エミール・ガレの伝統を受け継ぐ、アール・ヌーヴォー様式 スフレカメオ花瓶「親子の象」

19世紀末、フランスから世界へ広まった革新的な芸術様式アール・ヌーヴォー。
その旗手「光の魔術師」エミール・ガレが創り出した、
自然界の動植物をモチーフとしたガラス芸術は、今も多くの人々を魅了し続けています。

ガレの没後、彼の卓越したガラス製法とデザインの伝統は、
ルーマニア王室の招聘により移住した熟練の職人たちによって、
ルーマニアのBuzau地方の工房に受け継がれました。
この工房では、ガレ工房時代から変わらぬ加工技術が、
熟練の職人によるハンドメイドで細部に至るまで丁寧に再現されています。

本作品は、その伝統を今に伝えるルーマニアの工房で制作された小型花瓶（ベース）です。

モチーフと技法:

この作品は、ガレの高度な技法を複合的に使用しています。
まず、ガラス胎の表面には、意図的に気泡や凹凸を持たせるスフレ技法が用いられており、
奥行きのある質感を表現しています。

その上に、色ガラスを多層に重ねた「被せガラス（カメオグラス）」を施し、
特殊な液体で腐食させるエッチング（酸彫り）や、表面を削るグラヴュール（手彫り）で、
親子のゾウ（象）の姿を立体的に浮き立たせています。

オレンジや茶色の暖かみのあるグラデーションが、夕暮れ時や夜明けのサバンナの情景を見事に描き出しています。

デザイン: 高さ約19cmとコレクションしやすいサイズで、アール・ヌーヴォーの優美な曲線美が特徴です。
光にかざすことで、スフレ技法によるテクスチャとカメオグラスの色の変化をお楽しみいただけます。

ガレの魔法とアール・ヌーヴォーの優美な精神が宿る、唯一無二のハンドメイドアートピースをぜひお手元でお楽しみください。

【商品詳細】

様式： アール・ヌーヴォー様式

モチーフ： 象（ゾウ）、サバンナ、夕景

技法： 被せガラス（カメオグラス）、スフレ技法、エッチング、グラヴュールなど（ハンドメイド）

本体サイズ： （約）高さ19cm × 幅13cm × 奥行13cm

付属品： シリアルナンバー付き証明書

特徴： ルーマニア製。

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