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mail to inquiry about the whetstones・サイズ 約24.7 x 9.4 x 11.4cm
・重量 6,420g
亀岡は岡花産の青砥石です。青砥石ですが青い発色が少ない砥石です。
まずはその説明からさせて頂きます。青砥石の層を仮に三層に大きく分けたとします。
上から仮に、上層、中層、下層とします。さらにその層を各層ごとに三層に分けるとします。
そうすると、上層の下層とか下層中層とか9段階に分かれることになります。
もちろん、亀岡ではこのよな呼び方や分け方はしておりませんので、ここだけの話です。
この砥石は先ほどの例で言うと、上層の中層から下層にあたる層の青砥石になります。
亀岡の青砥石や、長崎の大村砥石にも共通して言えるのですが、上層から採掘された砥石は
色が浅く(薄く)柔らかく、深くなるほど色が濃くなり硬くなる傾向があります。両者共に採掘の
最後には砥石と言うよりヤスリに似たような感じになり、砥粒の出も悪くなることにより採掘が
終了します。この時点で取りつくされたと言うことになります。話を戻します。この砥石の色が
薄い理由は前述の通りです。さらに、岡花の青砥石としては若干柔らかく感じるかも知れませんが
研磨力そのものは健在です。原石の採掘は恐らく150年以上前だと思います。成形は昭和30年代の
中頃でしょう。何故そんな事になるかと言いますと、青砥石の原石置き場では”先入れ後出し”に
なっていました。つまり、最も先に入れた原石が最も後に成形されたようです。原石の採掘が終了し
残っていた原石は採掘初期のものだったためこのような砥石が残っているわけです。岡花の特徴
としては砥汁の出が少ないことが挙げられます。他に多量に採掘された地域としては
神前(こうざき)が有名ですが、砥汁が邪魔になるくらい良く出ます。その為、岡花の青砥石のほう
が高く取引されていました。それに産出量も少なかった事も理由の一つに加えられます。古い青砥は
取り扱い方によっては縦に大きく割れる事があります。何度も見ていますが修理のしようも無いのが
実情です。そこで、下塗り、中塗り、古和紙の貼り付けと最上級の養生を行いました。
正直申しますと、この大きさレベルの青砥は三木などの刃物工場に行くと、2,3個は転がっていたものです。
さらに同じような大きな佐伯砥石も同じように転がっていました。しかし、それが50年以上前の話で
いまでは殆ど見なくなりました。実用向けの砥石ですので、比較的買い易い値段設定になっております。
興味を持たれた方は早めにご決断ください。青砥は足が早いです。
【乾いた状態】
【濡らした状態】
【乾いた状態】
【濡らした状態】
価格交渉で最も大事なのは「砥石の価値を正しく理解して交渉する」事です。
心から天然砥石の好きな方、天然砥石の価値が分かって頂いている方だけお問い合わせ頂けますよう
お願い申し上げます。
入札せずに、まずお問い合わせください。いたずら目的で価格交渉をされる方、或いは価格交渉が成立してもお支払頂けない方の交渉は固く
お断り申し上げます。
さらに、この特選コーナーは事前予告なく閉じることがあります。
貴重な砥石を長年並べると、あまり好きな表現ではありませんが
「目くそが付く」、つまり新鮮味が失われ
それによって希少価値も失われると昔から言われているからです。
波長が合う砥石がありましたら早めにご連絡をいただけますようお願いいたします。
さらに、気に入った砥石がありましたら画像を保存しておいてください。
このコーナーが閉鎖になった時、後で交渉出来るようにする為です。
どうか宜しくお願い申し上げます。
【特選品コーナーはこちら】他にも多数ございます。お店は
こちら【天然砥石の使い方】もご一読ください。
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