MVアグスタ70年代のWGPマニファクチャーズチャンピオン37回を記念したステッカーになります。
車両のガソリンタンク上部に貼るものです。
チャンピオン回数37の星をアルカンシェル(王者の虹)&イタリアントリコロールで囲んだデザインです。
左上にはMV AGUSTAのギアロゴマークも入っています。
「37 VOLTE CAMPIONE DEL MOND(37の世界王者)」の文字が誇らしげに入っています。
このエンブレムは毎年チャンピオンの獲得数によって更新されていました。
なので、こちらのステッカーは1974年に最後のGP500王座に就いた時の最終バージョンになります。
こちらは70年代の生産品になります。
メーカーオリジナルではないようですが、当時のデザインを忠実に再現してあります(完全な一致ではありません)。
現代のものとは印刷方法や印刷技術、デザインが異なっています。
PCのパスデータ出力したような印刷ではこの味は出ません。
クラシックにはやはり当時物のステッカーが馴染みますね。
また、現在流通している物とはデザインがかなり違っています。
最近見かけるものはギアマークの「AGUSTA」の冠が金色にフチ取りされています。
「AGUSTA」の文字自体色も金になっており、一見本来のギアマークロゴの配色を再現してありますが、
実はこの「37 VOLTE CAMPIONE DEL MOND」ステッカーのオリジナルは
そんな細かいところまで再現していません(できていません)w
オリジナルはフチ色も文字色も黒い線だけなのです。
だがそれが味があって良いんです。
手作りの写植ならではの省略アレンジやエッジの緩さ、版の精度の低さによる印刷加減が実に味わい深いのです。
また、「37 VOLTE CAMPIONE DEL MOND」の書体やサイズ(縦横比)も全然違うものが多いです。
星のデザインも本来は立体的になっているのに、ただの塗り潰しになっているものもあり
かなりショボいです。
近代製品でただ品質が良くて綺麗って以外に何も良いところがありません。
さらに、台紙から剥がした時の余白部分はまさに文字通りで「白色」になります。
全体が白で囲われる形になります。
しかし最近のものは余白部分がないものや、透明色になっているものしかありません。
この白色の余白があるかないかでタンクと配色バランスや見た目の印象が変わります。
余白がある方がタンクの赤と色同士がぶつからずにエンブレムの印象が強く出ます。
クラシック感やレトロ感も増すと思います。
その他、デザインや仕様の違いを画像8枚目に記載していますので
ご確認ください。
37星ver.は主に74年の王座獲得以降の市販車両に標準で貼り付けられているものです。
なので、75年発売の125S、350S(ipotesi)、350GT(ipotesi)、750S AMERICAに。
また一部の74年出荷の750S&750GT(後期型)、350Bにも使われています。
この星の数と車両年式を間違えて貼っている車両がかなり多いです。
ニワカ扱いされるので気を付けてください。
星の数も間違えた上に、さらにデザインが違う近年のリプロだとかなり残念な仕様になります。
オリジナルデザインやクラシック感に拘る方、クラシック車両のレストアの仕上げに使いたい方、
希少なものなのでこの機会にぜひどうぞ。
状態は、
新品未使用で綺麗ですが、
当時物の長期保管品なので多少のスレや小キズ、白色の変色や汚れなどはご了承ください。
また、製造時の誤差もご了承ください。
粘着は問題ないと思います。
それと、これは絶対の注意点なりますが、
「MVアグスタのクラシックはレーサーも市販車もステッカーの上にクリア塗装は吹きません。」
保護したい気持ちも解りますが、それがメーカー仕様です。
極厚クリアでステッカーの段差をなくして、鏡面仕上げのテッカテカはクラシックではタブーですよ。
やりすぎはカッコ悪いです。
厚化粧のおばさん好きですか?と突っ込まれないようにw
ステッカーが劣化して色変したりヒビ割れるのもクラシックの醍醐味で、
迫力増し効果と味増し効果です。
ものは使うと朽ちるからこそ尊いのです。
今後もう出てくる事はないと思うので、この機会にどうぞ。
価値や意味の分かる方、探していた方ぜひよろしくお願いします。
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