当方のオークションにアクセスいただきありがとうございます。
今回は私が製作したオーディオボードの出品です。

表面・裏面共にオールドチークの無垢材(8mm)を使用し、芯材は国産・国内製造のブナ集成材です。
30mmのブナ集成材を2面プレーナーで28mmにならし、油圧プレスにて4日ほど接着しております。
接着も木目が交差するように接着面を90度変えております(反り対策として)
面は10mmカット面仕上です。
横手材は7mmですので内寸は約506mmとなります。

仕上げの工程ですがペーパー120番→リボスオイル ナチュラル色を塗布→乾燥→ペーパー150番・240番・320番・400番・600番・1000番・3000番で都度ウェットサンディングを行い、乾燥後にナノクリアスを塗布しております。
仕上げ工程はナノクリアスを塗布→乾燥→研ぎがセットとなっています。
リボスオイルは3度塗り、ナノクリアスは4度塗りで仕上げております。
どちらの塗料も浸透系で木の呼吸を妨げる事なく表面を保護出来ますので、従来のワトコオイル・ワックスで仕上げるやり方から変更いたしました。

YAMAHA CDX-10000・Luxman M-05を設置し、今話題のアーティストtuki.と藤井風のアルバムで試聴しました。
普段使用しているパドック×サクラ集成材との比較になります。
チーク・ブナは共に柔らかく甘い音色が特徴です。
ボーカルの声が優しく伸び、響きも美しいです。
音ではなく音楽を再生させるボードでした。
ボーカルも良いのですが、明らかに良い方向へ変化したのはギターです。
部屋がギターの音色で包み込まれるかの様な再生でした。
家族の女性陣にも試聴してもらいましたが(女性の方が男性と比較して耳がより鋭い為)圧倒的に今回のボードの方を評価しておりました。
特にtukiは目の前に姿が浮かぶほどの再生とのことでした。

※メンテナンスについて※
私が製作しているインシュレーター・オーディオボードはリボスオイルとナノクリアスで仕上げてあります。
出品する際には表面のオイル・ナノクリアスはしっかり硬化しておりますが、時間が経つにつれて更に中まで浸透して硬化します。
殆どメンテナンスフリーだとは思いますが、御心配な場合は固く絞った濡れ布巾で磨いて頂ければ長く使用出来るかと思います。

天然の素材を使用している為、多少の反り・捩れ・縮み・割れが発生する可能性がございます。
木の特性と受け入れ、付き合っていただけたらと思います。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にご質問下さい。

（2025年 1月 29日 11時 07分 追加）
多数のアクセス・入札ありがとうございます。
ボードの重さですが約8.4kgでした。
※家庭用の体重計による測定ですのであくまでも目安としてください。