●ワーグナー：
「ワルキューレ」 第2幕

■マルタ・フックス(S：ブリュンヒルデ)　ハンス・ホッター(Bs：ヴォータン)　ラウリッツ・メルヒオール(T：ジークムンド)　ロッテ・レーマン(S：ジークリンデ)　マルガレーテ・クローゼ(A：フリッカ)　エマヌエル・リスト(Bs：フンディング)　/ [第5場のみ] エラ・フレッシュ(S：ブリュンヒルデ)　アルフレート・イェルガー(Bs：ヴォータン)
　ブルーノ・ザイトラー- ヴィンクラー指揮 ベルリン国立歌劇場o [第1, 2, 4場]　ブルーノ・ワルター指揮 ウィーンpo [第3, 5場]

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI＊CDH 7 64255 2
　発売：92年／録音：1935, 38年／収録時間：78分
△レフェランス・シリーズ　△歌詞掲載なし　△ディスク＝Made in Holland

◇ディスク：A-/ スリキズ少しあり
◇ブックレット：A-～B+/ 表紙両面背側にシワ少しあり / 白地部分に変色あり(軽め), 部分的に薄汚れあり
◇プラケース：B+～B

☆1935. 6 ウィーン・ムジークフェラインザール，1938. 9 ベルリンにおける録音。
－ワルターで全曲の録音が計画されていたものの、1935年 第1幕全曲と第2幕の第3, 5場を録音したのみで中断されてしまったもの。第2幕の残りは1938年 録音場所をベルリンに移し、ザイトラー- ヴィンクラー指揮で録音されますが、第2幕をまとめたものがこのCDというわけです。第3幕は録音されませんでした。－それにしても面白い録音です。S- ヴィンクラーの演奏はそつなくこなしており、SP原盤ということもあって 特に不満があるわけではないのですが、ワルターの場面になると 急に音楽がドラマティックに生々しく動き出すのです。霊感が乗る感じ。それとウィーン・フィルの響きのよさ、音質の違いも。一流指揮者と普通の指揮者の違いをまざまざと聞くことができます。しかし S- ヴィンクラーで録音される際 ブリュンヒルデはフレッシュからフックスに、ヴォータンはイェルガーから若き日のホッターに替わりますが、これはいい結果をもたらしているようです。
－ちなみに以前2回 入荷・出品したものは “CDH” ではなく ”ZDH” の 764255 2 でした。ヨーロッパ・プレスとアメリカ・プレスの違いのようです。

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