リペアに挑戦してみてはいかが?「パイオニア DVR-1000(ジャンク)」ハイクラスDVDレコーダー!!
注意: この商品は修理が必要なジャンク扱い品です。
パイオニアがプライドをかけて(プライドを捨てて?)開発したDVDレコーダーのハイエンド高級モデル
「パイオニア DVR-1000」です。
ジャンク扱いにする理由は、
ディスクを入れても検知できずに"NO DISC"と表示されてしまう事です。
ディスクドライブによるこの手のリードトラブルは、レコーダーに限らず、プレーヤーやPC用ドライブでもよく見られますよね。
考えられる主な症状の原因は・・、
① レンズの汚れなどによる読み取り障害。
② 経年による回路の接点不良または絶縁障害。
③ 経年によるコンデンサなどのオーバーヒートや回路の不具合。
以上、
例外を除き、そのほとんどがこの3点のいずれかになる可能性が高いです。
①の症状であれば・・、
たいていの場合、湿式や乾式のレンズクリーナーなどでは復活しないほど汚れてしまったパターンが多いです。
そもそもディスクが読めないのですから、クリーナーディスクも動作しませんよね。(笑)
修理方法は、本体からDVDドライブを取り外して外枠を開けレンズが目視できる状態にします。
本体を開いた時にレンズが目視できるタイプもありますので、その場合はドライブを取り外す必要はありませんよね。
ですが、このDVR-1000のように高級機になるとドライブは密閉タイプですのでドライブを取り外す必要があります。
レンズが目視できたら、綿棒などにクリーニング液を着けて丁寧に拭きほぐします。
レンズにハケ程度では到底落ちない汚れが着いていて、そう簡単にはディスクを読めなくなっている可能性があるからです。
ドライブが密閉されているのにどうしてここまで汚れてしまうのか?といえば・・、
ディスクに付いていたホコリなどが飛び散ってレンズに付着する現象はよくありますが、季節の温度差など何らかの原因でホコリが水分を持ってしまい、その後本体の熱などでそのままホコリが乾燥する事で、強力なデブリと化してしまう感じです。
こうなると乾式はもちろん湿式のレンズクリーナーでも簡単に落ちなくなってしまうので、レンズを直接クリーニングする必要が出てくるワケです。
②の症状であれば・・、
この症状の見分け方ですが、実にシンプルです。
ディスクを入れても回転しないなど、レンズがディスクを読み取る以前にその初動すらしなくなっているパターンが多いです。
これには基板類の修理の基本とも言える作業が必要になります。
電子基板が載っている製品のほとんどで起こるこの経年による動作不良は、
接点が離れて絶縁してしまっていて電気が通らなくなっている事に主な原因がある事が多いですよね。
どうして時間と共にそういう絶縁が起こるのかはいろいろありますが、
機械を構成する部品などの材料の主な成分は、機械が動作した時や夏の暑い日など、温度が暖かい環境の時はミクロン単位で伸びて、電源が切れている時や冬の寒い環境などでは縮みます。
これを繰り返しているうちにだんだんと絶縁が生じてくる感じになるワケです。
テスターなどでどこが絶縁しているか調べられるノウハウをお持ちの方は絶縁個所を特定できると思いますが、
よく分からない時は、とにかくハンダ付けしてある部分を片っ端から上塗りしてみるという、雑ですがとても有効な手段がありますので試してみるのもアリかと思います。(笑)
中には、接点復活剤を添拭したり、コネクタやハーネスが刺さっている部分を一度取ってまた付け直すだけで症状が改善される事もありますよね。
そんな感じで、とりあえず駆動するようになれば多くの場合、リペアが完了するパターンがほとんどですね。
ディスクが回転するようになっても読み取れない場合は、①と併発している可能性が高いので①の改善方法を試す必要があるかもです。
③の症状であれば・・
正直、これが一番厄介です。
内部を見ても回路はキレイだし、レンズもピカピカなんて事もよくありますからね。
この場合、あまり考えたくはありませんがメーカーによる意図的な老朽化の可能性も疑ってしまいます。
"意図的な老朽化"というのは、別名"品質管理"と誤魔化した専門用語で呼称される事もある、メーカー側の悪しき慣習といいますか・・
メーカー側が新商品や新企画をプレゼンする時に、おおよその耐用年数を設定して生産するシステムです。
たとえば、
2年後くらいに新型を出す予定にしていれば、ちょうど2年経った頃に不具合や故障が起きてくるような部品や材料で構成された製品を製造する。って感じです。
家電マニアの間では"時限装置"なんて呼ばれたりしてますよね。
