1944年生まれ、スペインはアンダルシア州グラナダ県出身のシンガーソングライターで日本のプログレ好きの間では俄然有名な76年リリースのシンフォニックロックコンセプト大作、原子の果樹園で知られるこの人も、60年代前半にはアメリカンオールディーズ調の歌手としてヒットを連発し、69年にはベートーベンの9番をロックアレンジしたhimmmo a la alegriaをリリースしてこれがなんと世界中で700万枚の大ヒットとなったのを皮切りに英語ヴァージョンもリリースされ、1970年の全米ビルボードチャートでは14位にランクインしたという事で(以上はDISCOGSでの記載)、現在もビッグネームとして活躍中のこの人の長いキャリアの中での一時のプログレ化は青春の一コマでしかなかったという、そのプログレ期のもう一枚の傑作がこちら。原子の果樹園の次のアルバムとしてスペインポリドールからのリリースとなった77年発の通算8作目。内容はタイトルのアルアンダルースというイメージどうりのアラブ~フラメンコ音律のジャズロック方向で、例えばこの系統でいうならグアダルキビールやイセベルグみたいなジャズロックアンサンブルにミグエルリオスのヴォーカルが乗っかるっていう変則技。そもそもシンガーソングライター系でジャズロックへという事自体が珍しい変遷ぶりで、このポップスでもやってそうなジャケットからは想像もできない内容。因みに参加メンバーも驚きの人選となっていて、スペインのコロシアムなんて評価もあったコネクションから3人、ルイスフォルネス(キーボード)とチェザーレフォルネス(ギター)とティトヘレーロ(ドラムス)、ジャズロック系のドローレスやトリアナにもサポート参加していたというアントニオアギラール(ベース)、ドローレスのリーダーとして知られるホルヘパルド(フルート)とアヴァーロイエヴェネス(ベース)、ガダルキヴィールのアンドレスオラエギ(ギター)なんていう顔ぶれからしてこれがミグエルリオス直々の差配だとしたらそれ自体が才能というしかないほど。因みに先のベートーベンのシングル盤も実は内容がけっこうぶっ飛んでいて、混声合唱が入る感じとか、シンフォニックプログレ調サイケなセンスなんかも含めれば実は原子の果樹園への伏線にもなっていたという見方もできるオモシロ物件。MIGUEL RIOS-al andalus(universal)
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