
池宮彰一郎著、「島津奔る」上下2巻(新潮文庫)です。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: ともかく一読をお勧めしたい。戦国最強は信長・秀吉・家康でも、また信玄・謙信でも直江兼続でもなく、本書の主人公、島津義弘だったのではないか!関ヶ原では三成のために不本意な戦いを強いられ敗軍となるが、見事に薩摩を守り抜き、250年後に遂に徳川家に報いることになる・・・薩摩史観かも知れないが、本書を読めば歴史時代小説が一層面白くなるだろう。天下分け目の関ケ原で、心ならずも敗色濃厚な西軍に組み入れられた薩摩の太守・島津義弘は、いかなる戦略・政略で勝者から領地を守ったのか。卓抜な着想と深い洞察が冴える関ヶ原合戦史の決定版。著者畢生の大作と呼ぶにふさわしい歴史・時代小説の白眉。
【上巻】薩摩の太守・島津義弘、ときに六十六歳。九州制覇、七年に及ぶ文禄・慶長ノ役、戦さの一字に刻まれた彼の後半生に寧日はなかった。百二十年余もつづいた戦時景気はしぼみ、未曾有の戦後不況が猛威をふるう前夜。日本が東と西にわかれ、戦国期最後にして最大の、生き残りをかけた大戦がいままさに火蓋を切らんとしていた・・・
【下巻】嵐が過ぎ去るのをただ待つは、人の上に立つ将の器にあらず。われに救国の知謀、秘策あり。国もとから援兵は届かぬ。恃むは己の才智と志を一つにする家臣のみ。いざ、一大決戦の関ヶ原へ。太守・島津義弘の窮状を知った薩摩隼人は国抜けの汚名を覚悟して三百里の山海を奔った。そして屍山血河の関ヶ原から国もとへ義弘は生きて帰らねばならぬ。さもなくば、故国は関ヶ原の勝者にたたき潰され、時代の奔流にのまれてしまう・・・。
★著者、池宮彰一郎は1923年、東京生まれ。戦争中は満州で陸軍に徴兵され、後に南方送りとなったが極めて生還率の低い中で生き残った。戦後、映画脚本家となり、「十三人の刺客」、「大殺陣」で京都市民映画脚本賞を受賞。1992年、69歳の時に池宮彰一郎として小説家として遅いデビューを果たし、「四十七人の刺客」で新田次郎文学賞を受賞。1999年、「島津奔る」で柴田錬三郎賞を受賞。「四十七人の刺客」では大胆な考証を多数織り交ぜ、映画化を果たしたこともあり話題となった。作品全体を見れば独自の視点を沢山盛り込んでおりクリエイティブな作家であったが、その後、司馬遼太郎作品との「類似」を指摘されるという疑惑を招き、作家活動をほぼ停止することとなった。池宮は、「家内の病気や引っ越し、連載が重なり混乱し、資料と先輩作家たちの作品が混ざってしまった。自戒の意味から絶版をお願いした」とのコメントを発表した。代表作は他に、「高杉晋作」、「その日の吉良上野介」、「遁げろ家康」、「本能寺」、「天下騒乱 鍵屋の辻」、「平家」など。2007年、肺癌のため死去(享年83)。
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