・サイズ　長さ20.6 幅7.8 高さ3.5cm（約）
・重量　約1,320g

京都で理容店を営んでおられた天然砥石コレクターの方から依頼を受け代理で出品させて頂きました。
当方天然砥石に関する知識は乏しいため、持ち主の方から頂いたコメントをそのまま記載をさせて頂きます。
現在このオーナー様は終活中で、そのお手伝いをさせて頂いております。
良くお読みいただいた上でご入札下さいますようお願い申し上げます。以下原文です。

「車口を知らずして砥石を語るなかれ」と言うのは私がコレクションを始めた昭和３０年代中頃に
良く言われていた事で、この車口がお店からほぼすべて消え去った昭和40年頃には砥石屋さんも
言わなくなりました。この後に登場したのが中山の浅黄やカラス砥石です。これらの砥石は今でも
僅かに残っているようです。車口が無くなり、慌てて畑中さんが中山の採掘権を取得し、未だ埋め
戻されていなかった坑道を再採掘しました。当時の坑道には敷戸前やアイサが残っており、それらを
採掘したようです。商業的には成功しなかったようですが、カミソリやカンナ刃の最終仕上げ用の
砥石を置くことで、何とか砥石店の面目を保つことが出来たようです。私も車口を多用してきました。
非常に肌理の細かい巣が入っているのが特徴で、肌理の細かさの中山そのもので、旺盛な研磨力を
有しながらも鏡面に仕上がるといった他の砥石にはない特徴があります。お店に立っているときも
「良く切れるカミソリですね、どこの砥石を使っていますか」等の質問をよく受けたものです。もちろん
教えました。大工さんなどはその足で畑中さんとか加藤さんの砥石店にに行っていたようです。
口コミであっという間に無くなってしまったようです。最後に黒っぽい車口だけが僅かに残っていま
したが昭和４５年ごろになるとそれらも無くなり、忘れ去られた銘砥石になってしまったようです。
砥石のコレクターの中でもこの車口がきっかけでコレクターになった人も多いようです。
最後に、この車口の赤ピンは今後目にすることはまず無いと思います。出来ればコレクターの方に
落札頂きたいと思っております。試し研ぎ程度であまり使用せず、後世に残して頂ける方に落札して
頂ける事を願っております。」


【乾いた状態】


【濡らした状態】


【乾いた状態】


【濡らした状態】




【送料は着払いです。お届け時に送料のお支払いをお願いいたします。】

※オークション終了が金曜日から日曜日または祝日の場合のお問い合わせ・発送のご連絡につきましては
　当方の都合により、平日となります。ご了承くださいますようよろしくお願いいたします。

尚、オークション終了後、48時間以内に必要事項等のご入力とお支払いに御対応頂ける方のみ
ご入札をお願い致します。
48時間を経過した場合、次点の方に繰り上げ落札させていただきますのでご注意ください。