紙ジャケットCDです。
以下サイトより引用
プロダクション・デシネ★第26弾!
“レイ・ワンダー”の神話には続きがあった?世界初のCD化!レイ・ワンダーとザ・クラウンを繋ぐミッシングリンクにして最高のロック作品。
世界初のCD化!ex-レイ・ワンダーの中心人物にして、現・ザ・クラウン、スウェーデンのSSW・ヘンリック・アンダーソンが、二つのバンドの間に結成していた4人組ロックバンド、ハンクの幻の作品が、遂に遂に世界で初めてのCD化!そしてそのサウンドは... レイ・ワンダーに勝るとも劣らないのです...
レイ・ワンダー(以下RW)の解散後、ザ・クラウンでの活動以前に、ヘンリック・アンダーソンが結成していた4人組・ロックバンド、“ハンク”が残した“幻”のアルバム。噂だけがコアなファンの間で語り継がれていた幻の未発表アルバムが本作、『ザ・ファミリー・アルバム』です。
より、60?70年代的なロックサウンドを志向したそのソリッドなロックサウンドは、RWの活動終期に近い感覚ですが、そこはRWの中心が率いたバンド。ところどころに“ひねり”を加え、よりソウルフルで逞しいロックを聴かしてくれます。何と言っても、ストレートな部分が多い故に、メロディの良さがとにかく際立つのがスゴい!
取りあえず、オープニングを聴いた時点で笑いが止まらない人も多いハズ。まるでRWの4作目?な、モッドインスト「01. Cad IIII」(「The Cad」、「Cad II」は“レイ・ワンダー”のインスト曲)からして、より硬質に、ダイナミックに進化したRWサウンドを高らかに鳴らしています。そして続くキャッチーな‘パパパ?’コーラスと疾走するビートが“鬼”格好良い「02. Nobody Else」で本作の評価はほぼ決定しちゃう感じですが、この人のスゴさは、ドラマチック&ソウルフルな大名曲「03. Superking」でこそ発揮されてます。この曲を聴いた瞬間に、鳥肌が立つと共に、本作のリリースが決定しました。他にも、繊細なギターフレーズ、どこか物悲しいメロディが駆け抜ける「04. Goodbye Levine」や、軽妙なオルガンの出だし、どこかヒネた曲調が秀逸な「07. The Core」、「12. Use Your Fantasy」、弦の響きも絶妙の「05. Happiness」、ジワジワ込み上がる「13. Together」辺りはまるで“レイ・ワンダー”、イヤ、進化(深化)した“レイ・ワンダー”と言うべきかな。一方で、痛烈なドラムブレイクがインパクト・大の「06. Family Ok」、メロディアスに聴かせる「09. Off」や、ラストをメロウに飾るNina Ramsby(“レイ・ワンダー”の頃にも共演しています)とのデュエットで聴かせる極上曲「14. Stay」など、後の“ザ・クラウン”へと受け継がれる部分も垣間みれるのが嬉しいところ。
マットな質感の上質紙を使用したA式の紙ジャケット仕様でのリリースです。プロダクション・デシネによる、レイ・ワンダー関連連続リリースの第4弾にして、最後の1枚です!
とまぁ、レイ・ワンダーのファンには嬉しいポイント満載ですが、肝心なのはそのクオリティの高さ。当然、レイ・ワンダーなんて過去のバンドを知らなくても、純粋に“ハンク”と言う、スウェーデンの新人バンドの作品として、素晴らしくクオリティが高いのです。だからこそオススメなのです!まさしく彼は『スーパーキング』!!(mm)