L型エンジンのクランク振動・メタルかじりを低減することを目的とするクランクラダー
残りあとわずかです。
(新たに製作予定はありますが、時間がかかる見込みです)
当初はオイルパンの逃げ加工が1番のみ必要でしたが、現在は最初から面取りした形状に変更して加工不要となりました。
表面に軽量化の為の溝加工を追加しました。
純正LD28クランクで純正L28コンロッドでぎりぎり干渉が無いことを確認しています。
(レーシングコンロッドやL26以下ではもっと余裕で干渉クリアーします。)
L3.1フルカウンタークランクでも干渉などの問題なく取り付けできます。
ご検討中の方、お早めにどうぞ。
L型6気筒エンジンのクランクはその長さ故と、完全バランスカウンター設計でないことが原因で
高回転では激しい振動が発生します。その結果、高回転での運転フィールの悪化、クランクメタルのかじり損傷
高回転を多用する場合のクランク折れ、フライホイールのブレなどが起こりやすいです。
その対策のために今回開発設計製作したのがこの
L型エンジン クランクラダーです。
このクランクラダーは1対1セットのラダーを基本として2カ所のクランクキャップに橋渡しして
クランクキャップを箱型にしてクランクキャップの横方向への振れを抑えて補強するものです。
このセットはいろいろな構成で取り付けることで補強が必要とされるクランクキャップを
補強することができます。
例えば、フライホイールの振れ影響を抑えるために5番、6番でセットとか
センターの3番、4番にセットしてクランクのスラストブレを抑えるとか
いろんな工夫で様々な取り付け方が考えられます。
こうすることで全部一体型のクランクラダーとするよりも大きく重量を下げることができます。
また取り付けバリエーションも1セット構成のみ、2セット構成、3セット完全構成と選択できることになります。
すでにL型3.1L LDクランク 軽量コンロッドのフルチューンエンジンに組み込んでサーキットを走りこんで
その効果は確認済みで、特に6000rpmからの回転がL型ノーマルエンジンの激しく振動する回り方とは、
全く異なる回転となります。
L型2.0~2.8純正クランクコンロッドで組み込み可能で、LDクランクでもOKです。
取り付けの詳細は私のホームページ”ビンテージクラフト イーザ S30ZのページのL型エンジン クランクラダー”
でご覧になることができます。
検索は”https://www.vintagecraft-e-za.com/s30zのページ/l型エンジン-クランクラダー開発/ ”
上の画像がフルセットの3セット 6枚構成となります。
クランクラダーの平均の板厚は10mmです。
上記が今回の出品品の基本部品構成です。フルセットではこれが3セット付いてきます。
クランクラダーの材質は高級機械構造用鋼材です。
重量は320g/1パーツです。1セットで640gです。(ボルトは除く)
ボルトはM10 強度区分13の高強度ボルトで長さを10mm長くしたものが付属します。
ボルトの座面ワッシャーは焼き入れワッシャーが付属します。
クランクキャップボルトをM12に変更している場合は、ラダーのボルト穴をφ12.4に加工して使用します。
注1)取り付けるクランクキャップの座高さをそろえる加工が発生します。
どうしても加工ができない場合はシム調整をしてください。
注2)1番クランクキャップへの取り付けにはエンジン側の小加工(C8面取りグラインダー削り2カ所)有
これは使用者様でそれぞれのエンジンにマッチして実施していただくことになります。
加工内容の詳細は私のホームページからご参照ください。
ホームページアドレス https://www.vintagecraft-e-za.com/s30zのページ/l型エンジン-クランクラダー開発/
コピペして検索してください。
適合についてすべてのL型エンジン種で確認しているわけではありませんが、出来る限りのサポートをいたします。
L6はもちろんですが、L4に使っても面白いと思います。
すでにサーキット走行で強度と耐久性、および性能は実証済みです。
大量に製作したわけではないので、今回のロットが終了したら次回製作までにはかなりお時間がかかります。
・事前に不明点はお気軽に質問してください。
・返品は説明文及び画像と大幅に異なる不具合が有った場合は事前相談の上応じます。
ただし常識的な期間、おおよそ2週間、或いは使用直後までに限ります。
その場合の送料は原則として落札者様負担となります。
・取り付けと調整はフルサポートいたしますが、全て使用者様の責任で行ってください。
・現品を事前に直接確認したい方歓迎ですので、質問欄でお知らせください。
・落札後 品物を直接 受け取ことも可能です。