雁首銭☆江戸時代/キセル/絵銭/さし銭/模鋳銭/賭博銭/テラ銭/g0324-3
◎名称:雁首銭
◎発行国:日本
◎発行年:江戸時代~
◎サイズ:直径21.4mm、厚さ1.8mm
◎重さ:3g
◎品位:銅
◎発行枚数:不明
◎状態:並品(写真参照)
(参考資料)
雁首銭(がんくびせん)は、主に江戸時代に見られる「なんちゃって銭貨」で、キセルの部品を潰して小銭の代用品として使ったものです。
「雁首」とははキセルの火皿とその付け根の部分を指し、真鍮や銅で作られていました。
使い古した雁首を金槌などで叩き潰し、楕円形~丸形にして、見た目を銭(穴あき銅銭)に似せたものが雁首銭です。
本来は貨幣ではない金属片なので「正規の銭」ではなく、いわば粗悪な代用銭・まがい物の一種です。
☆当時どのように流通したか?
江戸時代に一文銭や四文銭を100枚ほど紐で通して束ねた「緡銭(さし銭)」の中に、こっそり雁首銭を混ぜてカサ増しする使われ方が典型的でした。
見た目がざっとした束では区別しづらいため、数合わせやごまかしに悪用されることがあり、両替屋などは束の中にこうした雁首銭や絵銭が混じっていないかをチェックしていました。
また雁首銭は賭博などのテラ銭、場銭としても使われておりました。
☆考古資料としての雁首銭
発掘調査でも、楕円形につぶれた雁首銭が出土しており、「銭らしく見せようとして失敗した例」と解説されているものもあります。
福岡市博物館や大学・埋蔵文化財センターなどの展示・図録にも、「特殊な加工銭」の一つとして雁首銭が紹介されており、キセル文化と貨幣流通の背景を示す資料として扱われています。
☆歴史的な意味合い
正規の貨幣不足や、銭貨の質のばらつきが大きかった時代背景の中で、銭に似せた金属片(雁首銭・絵銭・模鋳銭など)が多く出回ったことを示す例といえます。
同時に、庶民の日用品(キセル)がそのまま「お金もどき」へ転用されるほど、生活の中で金属素材が再利用されていたこともわかります。
コイン・銭貨コレクションでは、あえてこうした雁首銭や絵銭を集めて、「悪銭」「代用銭」のバリエーションを楽しむ古銭コレクターも少なくありません。
※当コインは送料無料です
※写真の10円玉は比較用で商品に含まれておりません
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古物商許可証
神奈川県公安委員会 第451910009497
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