羽仁五郎
(1901~1983)群馬県桐生市生れの歴史家、政治家。森五郎として生れ、結婚して羽仁五郎となる。
1921年、東京帝国大学法学部に入学。同年9月、ドイツ・ハイデルベルク大学に留学、
リッケルトに歴史哲学を学ぶ。ここで在野の哲学者、ベネデット・クローチェを知り、傾倒する。
帰国後の1926年、羽仁設子と結婚、婿入りし羽仁姓となる。1933年、治安維持法容疑で検束。
1945年3月、北京で逮捕、東京に移送。同年10月4日の治安維持法廃止を受けて釈放。
1947年、参議院議員に当選、1956年まで革新系議員として活動。
晩年は、新左翼の革命理論家的存在となり『都市の論理』はベストセラーとなる一方、
花柳幻舟を愛人とした。1983年、肺気腫のため死去。82歳。
書名:羽仁五郎歴史論著作集(1967年:青木書店版):全4巻: / 第4巻 ◇ 現代史・文明批評
著者:羽仁五郎
編集委員:小此木真三郎/鈴木正四/松島栄一/犬丸義一
発行所:青木書店
発行日:1969年2月15日 再版発行 (1967年10月1日 初版発行)
定価:850円
所収: 現代史・文明批評 ◇ 凡例 /
1、喜劇作者マキャヴェリ /2、マキャヴェリ / 3、ソヴェト・エンチクロペディあるいはGSE /
4、新芸術理論のための断片 / 5、モスクワ通信 / 6、ユウトピア / 7、祝大東京 / 8、国際主義のために /
9、至厳なる歴史の審判を怖れよ / 10、日本精神と認識 / 11、随筆・イギリス / 12、史学任務の自覚 /
13、「阿部一族」の映画化に対して / 14、史学時評 / 15、良心の書 / 16、林語堂「有閑随筆」について /
17、東洋と西洋 / 18、市民道徳 / 19、文明の東漸 / 20、美術公開審査の少年少女諸君に与う /
21、「格子なき牢獄」批評 / 22、都市とは何ぞや / 23、戦争と文化 / 24、アジア的生産様式 /
25、世界はどうなる / 26、新旧女大学 / 27、我々のアンシクロペディ / 28、ミケルアンジェロのピエタ /
29、偶感 / 30、書辺清涼 / 31、ヂォコンダの微笑 / 32、団結・自由・勝利 / 33、討論とは何ぞや /
34、哲学と死 / 35、現代史 / 36、日本文化を守る会 / 37、戦後日本ファシズムの地盤 / 38、ノルマンの死 /
39、日本共産党の現代史的意義 / 40、「大東亜戦争肯定論」を批判する /
〇 収録論文掲載誌(書)名および発表年月一覧 / 解説(小此木真三郎)/
参考:帯なし。箱、小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ等あり。四六判。P434。590g。≪古本購入≫
レターパックプラス(追跡あり・手渡)600円。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。