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ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、第4番
アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
交響曲第5番は民衆の反乱を描く作品!
アーノンクールとウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによるベートーヴェン交響曲全集企画がスタート。第1弾は、交響曲第5番『運命』と交響曲第4番という人気曲の組み合わせ。
2015年5月、ソールドアウトとなったウィーン・ムジークフェラインザールでの演奏会のライヴ・レコーディングで、今もなおさらなる深化を遂げつつある現在進行形の音楽家、アーノンクールの前代未聞の解釈が聴きものです。
アーノンクールは2016年7月までにウィーンとグラーツで交響曲全曲の演奏を行なうことになっており、2015年10月は第8番と第7番、2016年5月は第9番、そしてグラーツのシュティリアルテ音楽祭では交響曲全曲演奏が予定されています。
【ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの起用】
1991年のテルデックへの交響曲全集録音、2007年の第5番のライヴ映像はともに、モダン楽器オケであるヨーロッパ室内管弦楽団との演奏であったのに対し、今回は古楽器オケのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを起用している点が注目されます。
アーノンクールらによる結成からすでに62年、現在のウィーン・コンツェントゥス・ムジクスは、古楽器演奏の水準の高さで際立った存在となっており、昨年リリースされたモーツァルトの後期交響曲集では、その表現力の幅広さ、アーノンクールの細かで自由な要求に完璧に応えてみせる誠実な対応力の素晴らしさでも大きな話題となっていました。
それだけに、今回、モーツァルト以上に斬新なベートーヴェン・アプローチを準備してきたアーノンクールには、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス以外のオーケストラは考えられなかったものと思われます。
【アーノンクールのユニークな解釈】
今回、アーノンクールはベートーヴェンの交響曲を新たな視点から解釈、各種出版譜や原典資料を参照した上で、アーノンクール独自の演奏譜を作成しています。 交響曲第4番第4楽章は通常よりも数小節短く、交響曲第5番については、「従来解釈されていた『運命と闘い勝利を得る』という構図ではなく、民衆の反乱を描く作品だ」と、アーノンクール独自の視点で語っています。第3楽章で中間部の後に主部が繰り返されるのはギュルケ版と同様ですが、第4楽章のトロンボーンとピッコロのユニークなバランスや、最後の和音連打のタメはショッキングでさえあり、作品の革新性を浮き彫りにしています。
【収録情報】
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調 op.60
交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音時期:2015年5月8-11日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
レコーディング・プロデューサー:マーティン・ザウアー
レコーディング・エンジニア:ルネ・メラー