1950年代の米軍放出品になります。1953年〜57年　5インチになります。主に朝鮮戦争からベトナム戦争 前期に使用されたとされています。プロペラ機からジェット機に変わった際に パイロットの生存を目的として作られた ジェットパイロット サバイバルナイフになります。

こちら たびたび USNマーク1ナイフと混同されることが多いですが別物になります。
　
こちらのナイフの後に.
ミリタリー ナイフの中で最も有名なエアクルー サバイバルナイフは、六角形のバットキャップを備え、オンタリオ もしくは、カミラス社製のコンパクトなサイズになり
ます。

その後 1958年から70年代まで 5インチのロングブレードタイプの血抜き溝が入った新しいスタイルが構築されその後に、現在の形に変わりました。

90年代でも使用されていますが さらに年が進むと、現在の形のエア クルサバイバルナイフを樹脂 ハンドルにして 多機能にしたモデルが登場し、その後 激しい 採択 戦 をくり広げ、エアクルーサバイバルナイフはガーバーにかわり、lmf 2 という ナイフに変更されました。

レザーワッシャースタイルは2000年代 くらいまで登場していましたが、現在 絶滅寸前です。カミラス2007年に倒産し、オンタリオ もう最近倒産してしまいました。
レザーがワッシャー ハンドルのタンニンナメシのきいたシースがついたかっこいいサバイバルナイフはなくなってしまうことでしょう。
ただ刃が分厚いフルタングでいけいけゴーゴーになってしまうのは寂しいばかりです。


シュレードワールデン　ニューヨーク　USA

パーカライズがほぼ完璧な状態で残っており シースの状態も良かったので 当方が、歴史のあるナイフの状態を崩すことなく 的確に リペア いたしました。

ニートフットオイルで、革に潤いを与え、スパイダルコのシャープナーで先端を整え、レザーワッシャー ハンドルの割れの 心配を抑えるため、プロ用の瞬間接着剤の低粘土タイプを流し込み、正面を削り、フ ワッシャーにコーティングを施し、オイルアップし、バッドエンドキャップのサビ落とし、スチールプライマーをかけ、耐熱塗装でエンドキャップを塗り、角の塗装を少し剥がしてかっこよくし、刃に椿油で保護し、サビを簡単に除去し、リベットのサビを剥がして、現在に至ります。

オンタリオ や カミラスのレザーワッシャー ハンドルのエアフォース サバイバルナイフの前身となるナイフで約5インチから6インチくらいのナイフになります。
レザーシースにはベルトを通す スリットが入ってただ切られているだけでしたので、そのまま使用しては裂けたりダメージが受けやすい 部分ですので 丸い ポンチで裂け止めを行い、糸目の保護のために低粘土タイプの接着剤で糸をコーティングして表面にニートフットオイルを染み込ませ 角をヘリ落としで全て一周し、コバ磨き で磨き、仕上げました。

1950年の歴史的 ナイフ 、しかも デッドストック クオリティです。
手を加えなければ後世に残ることはなく、使用可能でしたが残念な結果になることだけは避けたいので、長年使っていただけるように十分なリペアをいたしました。
ナイフの価値に気づき、愛用していただける方がおられましたら是非お見逃しなく。


＃U.S.N
＃U.S.A.F
＃朝鮮戦争
＃ジェットパイロット サバイバルナイフ