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mail to inquiry about the whetstones・サイズ 約23.8 x 9.0 x 4.9cm
・重量 2,330g
京都は天然砥石コレクターの方からの委託出品になります。
特選砥石の名にし負う、非常にシブイ養生がされています。一見すると天然の拭きウルシに見えましたが
カシューの重ね塗りのようです。下塗り、本塗り、古和紙張塗り付けが最終仕上げ塗りのようで三層塗に
古和紙が張られていますので、最上級の養生になっています。見ていても飽きない美しい仕上がりです。
さて、この砥石ですが、中山の天井戸前、本戸前、敷戸前(浅黄)の三層がミックスされた砥石です。
この三層ミックスというのは特に珍しいものでもありません。「天然砥石に全く同じものは存在しない」と
言われますが、それら三層のバランスが違えば全く違う砥石になります。それが、アタリ・ハズレと言われる
要因になっているのだと思います。元に戻ります。表の砥面ですが、本戸前が6割に天井戸前と敷戸前が
それぞれ2割ずつ混じった様な感じの砥石です。裏面はと言いますと、天井戸前八割に本戸前2割ほどの
砥石です。使うにつれて柔らかくなって行くことが予想できます。しかし、中山ですので、仕上がりに関しては
中山特有の鏡面に仕上がりますので心配はいりません。用途として最適なのは包丁の仕上げだと思います。
中山の鏡面をご存じの方でしたらその理由はお分かり頂けると思います。高番手の人造砥石を使えば鏡面を
簡単に得ることは出来ます。しかし、そのギラ付く鏡面を嫌う料理人さんが多いのも事実です。薄く水を張った
ようなしっとりとした鏡面は周囲の景色と混じり合い、食材を美しく引き立ててくれます。特に、お客様の目の前で
使用するような包丁にお使い頂きたい砥石です。裏面もある程度の面は出ているようですので、中山の天井戸前の
研ぎ味も楽しめます。
【乾いた状態】
【濡らした状態】
【乾いた状態】
【濡らした状態】
価格交渉で最も大事なのは「砥石の価値を正しく理解して交渉する」事です。
心から天然砥石の好きな方、天然砥石の価値が分かって頂いている方だけお問い合わせ頂けますよう
お願い申し上げます。
入札せずに、まずお問い合わせください。いたずら目的で価格交渉をされる方、或いは価格交渉が成立してもお支払頂けない方の交渉は固く
お断り申し上げます。
さらに、この特選コーナーは事前予告なく閉じることがあります。
貴重な砥石を長年並べると、あまり好きな表現ではありませんが
「目くそが付く」、つまり新鮮味が失われ
それによって希少価値も失われると昔から言われているからです。
波長が合う砥石がありましたら早めにご連絡をいただけますようお願いいたします。
さらに、気に入った砥石がありましたら画像を保存しておいてください。
このコーナーが閉鎖になった時、後で交渉出来るようにする為です。
どうか宜しくお願い申し上げます。
【特選品コーナーはこちら】他にも多数ございます。お店は
こちら【天然砥石の使い方】もご一読ください。
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