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■『子供のあそび』高橋四郎著。昭和33年初版袖折込カバー。
東京都千代田区西神田・日本YMCA同盟出版部発行。総数132もの
子供の遊びが網羅されてます。割と貴重な本です。
■出品者は概ね該書と同時代に生きて来た人間乍ら、写真④⑤⑥の
索引に掲げる遊びの数々は噸として知らず、気後れして仕舞う程。因
みに私が勤しんだ遊びは、どちらかと云うと野蛮な遊び許りでして、
①野原で両陣営に分かれ実際に瓦礫を投擲しベニヤ板を楯にして避け
陣取りする「戦争ごっこ」。→遺憾乍ら爾後に失明者が出ました。
②幅員6Meter の未舗装道路いっぱいに First・Second Baseを蝋石で
描いて、護謨Ballを平手で Hitして進塁する「三角ベース」。余所の家
の屋根にBallが当たったらHome run。→偶に手の甲が道路に擦れて血
だらけに為る事も…。
③知恵遅れだった大人を終日鬼にして、鬼に見付からぬ様間隙を突い
て罐殻を蹴って逃げ捲る「罐蹴り」。→悪い事をしましたね。
④其の合間に女の子の遊ぶ飯事や縄跳びに混ぜて貰って…。→憩いの
一時でした。(笑)
■まぁ是を読む人の中には該書記載の上品な遊びを為さって居た方が
居られるかも知れません。
●紙質経年劣化で焼け・滲み・痛み・薄汚れが有ります。
●全136頁。書き込み有りません。
●古書に不慣れな方、殊更神経過敏な方には不向きです。回避為さる
のが賢明かと思われます。爾後のClaim何卒御容赦下さい。
●取引に際しては私の自己紹介欄をお読み下さい。
(2024年 2月 17日 7時 42分 追加)■一番傑作だったのは、昭和30年代は未だ巷に車両の数が尠なかったので、夏場陽光でAsphaltが柔らかく為ると、道具屋の息子が店から持ち出した引戸のRailを6本ずつ、斜度30度の坂道に平行に並べて釘付け、滑車を四輪宜しく4個取付けた化粧板をRailに被せ、Rouge宛ら仰向けで「Start!」。代る代る勢い良く坂道を滑走、Railの末端で滑車が脱線したら、
「後の行先は滑車に聞いて下さい」
と云う感じでThrill・Suspenseを味わいましたね。私なぞは八百屋の店先に突っ込み、葡萄等の果物の平台に激突、店の親爺さんから「此の馬鹿野郎〜!」と怒髪され、頭を引っ叩かれて仕舞いました。慚愧。何とも長閑な時代でしたね。(笑)
(2024年 8月 4日 6時 44分 追加)■因みに私が子供の頃、個人的に得意だったのは【陥穽落し穴】作りでして、私を普段から頭を平手打して虐める近所の「お転婆娘」に何とか復讐を果たそうと作戦を練ったのは、彼女が能く「飯事遊び」で使用する公園砂場に落し穴を設け、彼女を落とす事でした。
或る時彼女に勘付かれない様に、Shovelと新聞紙と竹籤と小枝を携行し、先ず直径50㎝深さ30cmにShovelで穴を穿ち、其処へ生暖かい野良犬の糞を拾って来て投入。(笑)
扨、此処からが私の本領発揮、竹籤小枝で蜂の巣構造にして新聞紙で掩蔽、其の上から上手く砂を被せるのです。周りの砂の起伏と違わない様に出来たら落し穴の完成。自讃して将来「造園師」に為っても良さそうな腕前でした。後は彼女に飯事に混ぜて欲しいと誘導する丈。処が実際、陥穽の在り処が自分でも分からなく為って仕舞い、私が彼女の前で穴に落ちて終ったのです。其れ視た彼女も吃驚!。
「糞ッ、誰だこんなの作りやがったのは!」
で自暴自棄。私は自分のバカさ加減に腹が立ちましたね。私の運動靴は犬のウンコでべっちょり。癪に触るのは彼女の安堵した表情でした。
『是、お前が作ったんじゃねぇ〜のかあ?。
馬鹿河馬ちんどん屋、お前の母さん出臍〜』
糞、忌々しい。(悔)