1. 【基本情報|Release Information】
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フォーマット:12inch Vinyl(Extended Single Track, 2 Versions)
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アーティスト:Rrose
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原作:James Tenney
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タイトル:Having Never Written A Note For Percussion
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レーベル:Further Records
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品番:FUR099
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リリース年:2015年4月27日
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録音:Studio / Live in Washington D.C. tunnel
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マスタリング:Rashad Becker(Dubplates & Mastering)
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カッティング:Direct Metal Mastering at Pauler Acoustics
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状態:Media NM / Sleeve NM(シュリンク付)
"1つの音が、空間の総体に変容する瞬間"を、最小限の行為によって記録した、ミニマル音響芸術の記念碑。
James Tenneyの1971年の名作を、Rroseが32インチのゴングと共鳴空間に委ねた演奏で再定義する、構造・場・知覚の三層を撹乱する現代的演奏記録。
2. 【構造と文脈|Structure & Context】
James Tenneyと「ノートを書かない」構造|Minimalism as Instruction
Tenneyによる原作は、「1音を、極めて小さく始め、極めて大きくし、また小さくして終える」という一文のみで構成された郵送作品=“Postal Pieces”の1つ。
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楽譜という概念の限界に挑戦
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「演奏者」「空間」「持続」の三要素を可変とし
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音楽を制度ではなく現象として扱う
Rroseはこの構造を尊重しながらも、自らの環境(トンネル/スタジオ)と身体性(反復と呼吸)を通して「音の出来事」として拡張する。
ゴングと共鳴|Material & Space as Composer
この差異は、同一楽譜が空間によって全く異なる作品となることを証明する。Rroseの解釈は、Tenneyの指示を忠実に守りながら、その余白で空間と物質を作曲的に操作する高度なパフォーマンスである。
Rashad Beckerのマスタリングと知覚の精度
Beckerは、本作のようなダイナミクス/残響/超低音の微細な関係性を極めて精密に彫刻。特に、
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ゴングの超低域の「沈み込み」
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空間残響の輪郭
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ピーク時の歪み回避と没入感の保持
といった、聴覚と身体の両方を制御するマスタリング技術が、パフォーマンスをアーカイヴとして超えるレベルで封入されている。
3. 【状態詳細|Condition Overview】
メディア:NM(使用感ほぼなし。ノイズも極めて少ない)
スリーブ:NM(オリジナルシュリンク付き)
4. 【支払と配送|Payment & Shipping】
発送:匿名配送(おてがる配送ゆうパック80サイズ)
支払:!かんたん決済(落札後5日以内)
注意事項:中古盤の特性上、微細な経年変化にご理解ある方のみご入札ください。完璧な状態をお求めの方はご遠慮ください。重大な破損を除き、ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。
本作は、「音そのもの」「時間の構造」「空間の知覚」を等価に扱う録音芸術の実践例であり、ミニマリズム、ドローン、ポスト・テクノ、実験音響芸術のすべての文脈において極めて重要な作品です。Rroseによる**「演奏であり設計である」音の持続**は、Tenneyの精神を受け継ぎながら、21世紀の耳に向けた知覚の再構築を提示しています。