
【詳細】
全初版set氷川透 新書6冊 真っ黒な夜明け/最後から二番めの真実/密室ロジック他
逆さに咲いた薔薇 2004年9月20日初版 光文社発行 帯付 新刊案内完備
各務原氏の逆説 2004年5月31日初版 徳間書店発行
見えない人影 各務原氏の逆説 2005年1月31日初版 徳間書店発行 帯付 新刊案内完備
真っ黒な夜明け2000年5月5日初版 講談社発行
最後から二番めの真実2001年2月5日初版 講談社発行
密室ロジック2003年4月5日初版 講談社発行 帯付
逆さに咲いた薔薇
女性を狙った殺人事件が連続して起こった。同一犯が疑われるが、動機が見いだせない。
警視庁捜査一課の新人刑事・椎名梨枝は、この事件を予見するかのような小説が出版されている事実を突き止める。犯人は小説を模倣したのだろうか。
梨枝とその友人・祐天寺美帆が、奇怪な事件の謎に挑む!
赤い靴下を履いた被害者は、誰になぜ、殺されたのか!?
各務原氏の逆説
音楽部の部室を覗いたのは、用務員の各務原氏だった。染めているわけじゃないんだろうけど、赤みがかった髪。眉毛が極端にうすく、眼はぎょろっとしている。ピアノを練習していたぼくの前に現れた。普通の用務員とはちょっと違う。そう用務員という職業の一般的イメージを問題にするなら、わたしはそこから外れた存在ではあるだろうしかし逆にそのイメージにぴったり合致する用務員さんをどこかから見つけてくるのも、至難の業だと思うけどねという各務原氏。翌日の火曜日。学校の敷地内にパトカーが入ってきていた。本格ロジックの第一人者がチェスタトンばりの逆説で迫る学園推理
見えない人影
私は栗林晴美無気力な今時の女子高生。私立秀青高校で何となく気になっていたサッカー部のマネージャーになったのは、インドア男の兄貴の生半可な知識が災いした。二年になって同じクラスの島本梓に誘われて、参考意見を述べたら、まんまと担ぎ上げられて、マネージャーになってしまったのだ。そして五月下旬のある日サッカー部のエースフォワードのリョーこと不破了介がインターハイを前にして失踪するという事件が起こったのだ。リョーはサッカー部の練習グラウンドのごく近くで発見された。あろうことか、リョーは血まみれになって死んでいた。軽音楽部の桑折君があの人に相談しようという。そうあの人とは用務員の各務原氏
真っ黒な夜明け
推理小説家志望の氷川透は久々にバンド仲間と再会した。が、散会後に外で別れたはずのリーダーが地下鉄の駅構内で撲殺された。非情の論理が唸りをあげ華麗な捻り技が炸裂する。第15回メフィスト賞受賞作。
最後から二番めの真実
監視された部屋から犯人と被害者はどう出たか。女子大のゼミ室から学生が消え、代わりに警備員の死体が。当の女子大生は屋上から逆さ吊りに。居合わせた氷川透はじめ目撃者は多数。建物出入り口はヴィデオで、すべてのドアは開閉記録で見張られる万全の管理体制を、犯人と被害者はいかにかいくぐったか?奇抜な女子大生と氷川が究極の推理合戦でしのぎを削る!
密室ロジック
会議室の死体×衆人環視の現場=究極の不可能犯罪殺される前も後も室内には被害者ひとりきり。左右の廊下には複数の人間が、非常口の前には監視カメラが出入をずっと見張っている。
こうして密室状況は作りだされた。一見平凡な殺人事件は、論理的に不可能犯罪へと飛躍したのだ!最終章に登場する”彼”の研ぎ澄まされた論理が眩(まばゆ)く光り輝く純粋本格ミステリ
氷川透
本格ミステリ作家クラブ会員。覆面作家で、細かなプロフィールは伏せられている。1997年鮎川哲也賞最終候補に残った眠れない夜のためにが島田荘司氏の注目を浴び、音楽に浸る生活を送るなか出合った事件を描いた長篇真っ暗な夜明けで第15回メフィスト賞を獲得。前期エラリー・クイーン風のロジックパズル的作品を得意とする
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。