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【資料】「車両のビジョン」 今後の車両についての新事業体への提言
資料区分 : 複製品(原本ではありません。ご注意ください)
発行年月 : 1986年9月
発行箇所 : 国鉄車両局
資料サイズ: B4横
ページ数 : 約84頁
資料サイズ: A4横
製本方法 : 無製本
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【はじめに】
国鉄の資料類を複製して頒布しています。
この取り組みを初めて10年以上経ちますが、きっかけは一部の雑誌執筆者のみが情報を知っている状態によって、執筆者の都合の悪い情報は世に出ないケースが多かった為、多くの方に「公式説明書などでどう説明されているか」を広めたかったためです。103系が山手線向けというような説明書を見ても何も書かれていないような事が広がったのも、公式説明書などを見てチェックできる体制が整っていなかったからと言えましょう。
誰かが抱え込むと世に出ないような希少な情報を多くの人で共有できる方が鉄道趣味界にとって有益と考えています。
また、付図は模型を作る人からするととても重宝するものだと思います。原本だと数万もするものでも、複製なら数千円で済みますし、そのような用途であれば複製で十分であろうと言うことで多くの方に利用していただいています。
ただ、これらを資料としてではなく飾るための「コレクション」として集めている方にとっては複製は何の意味もありません。コレクターの方には全く価値がないかもしれませんが、そうでない方にとっては、高い原本をゲットしたけど、内容が思ったものではなくてがっかりしたという事も防げます。また、原本は経年からボロボロになってページをめくるのも厳しく、本当に飾るだけになり資料としても使いにくいものもありますが、複製ならいったん綺麗な紙に印刷しなおすので状態が格段に改善できます。
昔から、多くの妨害を受けてきましたが、めげずにやってきましたし、今後もそうするつもりです。一気に商品を出す事ができませんが、よろしくお願いします。
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国鉄からJRになる前に、国鉄の車両局が今後の新会社での車両設計方針を示した資料となります。
新幹線でもゲージ可変や、0系のモデルチェンジなど、当時の考え方がよくわかります。
通勤・近郊形電車などは、2階建てやVVVFなどが記されていて史実との比較をしてみるのも面白いです。
一方、閑散地向けの近郊形電車では、低床ホームによる新駅を増やすため4ドアのうち2ドアを低床、2ドアを通常のホーム高さにしたような車両も検討されていました。
気動車も20m、17m、15m、12m車が検討されていて、なかなか興味深いです。
なかなか趣味誌でも取り上げられないような内容が多々ありますので、かなり見ごたえがあると思われます。
いかがでしょうか。
■■■■ 構成
1章 作成に関しての考え方
2章 基本方針
3章 新幹線輸送
4章 大都市圏輸送
5章 在来線都市間輸送
6章 地方都市圏輸送
7章 地方交通線輸送
8章 青函トンネル輸送
9章 貨物輸送
10章 今後の車両技術の要点
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注意事項
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過去に現場等で使用していたものの複製ですので、原本に痛みなどがあるのはご容赦ください。
複製品ですので、原本で見にくい部分は複製でも見にくい状態となります。
ノークレーム・ノーリターンでお願いします。
なお、国鉄資料の複製については、国鉄および国鉄の後継団体に問い合わせしたところ問題無いとの回答を得ていますので2015年頃よりなどでも複製販売を行っております。
過去にも違反商品としての報告を何度か受けておりますが、一度たりともヤフー側に削除されたことはありません。