機械製品に限らず、どんな商品であれ、いつまでも大事に使われていると、新しい商品を購入してくれなくなっていって、
経営側としては、会社維持費や人件費などの経費が捻出しずらくなりますよね?。
しかも故障が少ない製品ならなおさらです。
ですから、また買い替えたり買い直したりしてくれるように様々な手段を施した製品を世に出すワケですね。
以前であれば、新しい機能や装置が付いた新製品を次々に開発して、消費者の購買意欲をくすぐる事で買い替え需要が増し、メーカーも多くの社員を養ったりしていたのですが、
ある程度進化してくると、開発側がもうそれ以上の劇的な進化や開発ができなくなったり、消費者がそれ以上の機能を望まなくなってしまって、売り上げが伸びなくなってしまう事も多々ありますよね。
そこで、何度か使っていると故障の症状が出るように細工をするワケです。
たとえば・・
金属部品を使っていたら頑丈で壊れにくいのにワザとやわらか目のプラスチック部品を取り付けて、動かしているうちに摩耗したり硬化して割れやすくなたり不具合が出るようにしたり、
電子部品などのばあい、たとえば300mA(300ミリアンペア)の電気を通すパーツに、たまに350mAの過電流が通る事もある回路があったとします。
少しオーバーしていますが、たまにしか起きない現象なので今すぐに不具合が起きたりはしないのですが、長期間繰り返しているうちに遂にはオーバーヒートしたりして問題が発生したり・・。
それなら、最初から350mAでも耐えられるパーツにすれば良いのですが、あえてギリギリの機能のパーツを入れる事で故障を偶発させて修理や買い替えを促すワケです。
最近ではICやMPUやBIOSなどのプログラム制御が容易になったため、この"意図的な老朽化"も仕掛けやすくなっているらしいですね。(悲)
絶対に壊れないものを作る事は不可能かもしれませんが、壊れにくいものを作る事はできるはずなんですけどね・・。
それなのに、"これだけ年数が経てば色々壊れてくるのは当たり前"というセオリーを何も知らない一般人に刷り込んでしまう結果になっていますよね。
これは別に、電気機器だけに起きている事ではないですよね。
あらゆる職種で、今回だけの仕事に終わらず、また仕事が来るように様々な手段を構じている事が多々あると思います。
その中にはある程度、"意図的な老朽化"のような裏ワザ的な事もいくつかあるワケで・・
一般サラリーマンの立場の目線だと、ちゃんと仕事をしていれば毎月の給料が支払われる。なんて安定的というかワンパターンのように考えがちですが、
経営側としては、よほどの事が無い限りコンスタントに毎月の売り上げがまとまって上がってきて社員に給料が支払える・・なんて魔法はなかなか無いですよねー。
そんなシステムがあるとすれば、役所またはその関係業務、またはその恩恵を受ける企業くらいでしょうかね?
つまりサラリーマン目線では、毎日真面目にコツコツと必死になって仕事を頑張っていれば給料になって返ってくる。という発想になるのかもしれませんが、
どんなに汗をかいて頑張っていても、そこに費用対効果や利益が生まれなければ、経営側は給料が捻出できなくなってしまうワケで・・。
ですから経営側としては、なるべく社員の皆さんへ毎月定期的に給料が支払えるように、あの手この手を考えなくてはならないんですよねー。
その手段のひとつがこの"意図的な老朽化"って事になるワケなんでしょうけれど・・
やはり釈然としませんよねー。
そういうこの国の社会システムや経営側の事情を理解した上でも、なんか納得したくない感じですよね・・。(苦笑)
そのあたりに"現代は資本主義の限界が来ている"などと言われている所以があるのかもしれませんね。
少し解説が横道に逸れてしまいましたが、
ではこの症状が出てしまっている場合は、まったくのお手上げか?といえば手がない事もありません。
大ざっぱな方法ですが、ドライブユニットの型番を調べて同じユニットを探して交換したり、
同じようなドライブパーツが載ったDVD-R/RWドライブを探して丸ごと取り換える。という方法です。
少しやんちゃな方法ですが至ってシンプルですよね。(笑)
なかなか同様のドライブが見つからない場合は・・、
PC用などの類似ドライブで代用する。という方法があります。
ドライブを丸ごとPC用に取り換えられるならそれに越したことはありませんが、たいていはPC用とAV機器用のドライブはワザと配線などを違わせてるものがほとんどですので、ドライブ自体がソックリでも配線の種類とかが合わなかったりしますよね。
この場合でも、同じメーカーのドライブであれば共通部分があったりしますので、取り換えられる部分は取り換える。という感じですかね?。
