
美品です。
読み終わりましたのでお譲りします。
有馬哲夫 著 「CIAと戦後日本 保守合同・北方領土・再軍備」平凡社新書530
226ページ・定価760円(税別)2010年6月15日 初版第1刷
【目次】
序章 記録から歴史の舞台裏を探る政治交渉の舞台裏/公文書保存という権力の監視装置
第一章 CIA文書は何を語るのかアメリカの国益に反する情報はでてこない/アメリカの対日政治・心理戦
CIAファイルのなかの要人たち/彼らとCIAの関係/CIAに弱い官僚と報道関係者
その信用性は?
第二章 重光葵はなぜ日ソ交渉で失脚したのかダレス兄弟の政治的インテリジェンス/重光、世間の同情を背景に改進党総裁に
「吉田はもう終わりで、次は重光だろう」/バカヤロー解散後、台風の目に
アメリカの威を借りる/吉田・重光会談/ジャパン・ロビーに対する犬養健の敵対行為
重光と児玉誉士夫の秘められた関係/改進党の意外な行動/重光が鳩山と組んだ理由
面目を失った外務省/外務省に嫌われた重光/河野一郎の安保協議議事録リーク
裏目に出たダレス・重光会談/お飾りとしての外務大臣/重光はなぜモスクワで豹変したのか
第三章 野村吉三郎と「日本海軍」再建計画悲劇の全権大使/野村とカーンの馴れ初め/「リソース・パーソン」
財閥解体の中止を陰で演出/野村とウィロビーの関係/日米の要人から頼られる存在
「日本海軍」再建の動き/朝鮮戦争を足がかりに/ダレス来日にあわせて再建計画案を作成/
「新日本海軍」再建研究会=野村機関/パッケナムとダレス/野村の失望
海上自衛隊の誕生/野村・アメリカ・産業界vs吉田
第四章 CIAはなぜ日本テレビ放送網建設支援を中止したかPODALTON工作/野村の持つアメリカ・コネクション/正力はなぜ野村を頼ったのか/
野村にとってのメリット/放送網建設は反共プロパガンダの一部
とんとん拍子に進んだ正力の借款工作/正力と吉田の対立
野村はなぜ反正力に回ったか/野村、キャッスルに心変わりを説明
マイクロ波通信網建設が電電公社に任された経緯/アメリカ側は急いでいた
野村の参院選出馬/CIAの選挙結果分析/見送られた防衛庁長官就任
第五章 緒方竹虎がCIAに送った政治リポート
情報機関創設をめぐる暗闘/キャノン・吉田・緒方会談/内閣情報調査室の原型
戦前の特務機関からの流れ/KATO・河辺機関/関東軍コネクション
KATO・河辺機関の解体と新情報機関/内閣総理大臣官房調査室
バッシングされた緒方の情報機関構想/「“国策通信社”を設立?」
論争の背景にあったメディアの覇権争い/CIAと緒方の密約
CIAから官房調査室に資金援助/村井闇ドル事件
ラストボロフ事件/変質したCIAと緒方の関係
あとがき
CIAコードネーム・実名対照表
参考文献
関連年表
【書籍解説】
「2000年代に公開されたCIA文書を基に、保守合同、日ソ国交回復交渉、海上自衛隊や内閣調査室設立の舞台裏を描き、
アメリカがどのように戦後体制形成に関わったのかを解明する。 占領期以後、アメリカは日本の何に注目し、
どこに導こうとしていたか。
保守合同、日ソ国交回復交渉、再軍備、内閣情報調査室の設立……。
「戦後体制形成」の重要局面にアメリカはどのように関わったのか――。
二〇〇〇年代に公開されたCIA文書を基に、戦後体制形成の舞台裏を探る。 」
ネコポスで匿名配送します。たくさんのご入札をお待ちしています。