は多く、ディスプレイや化粧品、アクセサリー入れ様々な小物入れ等にも重宝します。また素晴らしい存在感です。黒と金彩によるデスクは素晴らしい存在感です。また天板を上げるとミラーもある為、写真のように1880年頃のフランスアンティークの回転椅子を置いて化粧台としても利用出来ます。
サイズは 横53cm、縦38cm、高さ70cm
状態は江戸時代末期の150年を超えるアンティークとしては状態は良いと思います。細かなヒビや擦れ、剥がれはあるものの金彩やレリーフも良好な状態です。写真、またリンクの映像にて御判断ください。
◎デスクのリンク映像です。
◎発送は家財宅急便Bランクです。◎必ず落札時に電話番号をお知らせ下さい。家財宅急便の発送時に必須の為
◎商品は約160年も経過したアンティークです。アンティークのご理解の無い方は入札をお控え下さい。
◎ノークレームノーリターンのみとさせて頂きます。