数年前にワンオーナー品をMC2105とセットで譲り受けたものです。
当方ではJBL S143を接続するサブシステムとして切替えて使用しておりました。
MC2105との組み合わせは、よく評価されている通りで言うまでもありません。
8月にメインボリューム・スイッチをアルプス製代替ボリューム(新品)に交換、バランスボリュームの清浄等の整備が行われました。
また、前オーナーの所有時には、劣化しやすい電解コンデンサを全て音楽用コンデンサ(MUSE、F&T)や高耐久コンデンサに更新するなどの整備が行われています。このため、特に劣化しやすい部品の多くが交換、整備済みになっています。
オーナーズマニュアル等はありませんが、当時のユーザ登録ハガキ(サービス契約申込書)のようなものが2種あります。記念として添付します。(もちろん、ユーザ登録はできません。)
但し、これらには機種名の記載はなく、同じものがMC2105にも添付されていましたので、この時代のマッキントッシュの共通のものと思われます。
〇機能面
全体的にあまり機能面での不具合は感じません。
インプットセレクタ、モードセレクト、トーンコントロールは機能し、感触にも違和感はありません。
バランスボリュームは中央位置で音像が中央に定位します。
メインボリューム、バランス、ラウドネス、上面のセンター出力の各ボリュームにガリは感じられません。
但し、バランスボリュームは清浄によりガリが改善されたものであり、再発する可能性がないとは言えません。
前オーナーに多用されていたPHONE2入力は、RCAジャックの中の接点が甘くなっているためか、当方の環境ではプラグの刺し方によってはノイズが乗る場合がありますので、PHONE1を使用ください。
導通のみの確認ですがスピーカー切り替えも正常です。
〇外観
筐体は古いものにしては、きれいな方ではないかと思いますが、経年相応の、傷、くすみ、汚れ、軽いサビ等があります。
左側面に塗装の剥がれに至る傷があります。
ワンオーナー品を譲り受けたものにつき、筐体は研磨、塗装、サビ取り等による修復は一切行われておりません。
パネル照明は全てLED電球に差し替えられており、きれいで違和感もありません。
気泡は、ヘッドホンジャック周り、パネル枠ぎわ(右下部、中央上端、左下端等)にあります。この内、右下の気泡については大きめです。
目立ちませんがトーンコントロールBASSの上方にパネル裏面の黒フィルムのピンホールと思われるものが2個あります。
他にも当方の気づかないような気泡等があるかもしれません。
輸送途中にこれらが増える可能性がないとは言えませんのでご留意願います。
50年前の大変古い商品であり、また、製造メーカではなく、ショップ等や個人でメンテナンスが行われてきており、その内容は当方では把握できません。引き渡し後は、当然ながら、性能、電気的問題等、将来の保証もできません。
また、外観を含めて他に当方が気付かないような不具合があるかもしれません。
そのため、あくまでも現状渡しの出品(現状品)として、理解いただいた上で、入札、ご使用ください。
早期終了する場合があります。
(参考)
本機種C26は、AUX、TUNERの入力については、インプットセレクタで選択されていない時は、入力が短絡(アースに接続)される仕様ですので、これらに機器を接続している場合、選択されていない機器は出力を止めるかOFFにする方が無難です。また、そうしないと、短絡された信号がアースを変動させ、パワーアンプによっては小さな音で聞こえる可能性があります。