
Domaine du Clos des Lambays 2017
ドメーヌ・ドゥ・クロ・デ・ランブレイ 2017 750ml
正規輸入元:エノテカ輸入品です。
ワインマニア御用達のワイナリーウメムラさんで購入し、クール便で届きました。
フォルスター:ロングフレッシュで15度で熟成させています。
発送はプチプチを巻いてヤマト運輸ワイン専用配送箱でヤマト運輸宅急便クール便で発送致します。
状態は完璧です。
ノークレーム・ノーリターンを納得の上で御購入ください。
【御報告】
前回、7月出品時、8月に虎の門病院で生体腎臓移植を行う為、手術費用捻出の為に出品致しましたが、
無事移植手術は成功致しました。
拒絶反応が一切無く、最短の手術後2週間で退院致しました。
その際、お世話になった皆様には本当にありがとうございました。
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クロ・デ・ランブレイは高騰を続け、現在10万円から16万円で売られています。
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年3つ星生産者であり、長い歴史の中で進化し続けているドメーヌ。
ドメーヌ・デ・ランブレイのフラグシップである特級畑クロ・デ・ランブレイ。
この畑の総面積8.84haのうちの約8.7ha、つまり全体の約99%の土地を所有している。
残りの畑を所有するのはドメーヌ・トプノ・メルムが所有していますが、昔は野菜畑だったとのこと。
1974年からブドウが再び植えられていますが、1ウーヴレ(0.0428ha)以下の面積の為、毎年半樽か1樽のワインだけが造られている。
ほぼランブレイのモノポールと言っていいワイン。
ブルゴーニュの歴史を紡ぎ、進化を続ける”コート・ド・ニュイの宝石”
クロ・デ・ランブレイと言えば、"コート・ド・ニュイの宝石"とも称される、愛好家垂涎のグラン・クリュ。
2014年にLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がオーナーになって以降、設備投資やオーガニック栽培の採用など様々な変革を実施。
長い歴史と共に、更なる発展を追求する偉大なドメーヌ
2014年からはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がオーナーとなり、ティエリー氏が2016年まで醸造長として指揮を執りました。
また、クロ・デ・ランブレイでは現在、畑に12の穴を掘って土壌調査をしている。全房発酵の調査もそうだが、これまで「勘に頼ってきたワイン造り」(ティエリー・ブルーアン)に科学を導入しようという狙いだ。
こうした取り組みが、資金力のある大手資本の傘下に入った効用であり、世代交代のもたらすプラスの効果でもある。
1週間前にオリ引きしたばかりのクロ・デ・ランブレイ2017もしなやかさと長さがあり、ボリスが正しくスタイルを継承していることが確認できた。
隣の畑のクロ・ド・タールと比較すると、谷から吹き降ろす冷たい風の影響と土壌の違いにより、クロ・デ・ランブレイの方がフィネスとエレガンスがある。
クロ・ド・タールはシルヴァン・ピティオ時代は遅摘みで、抽出の強いパーカー好みのスタイルだったが、ジャック・デュヴォージュに代わってエレガントに変化している。
ドメーヌ・デ・ランブレイ
DOMAINE DES LAMBRAYS
多様なテロワールで育つ古樹から生まれる、クロ・デ・ランブレイ
ドメーヌ・デ・ランブレイのフラグシップ・キュヴェである特級畑クロ・デ・ランブレイ。
畑はレ・ラレ、レ・メ・ランティエとレ・ブショ、大きく3つの区画に分類。
またクロ・デ・ランブレイの畑には平均樹齢30~60年のブドウが植えられており、それ以上の古樹も植えられています。
全房発酵が生み出す、骨格とエレガンスを兼備したスタイル
収穫は1haあたり平均30hLと低収量で、手摘みで行います。
赤ワインにおけるランブレイの特徴の一つが、基本的に除梗をしないこと。
茎を一緒に入れる利点は、発酵時の温度上昇が緩やかになり、ゆっくりと発酵が進むことと、茎からタンニンだけでなく穏やかな酸が抽出される為です。
ただし雹が降って茎が傷ついた場合はその傷から苦味が出てしまう為、ヴィンテージ毎に細かい調整を行い、除梗の割合を決定しています。
こうして造られるワインは、力強さとしなやかさを兼ね備え、しっかりとした骨格を持ちながらもエレガントなスタイルが特徴。
また、高い熟成ポテンシャルを備えているクロ・デ・ランブレイですが、この穏やかな抽出を行うことで、若い内からも愉しめるスタイルに仕上がっているのも魅力のひとつです。
【ワインリポート】
アプローチャブルなクロ・デ・ランブレイ2017
2018/12/05
最初に、2本のボトルを見せてくれた。
コルクを詰める瓶口が「18.5ミリ」と「17ミリ」で異なる。
2017年から、現行の18.5ミリから細い17ミリに変更するという。
コルクは変わらないので、圧縮を強くする。
シャンパーニュのように密着を強めて、酸化を防ぐのが狙いだ。
「瓶口が17ミリのボトルは1938年までは使っていた。昔に戻ることになる。ブルゴーニュではディアムを使う生産者が増えているが、ディアムだと抜いた栓をさして戻せない。瓶口を狭くすれば、ディアムと同じ効果が得られる。
コルクを太くしようかと考えたが、生産量の3万個では少なすぎるとサプライヤーに断られた。
結局、Saverglass(サヴールグラス)というボトルメーカーに新たなボトルを発注した。
フランスではほとんどが18.5ミリだが、イタリアでは17ミリが主流だそうだ。変な話だが」
確かに、イタリアのスタイリッシュな瓶は首が細い。こういうことを考案するところが、若くして多様な産地を歩いてきたボリスらしい。
2017年のカギが低収量と早い収穫だったのは、ランブレイも同じだった。
ランブレイはピュリニー・モンラッシェから2つの白ワインを造っているが、プルミエクリュ・クロ・デュ・カイユレは9月2日に収穫した。
赤ワインもヴィラージュのモレ・サン・ドニを9月2日に摘み始めた。
ヴィラージュは除梗され、プルミエクリュは50%全房発酵、
グランヴァンは90%全房発酵をした。
pHは2006年以来最も高く、どれもアプローチャブルで、開放的。
「クロ・デ・ランブレイ 2017」
(Domaine des Lambrays Clos des Lambrays 2017)はダークチェリー、シナモン、シャクヤク、たっぷりとした果実、シルキーで、しっかりしたストラクチャー。タンニンは洗練されていて、うまみの乗った味わい、pH3.57と2006年以来最も高く、極めてアプローチャブル。
「クラシック・モダンなヴィンテージ」とボリス。
94点。 輸入元はエノテカ。
最後は瓶詰めされた「クロ・デ・ランブレイ 2017」
(Domaine des Lambrays Clos des Lambrays 2017)
今年4月に引退したティエリー・ブルーアンが監修した最後のヴィンテージ。
やはり違いがある。2017よりはるかに淡いルビー、しなやかで、透明感がある。スミレ、アニス、レッドベリー、シームレスで、抑制されたタンニン、精細度が高く、焦点が合っている。うまみを帯びた味わい。よく伸びる繊細なフィニッシュ。全房発酵80%、新樽50%。昨年のバレルサンプルよりきれいに進化している。94点。