うまくいけば原因となった回路が取り換えられて動作するようになったりします。
共通部品や共通パーツがいくつもある場合は、とりあえずひとつづつ取り換えてみて動作チェックしながらやるのがコツですね。
最後の方法は、トラブルがあったパーツ単体の取り換えです。
明らかにオーバーヒートを起こしたコンデンサなどが見つかったら、無線パーツ店などで同様の物を探して付け替えてみる。という手段です。
最近は専門家でもない人が店員だったりする事も多くなっていますが、昭和時代のように店の人がマニアックな人だったりすると、故障しているかも?と思った基板を取り外して持って行けば調べてくれて不良パーツを教えてくれる事もあるそうですよ。
もちろん、独学でテスターなどを使いこなせる知識があれば、割と直せたりしますよね。
以上、
簡単な見立てではありますが、この「DVR-1000」のジャンク症状は、おそらくドライブによるもののみだと思います。
一通りチェックしてみましたが、画面表示、配電、メイン回路制御盤、リモコンのボタン反応などは正常稼働している感じです。
こちらで修理して出品する事も考えましたが、
どんなに正常な動作をしたとしても、その商品は"手を加えた改造品"という認識になってしまいますので、そういう物を正常稼働品として出品するワケにもいかず、
そのままの状態で出す事にしました。
ジャンク品の中には、電源が入らなかったりパネル表示が出なかったりするものが多くありますので、これはジャンク商品の中でもまだマシな程度ではないでしょうか?
では、ぜひ一度リペアを試してみてください。
ではここで少し「DVR-1000」の解説を・・。
この商品を見て頂けてるという事は、説明不要のレベルの方々だと思いますが・・。
「DVR-1000」の本体フォルムを見てピンときた方は往年のパイオニアAV機器ファンではないでしょうか?
ハイエンドでインテリックなゴールドシップにデザインされたボディ。
重厚な金属パーツをできる限り使用した高級感あふれるドッシリとした外枠。
伝導率の高いゴールドメッキ処理された入出力端子の数々。
どれをとっても上級機種の気品が漂う本体は、多くのAVファンを魅了してきました。
加えて、その見た目に順ずる、妥協を許さない徹底的なハードウェア処理を実現する部品を散りばめた本格的な設計は、見た目やデザイン重視の中級以下のモデルを軽く凌駕していましたよね。
パイオニアは2000年前後、ハイエンドクラスの高級AV機器にはたいていこのデザインと仕様を採用しています。
最近の電気機器はメモリーコアの進化によりプログラムを記録する記憶容量が増えたせいか、1チップ、1コアで様々な機能の制御が可能になっています。
そのせいか、ほとんどの機器で全体的な処理をソフトウェアで制御させていますよね。
ですが、やはりマシンの醍醐味は、
外枠パネルを開いた時、"この部分は○○を制御するパーツ"、"この部分は○○関係の動作させるパーツ"って具合に個々の専門部品がハードウェアでギッシリ詰まっているのがイイですよねー。
それにソフトウェアだと、いちいちプログラムを読みに行ってから動作するので、反応速度が遅かったり、起動動作に時間がかかったりするのもイタダケません。
パイオニアのハイエンドシリーズは、
ソフトウェア処理に移行しつつある情勢にあえて時代に逆行し、可能な限りハードウェアで制御するよう設計された、機械好きにはシビレるモデルばかりです。
この「DVR-1000」も、DVDレコーダーにしてはやたらとデカくて重いですよねー。
そのほとんどをハードウェア制御で動作させているため、使用する部品点数が多くこの図体となっているワケです。(笑)
それに、金属部品を多く使用している事から重量もハンパないです。(笑)
しかしそんな事はデメリットのうちに入らないどころか、むしろ魅力のひとつですよね。
映像も音声も画像安定装置も、そのほとんどがハードウェア制御ですので品質はピカイチです。
ビデオキャプチャーに詳しい方であれば、ソフトウェア加工によるエンコードよりも、ハードウェアエンコードの方が格段に良いのは周知の事と思います。
それでも最近は、
BDレコーダーやHDDレコーダーの登場で、めっきりDVDレコーダーの人気が堕ちましたよね・・。
"この4K、8Kの時代に今さらDVDレコーダーだなんて・・"って感じなのでしょうね。
加えて、"DVD相当の画質は悪い"という、あの間違ったバッドイメージ。
これは、BDレコーダーなどで録画する際に、DVD相当の画質設定にした時に起こる画質低下のイメージが影響しているのではないでしょうか?
