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mail to inquiry about the whetstones・サイズ 約26.5 x 12.5 x 5.5cm
・重量 4,800g
超弩級の車口水浅葱の砥石です。ほぼ未使用の砥石で、コロナ大流行の頃、それ以前に引退を
考えていた関東の有名蕎麦店のご主人が買い取り希望との事で引き取らせて頂いた砥石になります。
1970年の大阪万博の年に別注で入手されたとおっしゃってました。この砥石を成形されたのは
現在でも京都で砥石店を経営されていますので、名前は伏せさせて頂きます。面切り包丁に使える
大型で最上質の天然仕上げ砥石が欲しくて京都中を探し回ったらしいのですが、見つからずにいた
ところ、原石はあるとの事で注文されたようです。その頃には車口の30型などは全て売り切れて
いましたので、もし車口を指定したとしたら別注するしか手はなかったと思います。
刃渡り33cmの包丁を使っていたらしく、斜めで29cmある砥石ですので問題なく使えていたようです。
実は他にもこのご主人のお父様が使用していた砥石もあった為、この砥石は主に最後の小端付けにだけ
使用していたようで、殆ど減りはないように見えます。今では車口の砥石は幻として語られていますが、仲間の
コレクターに声を掛け、結構集まりましたので出品させて頂きました。最終的には100丁を超える出品
になると思います。何故この車口砥石が幻と呼ばれるようになったのかは下記ページで詳しく解説いたします。
【何故この車口砥石が幻と呼ばれるようになったのか】→
https://store.shopping.yahoo.co.jp/myfriend/b2bfb8cea4.html車口砥石の特徴として超微細な巣がすべての層に入っている事がまず挙げられます。巣が入る事で研磨力が
旺盛になります。さらにその砥粒も超微細であり研磨力が旺盛でありながら鏡面に仕上がりやすくしかもさほど
硬さを感じないという、従来の天然砥石では矛盾するようなことが実際に起こる砥石です。これを知った
理髪店のご店主の方々が我先にとこの砥石を買い求めた事から昭和30年代の後半には店頭から姿を消した
砥石です。その後、理髪店向けとして売れる砥石が無くなった為、京都の老舗砥石店であった畑中砥石店
では中山の採掘権を買い取り、まだ埋め戻されていない坑道を再採掘して敷戸前(浅黄)やアイサ層(カラス)の
原石を入手したほどです。現在でも残っている中山の浅葱は殆どがこの時期に採掘されたものです。
一般的には聞きなじみのない車口ですが、砥石好きの方にとっては今でも憧れの砥石です。試してみたいと
思われる方の為に、小型の車口砥石も徐々に出品する予定ですので少々お待ちください。
お試し制度は
こちらになります。
【乾いた状態】

【濡らした状態】

【乾いた状態】

【濡らした状態】

価格交渉で最も大事なのは「砥石の価値を正しく理解して交渉する」事です。
心から天然砥石の好きな方、天然砥石の価値が分かって頂いている方だけお問い合わせ頂けますよう
お願い申し上げます。
入札せずに、まずお問い合わせください。いたずら目的で価格交渉をされる方、或いは価格交渉が成立してもお支払頂けない方の交渉は固く
お断り申し上げます。
さらに、この特選コーナーは事前予告なく閉じることがあります。
貴重な砥石を長年並べると、あまり好きな表現ではありませんが
「目くそが付く」、つまり新鮮味が失われ
それによって希少価値も失われると昔から言われているからです。
波長が合う砥石がありましたら早めにご連絡をいただけますようお願いいたします。
さらに、気に入った砥石がありましたら画像を保存しておいてください。
このコーナーが閉鎖になった時、後で交渉出来るようにする為です。
どうか宜しくお願い申し上げます。
【特選品コーナーはこちら】他にも多数ございます。お店は
こちら【天然砥石の使い方】もご一読ください。
こちら