SIZE
ONE SIZE : 着丈 : 95cm , 身幅 : 91cm, 肩幅 : 64cm, 袖丈 : 48cm

FABRIC : COTTON

COLOR : BLACK (ブラック）


幻級のブラックライトモールスキン素材のスペシャルビオード！推定1900~1920年代頃の物と思われる、フレンチブラックライトモールスキンビオードスモックが入荷して参りました。しかもかなり色残りの濃い、極上コンディション！

通常このタイプのビオードスモックシャツはリネン素材、もしくはコットンツイルの様な物が一般的ですが、こちらは非常に古いライトなブラックモールスキン素材を採用。こちらは表面に若干の光沢感のあるシャイニーな雰囲気が高級感満点。

フランス物らしい、通称 MOLESKIN=モールスキン（モグラの毛皮)と呼ばれるタフなコットン素材。当時、アメリカではデニムがワークウェアとして主流の素材となっていたのですが、フランスではこのモールスキンが主に使用されていました。

フランスの当時の羊飼いが洋服の上からかぶりとして着用していた物で、身幅はかなり大きめに取られていますが、その柔らかい素材感のため、とても良い感じに肩が落ちて、独特のシルエットを演出してくれます。（この当時は、ナイロンなどの合繊素材が、まだない時代の為、動物の毛が付きにくく、付いても払いやすい度詰めのリネン素材が重宝されていた様ですが、モールスキンタイプは初見でした！)

こちらはフロントがハーフボタンアップ仕様で、襟が付かないタイプです。ボタンも素材は不明ですが非常に珍しいです。

このタイプのビオードスモックは両先に貫通式のスリットポケットが付くのが一般的ですが、こちらは両脇にしっかりと袋のついたポケットが配された、非常に珍しい個体です。物を入れたりできるので現代ファッション的にも重宝します。

アームホールや袖口、襟付け根にギャザーが施され、ライトモールスキンの柔らかい素材感と相まって、着ると立体感なシルエットを演出してくれます。

非常に細かいステッチワークは当時の繊細なハンドメイドならではの魅了で、現代では絶対再現不可能と言われるほど手の込んだ作りは一見の価値あり。

非常に美しい経年変化をした、深みのある独特のフェード感が堪らないブラックカラーが特徴的な個体です。

状態は襟部分に小さな摺り切れと若干のほつれあり、第3ボタンが欠損、フロントとバックに目立たない程度のリペア箇所が3箇所ほどあり、全体的に濃淡の出たフェード感がありますが、味として捉えられる範囲で、年代を考慮すれば非常に状態の良い極上コンディションです。

デザイン的にもユニセックスで使用でき、薄手で軽い素材感、しかしインナーに着込めば冬でもレイヤードスタイルを楽しめます。大体ですが、170~180CM位までの男性からゆったりと女性が着用可能なサイズ感です。