希少 展示即売会図録本 藤本能道 瓷器 色絵染付展 作品集 写真集
会期 1980年12月11日~16日
会場 日本橋高島屋
約24x21.5x0.9cm
約56ページ
作品写真図版フルカラー63点
日本語
※非売品
※会場限定本
わずか6日間という短い会期の上、
会場限定のみ、限られた一部の上得意顧客しか入手できない、
大変貴重な、展示即売会の販売図録個展カタログ写真集・作品集。
陶筥(陶函、陶箱)、大皿、中皿、八角筥、花壺、花瓶、扁壺、陶額など、
当時の最上品・銘品の数々を一堂に集めてフルカラー写真で紹介。
経歴・陶歴・受賞歴・出品歴などをまとめた略年譜も収録。
日本の近現代色絵磁器の第一人者であり、
花鳥をモチーフとして、専門の日本画家を超える表現力で生命の自然美をやきものに昇華、
独自の技法「釉描加彩」を確立し、1986年に国の無形文化財「色絵磁器」保持者・人間国宝に認定された陶芸家、
藤本能道が、人間国宝に選定される前、精力的に新しい作品を生み出していた頃の作品群が一堂に展観されたもの。
デパート個展、展示即売会に出品されるような最上作は、現在も数百万円~数十万円もの高額で取引されています。
発行部数も少なく、また、藤本能道に関する書籍については、展覧会図録以外の類書はほとんどありません。
コレクター、骨董品、絵付け、茶道具等愛好家必携の、作風を知る上でも大変貴重な資料本。
【図録掲載内容】
主催者挨拶
作家挨拶
作家肖像写真
作品写真図版 フルカラー63点
藤本能道 年譜
【藤本能道】
東京藝術大学名誉教授。重要無形文化財保持者(人間国宝)。
略歴
東京府・南豊島郡大久保村(後の東京市淀橋区、現・東京都新宿区)出身
1941年東京美術学校工芸科図案部卒業後、文部省技術講習所に入所する。
加藤土師萌に師事。1944年には東京美術学校教授となった富本憲吉の助手を務めながら、富本が習得した九谷焼系の色絵磁器の技法を学んだ。
1946年には日展、国展に初入選するが、終戦に伴い工芸技術講習所を退所、京都に移る。
その後鹿児島市商工課専任として、工芸研究所、京都市立美術大学専任講師、助教授、東京藝術大学教授、東京芸術大学学長を歴任。
新匠美術工芸会、モダンアート協会、走泥社同人を経て、日本デザイナークラフトマン協会理事、日本工芸会、中部朝日陶芸会などの各地、多くの陶芸展の審査員など。
1973年 東京都青梅市梅郷に築窯。
独自の描画方法、「釉描加彩(ゆうびょうかさい)」を確立、
その技術が評価され、1986年4月28日に重要無形文化財「色絵磁器」保持者・人間国宝に認定される。
1956年日本陶磁協会賞、1965年日本工芸会東京支部展受賞、同年ジュネーブ国際陶芸展で銀賞(「赤絵大壷」)。
その後も日本伝統工芸展等で作品を発表。1992年年歿。
【主催者挨拶】より
色絵磁器の第一人者として声価の高い
藤本能道先生の 一昨年につづく二年ぶりの個展でございます
自然のおもかげを色濃くのこす青梅の郷に窯を築いて八年
ひたすら色絵磁器の道を深め
磁器釉にも工夫をこらしてこられた先生の色絵の美しさは
写実を重んじながらそれがみごとな構図となりデザイン的なたのしさとなり
のびやかな筆づかいと相俟って それはみごとというほかありません
同時にそこに伝統をふまえながら
つねに新しさを求めてやまない作家精神の高さを感じさせます
ぜひご高覧のほどお願い申しあげます
【掲載作品一部紹介】図版は一部順不同になっています
色絵蔦と鶉図四角大筥
色絵椿図八角大筥
緑釉金彩萩鶉図四角隅切り大筥
色絵尾長と烏瓜図六角筥
色絵あやめ翡翠図八角筥
色絵紅葉小禽図長四角筥
色絵萩鶉文六角筥
色絵翡翠図六角筥
色絵木槿図八角筥
瑠璃金彩木槿図四角筥
緑釉金彩鶉図六角小筥
色絵梅枝山鳩図大皿
染付鴨之図大皿
色絵秋風双雀図大皿
色絵池中晩秋図大皿
染付旅立つ日大皿
色絵鵯椿図皿
染付柳燕図皿
染付葡萄鵯之図皿
染付雪乃鴨皿
染付雪鴨乃図
染付つつじ咲く皿
色絵鴨乃図皿
色絵葡萄鵯之図花壺
色絵百舌枯葉図花壺
染付柳燕文花壺
色絵山帰来雀文花壺
色絵野葡萄と頬白図花壺
色絵鴨之図花壺
色絵鶉図花壺
色絵双鳩図扁壺
色絵枯葉鵯之図扁壺
色絵翡翠図扁壺
緑釉金彩兎図扁壺
色絵翡翠図花壺
色絵翡翠図花壺
色絵魚文瓢形壺
赤絵花鳥文瓢形壺
色絵花蝶文瓶
瑠璃金彩魚文花瓶
陶額色絵芍薬尾長図
陶額色絵雪中小禽図
陶額色絵黄蜀葵と蝉
色絵百舌烏瓜図
陶額色絵虞美人草図
陶額色絵芙蓉図
陶額色絵芥子乃図
色絵鷺文絵変り皿
染付躑躅咲く図八角皿
ほか