BDレコーダーなどのハイビジョンレコーダーは、
時代的にもソフトウェア制御が主流になっています。
そのほとんどをソフトウェア制御させているため、コンパクトで薄型、軽量の扱いやすいボディになっていますが、
その分、ほぼ不要と思われる制御は短絡的になってしまっています。
ハイビジョンレコーダーですから、BD画質である1080HDや4K、8K放送をそのまま録画するストレートエンコードを標準化させたプログラムになっているものがほとんどですよね。
それをDVD画質など容量の小さな画質で録画しようとすれば、ソフトウェア制御ではストレート録画の4分の1とか8分の1といった簡単なプログラムで録画させようとします。
ストレート録画させる事を主な目的とした機器なのですから当然といえば当然なのですが・・。
PCなどで動画キャプチャーをソフトウェア制御でした事のある方ならお分かりかと思いますが、
画質を落とすと・・
映像がカクカクしたり、動きのある場面やシーンの変わり目などで一瞬モザイクのような画面になったり、画面全体が何となくクオリティが悪かったりMPEGファイルができたりしますよね。
容量の大きな映像を小さくする場合、
品質が著しく劣化しないよう補正しながらレコーディングし直すというのが常識なのですが、
ほとんどのハイビジョンレコーダーにはそんな機能は搭載されていません。
繰り返しますが、ハイビジョンで放送されているものをハイビジョンで録画する目的で標準化されているのですから当然ですよね。
ハイビジョンで放送されているものを同じクオリティーで録画する分には、何の手も加えないストレート録画で充分なワケですが、
それを、あまり品質を落とさないように様々な補正しながらの録画となると・・、
一度ストレート画質で録画して、そのMPEGファイルを1フレームずつチェックしながら補正して再加工する作業になります。
それだと、ストレート録画した時に比べ数倍から数十倍の編集時間がかかってしまい、画面に"処理中ですしばらくお待ちください"と表示されたまま長ければ数時間待たされてしまう事でしょうね。
っていうか、いちいち低画質録画の設定にストレート録画よりも多くの機能を持たせて気を配っているレコーダーなんて見た事ないですからねー。(笑)
でも本来のDVDって、そんなに品質が悪くないはずですよねー?
市販のDVDソフトで、解像度が小さいからと画質が著しく悪かったり、画面がモザイク化して乱れたりするようなものなんて見たこともないですからねー。
これは映像をエンコードしている機材の違いです。
たとえば1080HD以上の画質の映像をDVDサイズの映像にしようとすると、
1080HDをメインにしているエンコーダーだと補正しないでエンコードすると上記のように著しく画像が劣化したりしますが、
DVD画質がメインのエンコーダーなら、DVD画質が無劣化のストレート録画になりますのでキレイな画質で録画できるというワケです。
それでもソフトウェア録画だとプログラムのみで、映像キャプチャー、MPEG圧縮、ディスク書き込みを同時進行で行わなければならないので処理速度が相当速いメイン回路を積んでいない限りある程度の画像の乱れが生じたりします。
そこで威力を発揮するのがハードウェア処理です。
PCで映像を録画した事のある方なら周知の事だと思いますが、
ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードとでは品質がまるで違いますよね。
ソフトウェアエンコードの場合、
映像機器とPCを接続するためのケーブル(例えば片方の極が映像端子になっていて、もう一方がUSB端子になっているケーブルなど)で接続して録画しますが、PCの負担が大きく、大きな処理でも耐えられるほどのCPUやメモリーが必要になります。
ハードウェアエンコードの場合、
録画再生専用の回路が載ったビデオキャプチャーボードをPCに接続して、そのキャプチャーボードに付いている映像端子に直接映像機器をつなぎます。
ビデオキャプチャーボードが高性能であればあるほど映像録画、MPEG圧縮、ファイル書き込みをそれぞれの専用回路が処理してくれますので高速でスムーズですよね。
録画品質もクオリティーも高いです。
レコーダーもほぼ同様だと言えます。
BD品質で録画する事をメインにしているレコーダーにDVD品質でもそこそこのクオリティーを期待してはいけませんよね。(笑)
そもそも、
そこそこ普及しきった感じのDVDからBDに移行させて、再びビデオソフトなどを買い替えさせようとする事で経済を回したいのに、DVD画質でもそこそこ品質翌六ができては意味がありませんからねー(苦笑)。
市販のDVDソフトをBDプレーヤーやBDレコーダーで再生させると、BDソフトを際立たせるためにワザとらしく画質が落ちて再生するものも中にはあるようですからね・・。
