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村松友視 小説原稿 習作『背中あわせ』あるいは『他生の縁』66枚不完《真作》


　　真作保証　万が一真作でない場合は返品を受け付けます（落札価格+送料のご返金）
　　
　　村松友視(1940-)の肉筆　400字詰の原稿用紙66枚　完全原稿ではありません
　　
　　タイトルは「背中あわせ」あるいは、赤字で「他生の縁」　「私」が主人公の自伝的な話のようです

　　●No.1-18　神戸くんと私が線路の上を綱渡りのように歩いている少年時代の夢から物語は始まります　
　　
　　　　　　　　　　妻の鳥子に起こされ、私の誕生日に来訪する「母」と妹夫婦　しかし言えなかった鳥子の妊娠　そして、断念したアパート探しに代って住宅の計画がはじまります
　　
　　　　　　　　　　頭金は静岡鉄道の株を売った百万円か...　　　　　　　　　　　　　
　　
　　●No.23-41(19枚)　妻の電話でローンの話でやってきた銀行員　すでに家の話を母親にしている妻と母の親密な関係を不思議に感じる私、　　　　
　　
　　　　　　　　　　　なぜなら私の親類はお互いに無関心だからだが、しかし祖父が生きていたころはそうではなかった...
　　
　　　　　　　　　　　そして鎌倉の祖父(大衆小説家、山谷義一)の家とその思い出　死んだと聞かされて育った「母」のこと(※このあたりの話は村松の自伝で繰返し書かれていることです)　　

　　●No.58-86(29枚)　ローンは無理ということになり、家を買う話が消えたことは、私を愉快にさせます　もともと私にとって「家」というものが存在したことはなかったから...　　

　　　　　　　　　　　おまえは甘えている、という同僚の中川、それは祖父の山谷松風のことであり、それが再び少年時代の思い出へつながっていきます　　

　　　　　　　　　　　ひょうそになり鳥子が帰省したため、全ての物が機能を止めた部屋　そして「母」からの電話があり、鳥子の留守を告げ、あいさつ程度の話をし受話器を置きます

　　　　　　　　　　　私はまるで、鳥子の留守番、私は何者になってしまっているのだろうと考える私、

　　　　　　　　　　　「母」の生存を告げたときの祖母の表情、祖父の葬式に背を向け、清水の家でひとり仏壇に燈明をあげる祖母　そしてまた見た線路の上を綱渡りのように歩く夢...　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　そんな夢を断ち切った鳥子からの電話、鳥子の口からでた再びの住宅問題、「また鳥子のレールに戻されるのか」と思う私、

　　　　　　　　　　　原稿は、洒落たつもりの建売住宅のようなゴキブリホイホイに入りたがるゴキブリの話の途中までです
　　
　　原稿には汚れ痛みがあります　　　　　　

　　その他につきましては写真を見てください（文庫本は大きさ比較のためです）

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