
「向田邦子 暮しの愉しみ」(新潮社・とんぼの本)」です。向田邦子/向田和子ほか著。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: 脚本家、エッセイスト、小説家として活躍する一方、暮らしを愉しむのが上手だった向田邦子さん。手軽でおいしい手料理、食いしん坊ならではの器えらび、終の住処での暮しぶり、行きつけの店、書画、骨董にも熱中し、暇さえあれば旅に出る・・・。大好きな猫と暮し、着る物も身の回りの小物も「あら、こういうの、いいわね」と楽しげに、けれどしっかりとした自分の眼で選んでいく ―― そのライフスタイルには「自分らしく生きる」ことのヒント、「暮らし上手」としてのエッセンスがぎっしりと詰まっていた。本書は、そのライフスタイルをカラーで紹介する。本人の文章を随所に散りばめるほか、貴重な写真を豊富に掲載し、あるいは和食を中心としたレシピ本としてもキッチンに1冊あればうれしい。そんなチャーミングな本に仕上がっている。向田ファンならずとも、暮らしを楽しみたいすべての大人たちに。
プロローグ
第1章 台所の匂い
・さんどさんどの舌鼓
・直伝の常備菜
・残りものは“うまい!”の素
・読むと食べたくなる「ことばの御馳走帖」
・「ままや」繁昌記ふたたび
◇春は勝手口から /向田和子
第2章 食いしん坊の器えらび
・向田流の選び方
エッセイ&写真再録 限があう /向田邦子
・邦子好みの器づかい /大蔦文彦
*邦子さんのお茶の時間
*水羊羹を食べる時は・・・・・・
*タイから持ち帰った宋胡録
・ある日の器さがし
エッセイ&写真再録 負けいくさ /向田邦子
◇姉の包丁さばき 姉自慢・その1 /向田和子
第3章 お気に入りにかこまれて
・邦子の部屋
・向田画廊へようこそ
エッセイ再録 利行の毒 /向田邦子
・猫と暮して
・さりげないおしゃれ
・「う」の抽斗
・行きつけの店・
・向田邦子が選んだ食いしん坊に贈る100冊
◇姉妹はおつな味 姉のごちそう術 /向田和子
第4章 思い出さがし、想い出づくり。
・鹿児島 “故郷もどき”の海と桜島
・人形町 小半日のゼイタク旅行
・岐阜 若葉と味噌カツ 揖斐の山里を訪ねて
・向田邦子が見た風景 海外旅行
*フォト・アルバム
*旅のおみやげはトランプ
◇ひと呼吸、おいて。おまじないのように
姉自慢・その2 /向田和子
第5章 その素顔と横顔
・年譜 向田邦子が語る「向田邦子」・
・座談会〈抄録〉 素顔の向田邦子
植田いつ子×向田せい×向田和子
◇ただいま修行中 向田家のおもてなし /向田和子
・向田邦子をしのぶ二つの資料館
*実践女子大学図書館向田邦子文庫
*かごしま近代文学館
★向田邦子は1929年、東京生まれ。父の仕事により日本各地を転々とする。小学生の頃、鹿児島で数年を過ごした。この時期に家族や近所の人々と様々なエピソードがあり、その後の進路に多大な影響を与えた。「父の詫び状」のモチーフは第2の故郷、鹿児島時代の家族団欒であるといわれる。実践女子専門学校(現・実践女子大)国語科卒。映画雑誌の編集者を経て、昭和30年代終わりから50年代にかけラジオ、テレビの台本・脚本作家の地位を築いていく。ラジオエッセイで「森繁の重役読本」、「向田ドラマ」の代表作として、「七人の孫」、「だいこんの花」、「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」、「あ・うん」、「隣りの女」など。1975年、46歳のときに乳癌で手術を受け、それをきっかけに随筆やエッセイを書き始める。山本夏彦は「向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である」と絶賛した。その後、雑誌連載の短篇小説集 「思い出トランプ」に収められた「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で1980年、直木賞受賞。しかし惜しまれることに翌1981年、旅行先の台湾での航空機事故で急逝した(享年51)。代表作は、エッセイ集に「父の詫び状」、「夜中の薔薇」、長編「あ・うん」、作品集「隣の女」など。鋭敏な感性と深い人間洞察、きれ味の鋭い文章、巧みな台詞を端正に綴った作品は今なお愛され、また、自分の好きなものと徹底して向き合う向田自身のライフスタイルが注目を浴び続けている。
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