昭和45年（1970年）発行、小学館の学習絵本シリーズ『なぜなに学習図鑑① きょうりゅうと怪獣』です。恐竜の科学的知識と空想的な怪獣の世界を融合させた、当時としては画期的な内容で、昭和の児童文化・特撮ブームを象徴する名作です。監修は国立科学博物館の理学博士・尾崎博氏、指導は科学教育家の相島敏夫氏。恐竜復元画の転換期にあたる時代の貴重な図鑑であり、実在する生物と創作怪獣を同列に紹介する構成はこの時代特有のものです。

ブロントサウルス、ステゴサウルス、プテラノドンなどの精密なイラストや生態解説、赤刷りの構造図、折込の進化図など、内容は非常に充実。印刷・製本ともにしっかりしており、今なお鑑賞価値の高い仕上がりです。昭和レトロなデザイン、手書き文字や色使いも含め、当時の学習文化資料としても人気が高く、特撮ファンや恐竜コレクターにも評価されています。

こちらは1970年印刷・定価390円の第4版。ページ破れ・書き込みはなく、綴じの緩みもなし。表紙にはスレ・角傷み・軽いシミなど経年感がありますが、中面の発色は良好で、折込図も残存しています。函・帯・付録は欠品。総じて“並上〜良品”クラスの保存状態といえます。50年以上前の書籍としては非常に良好です。

市場では初版〜第4版までが特に希少で、昭和40年代発行分はコレクター需要が高く、美品では1万円以上で取引されることもあります。教育・特撮・恐竜ジャンルを横断する内容で、研究・展示・資料価値も高い一冊です。

【発行】小学館／昭和45年印刷（Printed in Japan 1970）
【構成】全88頁・B5変型・ハードカバー
【状態】経年ヤケ・スレ・シミあり、ページ良好、折込図あり
【備考】他販路でも出品中につき売切れ次第終了。リユース梱包・プロフィール必読でお願いします。

For international collectors: Rare 1970 Shogakukan “Why & What Science Picture Book Vol.1 Dinosaurs and Monsters.” A classic Showa-era science art book admired for its early paleoart and kaiju crossover appeal.

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