★J19★セルジオ・レオーネ監督「WESTERN」ポスター

1968年　イタリア,アメリカのアクション映画

ポスターサイズ : 98.0cm×66.5cm
シートサイズ : 100.0cm×69.7cm

ポスターの状態 : 未使用品


監督 : セルジオ・レオーネ
キャスト ：ヘンリー・フォンダ
　　　　　クリアディア・カルディナーレ
　　　　　ジェイソン・ロバーズ　　　他

概要
セルジオ・レオーネとエンニオ・モリコーネは考えうる限りで映画史上最高のコンビだ。

「ウエスタン(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト)」はレオーネの西部の映像美とモリコーネの音楽で語られる開拓時代の三人の"古い"男と一人の女との西部群像劇。
ただ単純に構図の面白さや映像美、音楽の演出が合わさったことだけじゃなく、セリフと映像の接合での見せ方、物語もセリフの伏線回収や、ほぼ全てに後のシーンなど繋がりのあるシーンがあるのも凄い。
ただウエスタンは他のマカロニウエスタンとはまた違った感覚を受け、娯楽要素が強い他のマカロニウエスタンとは異なる物語の描き方や映像の見せ方をしている。
だけど本作は娯楽的な映像の見せ方も優秀。先述した通り物語と映像の見せ方もだが、例えば列車上のトリックや、なんと言っても今まで溜めに溜めてから一気にガンを放出していく演出の強さ、対比など、映像を見ていてかなり面白い出来となっている。

物語も一つの開拓中の世界の田舎と土地争いで語られるキャラクター達の奇妙な関係性もみていて面白い。特にだいたい本作の関係性を結んでいるのはフランクせい何だけどシャイアンやジルに関してはだいぶ明確だが、二人とは正反対に謎に包まれた男ハーモニカが特に魅力的だ。だけど謎で終わらさずに少しずつ合間に描写を出していき、彼の真実が分かった時はもうね…。
そう、これぞ物語と映像で語られる西部の世界観。西部劇の世界観でこれ以上に作り込まれた作品はない。

そしてそれが特に強く現れたの本作の決闘シーンだ。
それを語る前にエンニオ・モリコーネの音楽について語らなければならない。
本作は実はキャラクターごとにテーマ曲があって、それはサントラの曲タイトルとか見るとそれがわかりやすい。音楽の導入から付け方まで極上。

さて…ウエスタンの決闘シーンは西部劇で一番の決闘シーンだと思ってる。
これ以上にないほどエンニオ・モリコーネの音楽の演出！あとレオーネ映画特有のキャラクターの顔のドアップ！本作の溜め！何より演出などが絡まって、今でもオールタイムベスト決闘シーンに輝く。全てはこの一瞬の決着のために。人間模様を長尺で描いてきたが、全てこの一瞬の決着！

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