1965年生まれの元来はペルー出身の女性フォーク歌手で、当初はギターの弾き語りスタイルでキャリアを開始したものの、フランスはブルターニュ地方のケルト系、いわゆるブルトン人としてのアイデンティティーを音楽性の出自としたハープ奏者、アランスティーヴァルのレコード(Renaissance de l'harpe celtique) を聴いた事がきっかけでハープ奏者へとシフトしたというOlatz Zugastiの、99年発となるソロ名義作。リリーズは辺境プログレ好きには有名なバスクのElkarレーベル傘下のフォーク系レーベル、Elkarlaneanからで、LP盤は存在せず。ペルー出身ではあるものの現在ではスペインのバスク州ギプスコア県にあるエルナニ地区に移住しているらしく、というのもバスク出身の著名歌手でプログレ筋にも人気の高いBenito Lertxundiに見だされて、この人のバックバンドへ起用されてライブツアーへ参加し、さらにスタジオ録音にもレギュラーメンバーとしてハープの弾き語り奏者として参加しているという事なので、その活動拠点でもあるバスク州へといった当然の流れ。本作の編成は基本的にOlatz Zugastiのハープとヴォーカルだけで特にキーボード類やピアノ、リズムセクションなどの参加は無しという、90年代以降のフォーク系では全く珍しくなってしまった本当の意味での弾き語りスタイル。ただし楽曲によっては木管、タンバリン、ヴァイオリンやストリングセクション、タブラが味付け程度に入る場面もあり、この辺は単なるフォークリヴァイバル系には陥らないような工夫が周到にされてもいる引きの美学が行き届いたアレンジメントの妙技。ヴォーカルパートに着目すればスペイン語ではなく、バスク語で歌われている点も注目ポイントで、どこか一点を見つめたまんま意識が別世界へと飛んでいちゃってる感じの透明感のある歌声と深い音色のハープの爪弾きが合わさって、女性ヴォーカル系モダンフォーク作としては当然のようにケルトフォークも守備範囲のプログレ好きなら溜息の出るような絶品内容。OLATZ ZUGASTI-bulun bulunka(elkarlanean)
コンディション:★盤は中古盤として並品(軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し)、ジャケットは中古盤として並品(目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり)、プラケースは中古盤として並品(スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります)★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★
★送料(ユウメール):CD1枚¥180、CD2枚¥215、CD3枚~4枚¥300★郵便料金改定に伴いまして(CD5枚以上は枚数制限無し)及び(LP盤1枚~2枚)は定形外郵便(規格外)での扱いとなります。送料は¥500★