残念ながら、資本主義はこんな感じで継続してきた歴史があります・・。
LDが普及してきて、たくさんソフトを手に入れてコレクションしていたら、DVDが登場して、これまでのコレクションをDVD版で集め直し・・。
やっとDVDのコレクションが充実してきたかと思ったらBDの登場。
そしてBDが飽和してこれば、また次のメディアを出そうとするのしょうかね・・。
なんともかんとも・・。(苦笑)
前述でこの「DVR-1000」の事を"パイオニアがプライドをかけて(プライドを捨てて?)開発したDVDレコーダー"と記述しましたが、
パイオニアはLDの開発メーカーです。
当時、やっとLDがメジャー化してきて、LDソフトの種類も充実。LD版でコレクションしてくれているビデオコレクターの皆さんが増えてきたというのに、
新しくDVDというメディアを出す事で、改めてビデオソフトを出し直して経済を回そうという企画が業界から上がってきたワケですから、
当然ですが、DVDへ移行には反対するスタッフが大勢いたそうです。
DVDというデジタルメディアに慣れさせて、その後に起こるであろう更なる大反発への布石にしたかったのでしょうねー。
その大反発というのが、地上波デジタルへの移行です。
これまでのテレビが見られなくなってしまうワケですから、反発と怒りはLDの比ではありませんからねー。
これらの大騒動によって、国民機とまで言われ普及しまくったVHSビデオカセットやLDが強引に移行され、デジタル放送に変えられても、目立った暴動とかデモ活動とかも起きずに受け入れていくのですから、日本人も怒らなくなっちゃいましたよねー。
でも、ビデオファンの方々はけっこう頑張って抵抗していたんです。
そりゃそうですよねー。
今までコツコツとコレクションしてきたビデオ資産が、大きく変更されてしまい無駄になるかもしれないワケですから。
ビデオユーザーの皆さんだけでなく開発メーカーからも"いかにも商業主義的で何だか悪意を感じる"と、反対意見が多くあったそうですよ。
それでも現実は冷たく、結果は現代が物語っていますけどね・・。
それでも最近は、
BDへの移行があまり進んでいないように感じます。
まだまだDVDソフトの需要も頑張っていますし。
メディアをコレクションせずネットのオンデマンドを利用したりするようになったというのもありますが、
ビデオコレクターの皆さんも、このイタチごっこというか堂々めぐりというか、そういう資本主義の流れにそろそろ疲れてきたんだと思います。
それでも時間が経過すればそのうちDVD全盛期を知らない世代が出てきて強制的に変わっていくのかもしれませんが・・。(悲)
・・とにかくです。
ほとんどのAV機器は、当時の最強モデルを使え!という事ですね。
マニアの方々が口々に言うのは、
"常に最新のモデルが良いというワケではない。その仕様が最強だった頃のものを入手するべし"という教訓です。
つまり・・、
DVDを観るなら、BDプレイヤーのDVD機能ではなく、DVDが普及していた頃の専用の機器で観る。という事なんだそうですね。
同様に、
レコーダーも同様に、BDレコーダーでDVDに録画するのではなく、DVDレコーダーが全盛期の頃のハイエンドモデルで録画する。っていう感じですかね。
これは他のAV機器でも言えてます。
レコードは、レコード全盛期時代のハイエンドモデルのシステムコンポで聴く方が、現代でもひっそりと出ているレコードも聴けるマルチプレーヤーで再生するよりもイイ感じですし、
VHSビデオも、現代のものよりも当時のS-VHSなどのハイエンドモデルで観た方が品質が良いですし、
デジカメとかでも、
2000万画素のデジカメで500万画素の画質で記録するより、500万画素が最強の頃の上級モデルで記録した方が品質が良く感じますよね。
この「DVR-1000」は、
DVDレコーダーが普及し始めた頃のハイエンドモデルです。
元々は、DVDプレイヤーの最高級機を製作するはずだったものらしいですよ。
それが"ハイエンドDVDプレイヤーに録画機能を付けてみた。"って感じのAV機器として登場しました。
スタンドアローンDVDレコーダーの最上級機を誇った製品でしたね。
AVファンを驚かせたのが、地上波とBSの2つのアナログチューナーが搭載されていた事です。
通常、高級機というのは便利さを追求しません。
プロ用機器までいくと、CDプレーヤーや映像機器でもとんでもなく高価なのにリモコンひとつ付いていませんからねー。テレビモニターもチューナーなんて付いていませんし。
ですから、最上級の高級モデルなのに一般的なビデオレコーダーのように予約録画ができる。というところにズッコケちゃったんです。(笑)
今でも謎ですよね。どうしてそんな仕様にしたんでしょう?
