基本情報|Release Information
ゴブリンの残響と血涙の彫像が、アナログ回路を媒介に立ち上がるオカルティック・テクノ黙示録
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レーベル: Haunted Air Records
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品番: HAR 004
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フォーマット: 2xLP, 33RPM
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国: UK
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リリース年: 2014年9月
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タグ: Techno, Industrial, Cinematic, Analogue Electronics, Ritualistic, Occult Aesthetic
作品の解読|Decoding the Work
Violet Poisonは、Francesco Baudazziのもうひとつの顔――その名義が指し示すのは、禁欲と倒錯、儀式と幻覚が交錯する「黒のオーディオロジー」である。『Non Sequitur』はHaunted Airから放たれた2LPアルバムにして、その探求のひとつの頂点である。
オープニングの「You Should Suffer For Truth」から、リスナーは真理に苦しめられるべき存在として召喚される。アナログシンセによる腐蝕寸前のベースラインと、ほとんどノイズに近いハイエンドの処理が印象的な「Force」、イタリアン・ホラーの残像を映す「Palace Of Mirrors」、そして『ポーの一族』のような語り口を持つ「Midnight Conversation With The Beyond」と続く構成は、80年代ゴブリン~Frizziの流れを意識的に継承/再構成したシネマティック・テクノの系譜として読み解ける。
しかしこのアルバムの核心は、「Killer Widow」や「Nylon Mask」における即物的で異様な質感にある。リズムは崩壊を避けるために組まれたかのようなミニマリズムで構成され、音色はデチューンと歪みの境界線をゆらめく。まさに聴くためではなく、「体内再生」されるための音。また、終盤の「Like A Pandora’s Box (Reshape)」における音の開閉性は、本作全体のタイトルである「Non Sequitur=論理的飛躍/飛躍する連鎖」そのものを体現している。
マスタリングはRuud Lekx、ヴァイナルカットはGregが担当、プレスはMPO。配給はRush Hour Distribution経由で限定的に行われたが、現在ではアンダーグラウンド・テクノ/実験電子音楽の文脈で黒魔術的クラシックとして語られることも多い。
これは作品というより、呪術的レイヤーに満ちた記録媒体である。
収録曲|Tracklist
A1. You Should Suffer For Truth 7:26
A2. Force 3:55
A3. Christ Sculpture With Blood Tears 3:26
B1. Palace Of Mirrors 6:24
B2. Killer Widow 7:23
C1. Midnight Conversation With The Beyond 6:09
C2. Omega Days 6:24
D1. Pain 5:42
D2. Nylon Mask 5:00
D3. Like A Pandora’s Box (Reshape) 4:37
状態詳細|Condition Overview
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メディア: EX(軽微なスレ/再生良好)
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スリーブ: NM(シュリンク付、保管状態良好)
支払と配送|Payment & Shipping