CIRCOLO1901（チルコロ）は、南イタリア・バーリに本社を構えるテキスタイルカンパニーS.G.L.社が展開するジャージー素材に特化したブランドです。2009A/Wにテキスタイルカンパニーならではの高品質な素材使いと斬新な表現で新しい切り口のジャージージャケットを発表し、今ではチルコロを代表するアイテムになっています。テーラーメイドのスタイルにプリントやダイイングテクニックを駆使して様々な異なる表情を与えたジャージージャケットは、最も厳しい消費者でもあるファッション業界の人々から高い評価を得ています。

ご紹介するのは、春夏シーズンのコマーシャルフォトにも使用された「CN2612（GIACCA OXFORD T/TOPP）」です。このジャケットは、チルコロの名が世に知られるきっかけになった“プリントシリーズ”の品になります。他社では真似できないと言われる高度な染色技術を駆使してジャージー素材に“表情”を与えたプリントシリーズ。どこからどう見ても布地（織物）なのに実際にはストレスフリーなジャージー素材という、本物と見紛うほどの完成度を誇るプリント技術は圧巻です。このプリント技術を用いてチルコロのコレクションは構成されており、シーズン毎に新しい世界観が描き出されます。

ご覧のとおり、CN2612は“上品で爽やかなチェック柄ファブリック”がプリントされた春夏用のオックスフォードジャージーで作られています。生地の段階で洗いが施されており、オトナらしさの中にカジュアル感やリラックス感が溶け込んだ仕上がりになっているところがミソ。肩肘張らずデイリーにお使い頂けます。爽やかなホワイトのボディにボルドーとインディゴブルーの格子を配したチェック柄ジャケットはダントツ洒落ており、袖を通すだけで上級者感を漂わせることができます。フロント釦を留めてきちんと着てもいいですし、フロント釦を外してカーディガンのように羽織ってもお洒落ですよ。

ベーシックな2つ釦ジャケットですが、やや細身で着丈が短く、ウエストが程よくシェイプされているので洗練された印象を与えます。ジャージージャケットとは思えない端正な佇まいですが、両腰のパッチポケットによって絶妙なカジュアル感がプラスされているためカッチリしすぎず幅広いコーディネートに合わせられます。イタリアならではのテーラーメイドの雰囲気を残しつつも、それをモダンに昇華させているところが上手いですね。チルコロのジャケットと言えばこれ！といった完成されたスタイルになるとお考えください。

ジャージー素材は伸縮性に優れている反面、縫製が難しくキレイなシルエットを作るには高度な技術が要求されます。ジャージー素材のスペシャリストであるチルコロはこれを簡単にやってのけています。素材の伸縮性を計算に入れた立体的かつコンパクトな肩回りや、もたつきのない胸まわり、程よく短めの着丈など、全体のバランスが緻密に計算されており、着用した際に身体に沿うようにフィットして“ほんのり色気のある美しい細身シルエット”が生まれます。伝統的なテーラードの技法を取り入れた前振りの袖付け、生地を贅沢に使用した大身返し、額縁仕上げの袖口裏など、テーラードジャケットのように丁寧に作り込まれていることからも世に溢れる安価なジャージージャケットとは一線を画することをお分かり頂けると思います。

自社で生地を開発・生産しているチルコロのジャージー素材なので言うまでもなくトップクオリティです。このジャケットには、厳選されたコットン素材から紡がれた細番手のコンパクトヤーンをハニカム状に織り上げることでオックスフォードのような立体感を出したジャージー素材が使用されています。定番のコットン鹿の子ジャージーよりもひと回り薄手で通気性がよく、表情に変化があってお洒落に見えることが特徴です。表面に小さな凸凹があって汗をかいてもベトつかない（生地が肌に張り付かない）ので春だけでなく初夏まで快適に着用して頂けます。細番手のコンパクトヤーンによってもたらされる“さらっとしているのに滑らかな肌触り”は感動ものです。チルコロのジャージージャケットを着たことがある方ならご存知のことと思いますが、いちど着ると病み付きになるほどのラクチンさです。絶妙な分量でポリウレタンが混紡されていることがポイントでして、これによって生地にキックバック性（弾性回復力）が生まれ、型崩れや肘抜けが起こりにくくなっています。安価なジャージージャケットはワンシーズンで伸びてだらしなくなってしまいますが、チルコロの品ならその心配はありません。

色は「RABARBARO（ホワイト基調）」です。ベースの色はホワイトで、そこにボルドーとインディゴブルーの格子が入る、上品で爽やかなカラーリングになります。白系のジャケットは難易度が高いイメージがありますが、本品の場合、柄の入り方が絶妙でして、白場が浮いて見えないので着こなしやすいと思います。コマーシャルフォトのモデルのように、暗色のインナーを合わせてメリハリをつけるとすごくお洒落ですよ。

サイズは「50」になります。
肩幅43、胸幅51、袖丈66、着丈71
普段イタリアサイズ48～50、日本サイズL～XLを着用している方にお勧めします。
※着丈は襟を含めずに採寸した数値になります。

モデル／CN2612（GIACCA OXFORD T/TOPP）
表地／コットン97%・ポリウレタン3%
袖裏地／アセテート56%・レーヨン44%
色／RABARBARO（ホワイト基調）
サイズ／50
付属品／ブランドタグ
状態／新品未使用
参考上代／84,700円（税抜77,000円）

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