それでも品質や性能はピカイチです。
ハードウェア制御によるスタンドアローンタイプのレコーダーを実現。
通常であれば、一度ハードディスクに録画したMPEGファイルをDVDディスクに書き出すのですが、
スタンドアローンタイプは、ハートウェア処理を駆使して直接DVDにリアルタイムで記録します。
これにはかなり高速の映像処理が必要ですのでハードウェアエンコードが欠かせません。
「DVR-1000」は高機能エンコーダーを搭載し、さらにハードウェアでMPEG圧縮をしてしまうというスグレものでした。
高性能ハードウェアでほとんどの処理をしてしまう事もあって、MPEG圧縮時のカクりやコマ落ち、画像の不安定化なども抑え、スムーズな安定映像の保存を実現しています。
画面補正も充実。
エッジを整えるシャープ調整や、MPEGデータのドットボケを防ぐプロックフィルターなどお好みで細かく設定できます。
さらに画像データや静止画データが入ったビデオソフトなどを見る場合、
より優れたクオリティーで楽しめるよう、MPEGのフィールドとフレームどちらからでもアプローチして見やすくする調整も可能です。
この機能の優秀なところは、静止画だけでなくポーズボタンを押した時の一時停止画面にも適応でき、こだわった安定した画面を実現。
そして、ハイエンドビデオカセットレコーダーの定番ツールであるジョグシャトルをDVDで初搭載。
細やかなビデオ編集はもちろん、こだわったビデオ再生にも欠かせませんね。
残念な事に、これ以降の年代くらいからジョグシャトルが付いたAV機器が無くなっちゃいました。
ジョグシャトルによる映像出力は、特別な制御機能を必要としますので回路ごと廃止してしまった感じですかね。
音声ももちろん手を抜きません。
当時、DVDビデオの中半から登場した新型音声フォーマットであるDTSも対応。
アナログ、PCM、リニアPCM、ドルビーデジタルなどの各種フォーマットも当然対応。
オーディオ部分もハードウェアでほとんどを制御していますので、ダイナミックレンジなどもお好みで設定できます。
各入出力端子も充実。
S端子対応の映像コンポジット入力(RCA)がフロント×1、リア×2。
同じくS端子対応のコンポジット出力が2個。
さらに、RGBコンポーネント出力、光ファイバーダイレクト音声出力、同軸デジタルピン端子音声出力と、充実のラインナップ。
そして、
この時代にはコピー規制がありませんでしたので、コピワンなどの制限がディスクにプロテクトされていないのも魅力ですよね。
さらにさらに、
上級モデルならではのハードウェア処理を可能にする精密機器とゴールドスタイルりのインテリジェンスと重厚感。
フロントパネルがモーターで開閉する高級感も、たまりませんよねー。
※ ここで注意。
この「DVR-1000」は、1999年~2001年にかけて製造されています。
当然ですがこの頃にデジタルチューナーは存在しませんので、現代のデジタル放送は受信できません。
デジタル放送は、外付けチューナーやデコーダーを本体に接続して録画する必要があります。
また、HDMI端子も対応していませんので、
HDMI出力は変換アダプターなどを接続して使用する必要があります。
HDMIは、
この時代ではメジャーではありませんでしたし、画像出力にも使用されていませんでしたので、付いていないのは当然ですね。
この時代にもHDMIはあるにはあったのですが、AVファンからは"またおかしな端子を開発してるし"と嫌悪の対象だった感じでしたし、開発側からもHDMIを嫌う空気がありましたからねー。
個人的には今でもあまり好みませんね・・。
ここからは余談ですが、
最近は、BDとかHD画質とかいう感じで、やたらと画面がクッキリ、ハッキリ、シャープになっていたりして、なんだかいろいろ画像編集したのが多く出ているような気がしますよね。
とても残念です・・。
個人的には、"DVDか?"、"BDか?"と聞かれたら、迷わずDVDと即答します。(笑)
と、いうのも、
"BDが出る"と聞いた時に、期待していただけにガッカリさせられたAVファンも多かったですからねー。
