廃盤
3CD
ベルマン/
リスト作品集
・超絶技巧練習曲集。
・ロ単調 ピアノ・ソンタ ほか
驚異の名盤が待望の復活!
ベルマンの真価を伝える演奏が、全盛期にモスクワでおこなわれた一連のセッション録音であることは多くのファンが認めるところです。その巨大なスケールと圧倒的な技巧の切れ味は、かのギレリスの「自分とリヒテルが4本の腕でかかってもかなわない」という言葉をまさにダイレクトにイメージさせるものですが、なぜか長く廃盤の状態が続いているものが多く、今回、モスクワのレーベル「ヴェネツィア」が、マスターからきちんとした状態でCD化する運びとなったのはうれしい限り。
しかもレパートリーは、オール・リストというベルマンの真骨頂を伝えるもので、超絶技巧練習曲とロ短調ソナタの驚くべき演奏を筆頭に、どの作品でも当時のベルマンならではの、豪快な音楽づくりが実に素晴らしく、シューベルト作品編曲での骨太な抒情にも独特の魅力が備わっています。
【ベルマン・プロフィール】
ラザール(ラーザリ)・ナウモヴィチ・ベルマンは、1930年2月26日、レニングラードに誕生し、2005年2月6日、フィレンツェの自宅で亡くなっています。
ベルマンは2歳からペテルブルグ音楽院出身の母にピアノを学び、その後、レニングラード音楽院付属の早期英才グループでサフシンスキーに師事。1934 年、4歳のときに最初のリサイタルを開いて自作を演奏し、7歳では初めてのレコーディングをおこない、9歳でモスクワ音楽院に入学、。高名なゴリデンヴェイゼル(ゴールデンワイザーとも)に23歳までの長期間にわたって師事し、この19世紀生まれの巨匠から絶大な影響を受けることとなります(「私は19世紀の人間であり、ヴィルトゥオーゾと呼ばれるタイプに属しています」と自らを語った有名な言葉の背景にはゴリデンヴェイゼルの存在が大きいようです)。
1951年にはベルリンで開かれた国際青少年音楽祭で第1位、1956年にブダペストのリスト国際ピアノ・コンクールで第1位となります。
モスクワ中央音楽院卒業後は、ソ連国内と東欧諸国でさかんに演奏活動をおこない、特にハンガリーで「リストの再来」として高い評価を獲得します。1958年にはロンドンにもデビューしますが、1960年代に入るとコンサート活動から次第に遠ざかるようになります。
その間、再びピアノの研鑽に励み、思索を深めたベルマンのピアノは、以前の名技至上主義的なものから、音楽の内容を深くつかみとろうとするものに変わって行き、1971年にはイタリアにデビュー、1976年にはアメリカにデビューしてセンセーショナルな成功を収めることとなリます。日本へも1977年以来何度か訪れており、演奏のほか、教育活動にも熱心なところを見せてくれました。(HMV)
CD1
・シューベルト/リスト編:『魔王』
・シューベルト/リスト編:『どこへ?』(『美しき水車小屋の娘』から)
・シューベルト/リスト編:『若き尼』
・シューベルト/リスト編:『アヴェ・マリア』
・シューベルト/リスト編:『幻覚』(『冬の旅』から)
・シューベルト/リスト編:『辻音楽師』(『冬の旅』から)
1965年モスクワでのスタジオ録音(ステレオ)
・リスト:メフィスト・ワルツ第1番ハ短調
・リスト:『巡礼の年』第2年 補遺~「ヴェネツィアとナポリ」
1975年モスクワでのスタジオ録音(ステレオ)
CD2
・リスト:超絶技巧練習曲
第1番ハ長調「前奏曲」
第2番イ短調
第3番ヘ短調「風景」
第4番二短調「マゼッパ」
第5番変ロ長調「鬼火」
第6番ト短調「幻想」
第7番変ホ長調「エロイカ」
第8番ハ短調「狩」
第9番変イ長調「回想」
第10番へ短調
第11番変ニ長調「夕べの調べ」
第12番変ロ短調「雪かき」
1963年モスクワでのスタジオ録音(ステレオ)
CD3
・リスト:ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調『ペシュトの謝肉祭』
1961年モスクワでのスタジオ録音(モノラル)
・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
1975年モスクワでのスタジオ録音(ステレオ)
ラーザリ・ベルマン(ピアノ)
コンディション良好。
発送は、日本郵便クリックポスト(追跡可能)を予定しております。