BDなどのデジタルハイビジョンや4K、8Kなどは、その名称通り、画面サイズを大きくしただけ。だったのがマニアやファンたちをガッカリさせました。
そうなんです。
DVDの画面サイズを少し大きくしただけ。
記録方式も相変わらずMPEGのままですし。
同じMPEG方式を使用している以上、当然ですが画面サイズが大きくなれば記録される動画の容量も大きくなりますので、容量の大きなBDに記録するだけの事・・。だったのに皆さんガッカリしたワケです。
新開発や新技術というのはそういうのじゃないですよねー。
たとえば、BD並みのグラフィックがDVDの容量で記録可能に!とか、低解像度のビデオでも高精細なハイビジョン画質で楽しめます!というのなら分かるのですが・・。
あと、
よく、ハイビジョン画質や4K、8Kなどは"色も鮮やかで鮮細な画質だ"と思っている方も多いのですが、
それは動画編集ソフトや画面加工ソフトが進化したから。というだけの事で、解像度とはあまり関係がありませんよね。
グラフィック機能を強化したスマホやデジカメなんかで撮影すると、現地の見た目よりもキレイに記録されたりしますよね。
あれは画像編集ソフトが組み込まれていて、撮影されたものを自動的に鮮やかに加工してくれているからなのですが、それと同じですね。
つまり、現代の技術を駆使してDVDレコーダーを作ったなら、DVDでも充分に鮮やかな画面にできちゃうワケです。
しかしながら、AVマニアやAVファンはそういうのを良しとしません。
海外の写真家がよく言うセリフなのですが、""写真は真実を写したものの事だ。加工されたものはただのCGに過ぎない"という教訓があります。
それと同様で、AVファンは加工を好まずナチュラルのままのものを好みます。
アナログの時代からそうでした。
ナチュラルな音源や映像を様々な機材を駆使して自分好みのものにアレンジして楽しむのがイイわけで、
勝手に加工したり余計な事をするな!っていうのが大かたの意見です。
個人的にも賛成ですね。
さてさて、余談はここまでにしまして、
この商品は、修理が必要なジャンク扱いでお願いします。
商品内容は、本体、リモコン、極性判別型コンセントケーブルの3点です。
本体の状態は、上記にありますようにディスクが読み込まれません。その他まあまあ使用感があるくらいです。
リモコンの状態は、まあまあキレイな感じなのですが、裏面に一部変色痕があります。
詳しい商品の状態は、上記の説明を参照してください。
しかしながら中古品である以上、いつ、どこで経年劣化や絶縁などの動作エラーが起きるか分かりません。その場合でもこちらでは何のサポートもできませんのでご了承の上、購入をご検討下さい。
(※ 修理レベルなどの見解はあくまでも個人的な私見です。各々の個人的な見立てもありますので統一見解ではありません。また、こちらから詳しい修理方法などを説明する事はできませんので、修理方法などを質問したりしないでください)
※なお、この商品は中古品である事からも、その性質上、返品、返金、交換などはできませんのでご了承ください。
※注意1 こちらは週に1~2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には1週間~10日ほどかかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、無理な配達日の指定や、無理な配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
※注意2 商品の発送まではできるだけ大切に管理しますが、発送後または発送途中に何らかの事故やトラブルがあった場合は責任を持つことはできませんので、配達業者との対応をお願いします。
また、当然ですが規定の通り、日本国外への発送はしませんのでご了承ください。
※注意3 大切にして頂ける方、楽しんで使用して頂ける方、価値の分かる方に取引してもらえたら。と思っていますので、健全なオークションを推進するためにも、「安く買って高く出品」などの転売目的での利用の方はご遠慮ください。
※注意4 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。